ぽっこり下腹や、くびれのないずん胴ウエスト、太ももとつながっただるだるヒップ。ダイエットしてもどうにも解決しなくて、あきらめモード突入...なんてお嘆きのみなさん、ちょっと待ってください! それ、骨盤のゆがみが原因かも。骨盤のゆがみがもたらす体型への影響についてアピア均整院代表 松岡博子先生に教えていただきました。
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崩壊した体型の原因は骨盤のゆがみにあり!?
「私たちが体を曲げたり、立ったり座ったりできるのは、背骨が柔軟に動き、骨盤がそれを支えているからなのです。ところが、背骨や骨盤が柔軟に動くということは、それだけゆがみやすいということ。
例えば、脚を組んで座る、左右片側ばかりでバッグを持つ、猫背で歩くなど、日常生活の悪いクセが積み重なるだけで、背骨と骨盤は簡単にゆがんでしまいます。すると、体にさまざまな不調が出現。頭痛、肩こり、生理痛、やせにくい体…。今まで理由のわからなかった不調の多くは、体のゆがみが原因と考えられるのです。
骨盤や背骨がゆがむと、内臓や各器官につながる神経が集まる脊髄神経を圧迫。内臓の働きまで低下させ、不調を生み出しているのです」と松岡先生。
姿勢が悪いことを自覚していたり指摘されたことのある人は、体の不調や体型の悩みに思い当たる節がありませんか? では、ゆがみがあると、どうしてボディラインが崩れ太りやすくなるのでしょう。
「体を1本のホースに例えると、ねじれのないホースなら水はスムーズに流れます。一方で、ねじれたホースでは、ねじれた部分に水がたまって、大きく膨らんでしまうのです。
ゆがんだままフリーズした骨盤は、ねじれたホースと同じ。ゆがみにより下腹部の内臓が圧迫され水分代謝が悪くなり、血液やリンパの流れが滞ります。そのため、お腹や下半身を中心に、老廃物がたまって、どんどん太くなるのです。
また、女性の骨盤は生理周期に合わせて開閉をくり返しているので、男性よりもゆがみやすくできています。つまり、正常な位置に戻りやすい柔軟な骨盤作りこそが、ダイエットには不可欠。『立ったまま骨盤たたき』なら、骨盤の動きを柔軟にして、やせやすい体に生まれ変われます!」(松岡先生)
「立ったまま骨盤たたき」のやり方
毎日30秒ずつ行うだけで、体のゆがみが正され、みるみる下半身に変化が!
※この体操は生理中、妊娠中は行わないでください。
<1>イスの背から半歩ほどうしろに立ち、イスの背に両手を置き、脚を腰幅に開きます。イスがなければ、壁に手をそえて行ってもOK。
<2>息を吐きながら、左足のかかとで左のお尻の中央を痛くない程度にたたきます。左足を床に戻したら、次に右かかとで右尻をたたいて。左右交互にゆっくり30秒たたきます。最後にたたきやすいほうの足だけプラス3回たたいて。(慣れてきたらイスはなしでもOK)
<これはNG!>かかとをお尻につけようと、イスに寄りかかったり、体を横に傾けてはダメ。体は常にまっすぐに。
いかがでしたか? 2ステップで行えるのでとっても簡単ですよね。最初はお尻がたたけない人も3~5日ほど続ければ、たたけるようになるそう。骨盤のねじれをなくし、スムーズな代謝で下半身やせをめざしましょう!
撮影/森崎一寿美(ピーピーアイ) ヘア&メイク/坂部めぐみ(メーキャップルーム)
モデル/米持愛梨 文/FYTTE編集部
衣装/ブラトップ¥4200、レギンス¥6200/Hurley(☎03-5412-1781)