子どもの頃楽しかったトランポリン。大人になると無邪気には跳べないものですが、アメリカでは大人用のエクササイズとしてミニトランポリンが流行中。日本でもジワジワと広まってきているようですが、思いのほか、ラクにできるのに運動効果が高いみたい。アメリカのお宅を取材しつつ、最新ミニトランポリン事情をレポートします。
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アメリカの子供達の遊び道具だったトランポリンが、大人のエクササイズとして登場
映画の中などでアメリカを覗き見る時に出てくるのが一軒家の庭先にあるバスケットゴール。そのバスケットゴールの様に最近人気が出てきているのがエクササイズ用のミニトランポリンです。トランポリンと言えばこれもまたアメリカの一軒家を象徴する物として、裏庭に数人で一度に乗って遊べる大きなトランポリンが有名ですが、そのミニサイズを家の中に置いて運動をするのに使い、健康管理に役立てている人が増えています。
このトランポリンエクササイズに必要なのは、小さな一人用サイズのトランポリン。お値段も30ドル~とお手頃なので気軽に試せます。大手スーパーのスポーツコーナーで見つけられるほどメジャーで、誰でも簡単に始めることができます。
トランポリンの無理の無い運動が体に優しい
自宅のちょっとしたスペースに置ける小さなトランポリンは外に出るのが面倒だったり、雨の日でも自宅で運動ができたら、と思う人たちに重宝がられています。
子供の頃に飛んで遊んだ記憶がある人も多いはず。飛び跳ねると言う意味からリバウンディングと呼ばれ、様々な運動スタイルが考案されています。トランポリンではバランス感覚が養われ、下半身の筋肉を強化することが期待できます。
また、トランポリンを使って飛び跳ねながらジョギングをすると、外で走るより、骨や関節への影響が少なくなり負担が軽減されると言われています。無重力の様に本来の体重が軽くなった感覚でできるので、ラクだし、ちょっと不思議で面白いエクササイズとして人気です。
また、10分飛ぶとランニングマシーンで30分走るのと同じ、30分飛ぶとお茶碗一杯分のカロリーが消耗されるなどの効果が言われており、週に3回程、行うことを目標にすれば、十分なダイエット効果もありそうです。
アメリカで実際使われているトランポリンエクササイズをご紹介
では実際に、アメリカでミニトランポリンがどのように使われているのかと言うと、一戸建ての場合、一般的な家には地下室があり、その地下室に置いて自由に飛んでいます。
今回取材したお宅の地下室には大きな鏡張りのスペースがあり、そこにはトランポリン、バランスボール、ウエイトなどが置いてあり、まるでスポーツジムのよう。いつでも運動ができるスペースとなっていました。自分に合ったウエイトを持ち、腕を鍛えつつ軽くトランポリンを飛んだり、ジョギングしたりしながら足腰も鍛えるため、一石二鳥です。
ミニトランポリンは持ち運びも便利なので、テレビの前に置き、トランポリン運動の動画などを見ながらマネをしたり、好きな番組を見ながら運動を長く続けて、持久力を養うなどいろいろなアイディアが生まれ、ミニトランポリン愛用者から重宝がられています。
写真・文/脇方真由美、ホリ・コミュニケーション