「プロが自腹買いしたいと太鼓判! FYTTEヘルスケア家電&グッズ大賞2018」の筋トレグッズ部門でみごと第1位に選ばれた「グッド・コア」。一見しただけでは、どのような筋トレができるのか見当もつかないユニークな形状の「グッド・コア」。開発メーカーであるモダンロイヤル社への取材で、じつに画期的なアイテムだということがわかりました。特に「お腹を引き締めたいけれど、筋トレは苦手で…」という人は注目です!
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■脚を上げるだけでお腹周りの筋肉が“一度に”鍛えられる!
使い方はとても簡単。グッド・コアをお尻の下に敷いて脚を一度胸に引き寄せ、垂直に上げるだけ。「え?これだけでトレーニングできるの?」と思いたくなりますが、じつはこの“脚上げ”が大きなポイント。
「シットアップのような一般的な腹筋運動の場合、使われるのは主にお腹の真ん中にある腹直筋です。ところが脚を上げる動作では、体のバランスを取ろうとするため腹直筋だけでなく、お腹の脇にある腹斜筋も同時に刺激することになります。つまりお腹周りの筋肉を効率的にトレーニングできるわけです」(モダンロイヤル社・中村千加志さん)
■つらくない!きつくない!腰も痛めずトレーニングがラクラク
何も支えがない状態で脚上げをやろうとすると、腰に力が入って腰が反ったりお尻が浮いたりしてしまいがち。この状態だとお腹以外の部分に余計な負荷がかかるだけでなく、腰まで痛めてしまう恐れもあります。でもグッド・コアの場合は、ゆるやかなカーブの部分が腰にフィットして骨盤を安定させてくれるため、腰への負担が大幅に軽減されるうえに、無理に力を入れなくても脚が上がるようになるとのこと。これなら腹筋が弱くても、ラクにトレーニングができますね。
■「より高いトレーニング効果が期待できる」その理由は?
さらに驚くべきは、そのトレーニング効果です。この商品の発案者であるプランナーの福島誠さんは、「実際に筋肉の活動量を計測したとき、その数値に驚いた」といいます。
「グッド・コアを使ってもらい、お腹周りの筋肉の総活動量を計測したところ、一般的な腹筋と比較すると、被験者3名の平均で159%も上回っていました。たしかにシットアップのほうが負荷は大きいのですが、その負荷は一時的なものであるのに対し、脚を上げている状態になると、継続的に負荷がかかるためだと考えられます。お腹周りの筋肉が常に使われているということですね」(福島さん)
上の筋電図はシットアップ(起き上がる腹筋)を行った場合、下の筋電図は脚を垂直にあげた場合。シットアップは起き上がるときに瞬間的に筋肉を使うが、そのほかのときはほとんど腹筋が使われていないが、脚上げの場合、ずっと一定の負荷がかかっていることがわかります。
同社でモニターを募り、1か月間このグッド・コアを使用してもらったところ、「最初は腹筋運動が全然できなかったのに、これを使い続けたらシットアップができるようになった」というケースもあったそう。
■腹筋だけじゃない! 1台でいろんな使い方ができるのも魅力
グッド・コアをよく見てみると、何か所かに突起部分も見られます。
中央部分に2つのこぶと、4方向に伸びている部分の先端にも突起があります。これはどういう使い方をするのでしょうか?
「まず、中央の突起に関しては腰に当てたとき、ちょうどいい感じでツボに当たるようになっていて、これがまた何とも心地いいんです。腹筋しないときでも、イスにおいて、これによりかかるだけでも突起がほどよいマッサージ効果を生んでくれます。四隅の突起に関しては、持ち手として使うときにはつかみやすく、ここで足裏のマッサージを行うこともできます。ほどよい刺激になるように、突起の素材や形にもとてもこだわっているんですよ」(中村さん)
腹筋以外にも、この上に座ったり、足を乗せたり、お腹にあてたりと自由自在。
お腹に当てると、2つの突起がいい感じでツボにあたって刺激してくれます。腹筋メインで使っていても、長く愛用するうちに少々飽きてくることもあると思いますが、そんなときはバラエティに富んだ使い方ができると、“たんすのこやし”にならなくてすみますね。
その形状から使い方にいたるまで、「専門家やプロトレーナーの監修を受けながら、改良を重ねてきた」というグッド・コア。
「現在は主にTVショッピングやネット通販で販売していますが、購入してくださったお客さまから、“腰に不安があったけれど、これなら安心して筋トレができる”というお声を多数いただいています」(中村さん)。
見た目はコンパクトながら、その実力は想像以上です。「今度こそ、このたるんだお腹を何とかしたい!」と考えている人には、このアイテムが強い助っ人になってくれそうですね。
撮影/我妻慶一 取材・文/みうらえりこ