運動する時間があったらそのぶん寝たい…と思うほど、運動する時間がとれない多忙な人もいるはず。だけど、心のどこかで「体を鍛えなきゃ!」と思っているのなら、電車やバスに乗っている毎日の通勤時間を有効に使ってみませんか?
今回は、立ちっぱなしの状態のままできて、お腹を鍛えるのに効果的なストレッチをコンテンポラリーダンサーの得居幸さんに教えていただきました。
Contents 目次
<ステップ1>あえてつり革なし! ぽっこりお腹を鍛えるストレッチ
お腹のストレッチは、あえてつり革にはつかまりません。電車の揺れをお腹の力を使ってバランスをとりながら行うと、より効果的です。
むずかしい場合は、つり革につかまっても構いませんので、体と相談しながらやってみましょう。
まず最初に、両足を軽く開いて立ちます。目安はこぶし半分ほど。背すじをピンと伸ばして、両足に同じだけ体重がかかるように意識しましょう。
息を吐きながら、ゆっくりと片足に体重をかけます。反対の足は、軽くつま先を床につけて。
このまま息を吐きながら、お腹でバランスをとるように意識。息は、おへそを背中へ押しつけるように吐ききります。息を吐ききった状態で8秒ほどキープ。
呼吸を戻したら、ゆっくりと両足に体重を戻します。この流れを左右で1セットとして、3~5セットくり返しましょう。
お腹の奥からじんわり熱くなってきたら、正解です(得居さん)
<ステップ2>プヨプヨなわき腹を鍛えるストレッチ
両足はこぶし1個分ほど開いて立ちます。このとき両足に同じだけ体重をかけて、背すじをピンと伸ばします。
バッグなど荷物はまず右手に持ち、左ひじは伸ばしたまま。
息を吸いながら、荷物がどんどん重くなるイメージで右へと少し傾いたら、今度は息を吐きながら、わき腹で引き上げてくるように元の位置まで戻します。
この流れを右だけ5回くり返しましょう。
右が終わったら、次は荷物を左に持ちかえて同様に行って。
左右で1セットとし、3セットを目安に行いましょう(得居さん)
<ステップ3>くびれを作る、ウエストを鍛えるストレッチ
両足を軽く前後に開いて、バランスをとります。
背すじは伸ばして荷物を右手に持ったら、左手はウエストに巻きつけます。
息を吸って、吐きながらゆっくり右斜め後ろへ振り向きます。手も、わき腹後ろへスライドさせていきましょう。
外の景色を見ながら10秒ほど数えたら、ゆっくり戻って今度は逆を行います。これも左右1回ずつ行いましょう(得居さん)
立っている時間=トレーニング時間だと思えば、座れなくても残念には思わないもの。
次回は『脚を鍛えるストレッチ』をご紹介します。
取材・文/高田空人衣