3歳のころからバレエを続けてきた城山珂奈見(かなみ)さん。ダイエットに悩む女性の皆さんに伝えたいとバレエの動きがベースにあるメソッド『プリエボディ』を考案。現在はレッスンをはじめとし、インストラクターの育成、ボディメイク講師として活躍中。
プライベートでは今年、第4子を出産。子どもを産んでもキレイで健康的な体づくりをテーマに、産後のボディメイクの指導も行われています。
今回は、「二の腕」がテーマ。すっきりとした二の腕を手に入れるためのエクササイズを教えてもらいましょう!
Contents 目次
二の腕やせを目指すには、トレーニングする場所に要注意!!
こんにちは! バレリーナのような体をつくるボディメイク講師の城山珂奈見(かなみ)です。
今回は、女性が気になる場所のひとつ、「二の腕」をテーマにしています。
「ほっそり、すっきりとした二の腕」になりたい、という声をよく聞きます。特に薄着になる季節、腕のラインも気になってくるころ。今の時期からトレーニングを始めていけば、あせらずに自信を持って夏を迎えられますね!
さあ、張り切って腕のトレーニングを! と始める前に。じつは腕のトレーニングはトレーニング方法を注意して選ばないといけない要注意部位なのです。
というのも、トレーニングする筋肉の場所を間違えてしまうと、ほっそり二の腕を目指してせっかくトレーニングをがんばったのに、「脂肪は落ちたけれど、なんだか腕がガッシリたくましくなった」ということがあるからです。
ポイントは、腕の外側の筋肉には負荷をかけないようにして、ちょうど「ふりそで」と言われる、腕の内側の筋肉にピンポイントで負荷をかけていくことです。
きゃしゃな印象でありながら、すっきりと引き締まった肩から腕のラインを手に入れるために今からお伝えするトレーニングの注意事項をよく見ながら、試してみてくださいね。
(1)体操座りの状態でひざを立てて座る
体操座りの要領で、ひざを立てて座ります。左右のお尻の骨が床に垂直についているようにしましょう。背すじは伸ばしておきます。頭が天井に引っ張られているようなイメージをするとよいでしょう。
(2)両手を床につく
両手を体のわきの床につきます。手をつく位置は、だいたいお尻の少し後ろ辺りです。
<POINT1>
「ほっそり腕」のためのポイントひとつ目が、手の向きです。
指先が進行方向に向くようにしましょう! 指先が内側(自分の体のほう)へ向いてしまいやすいのですが、まっすぐ前、です。こうすることによって「ふりそで」部分に効きやすくなります。
(3)両ひじを曲げる
両ひじを曲げます。このとき、上半身はまっすぐのまま手に体重をかけていきましょう。背中に板が入っているイメージです。背中が丸くなったり、腰が反ったりしないようにします。
<POINT2>
「ほっそり腕」のためのポイント2つ目が、ひじを曲げる向きです。
両ひじは、まっすぐ真後ろに引きながら曲げていきましょう。意識しないと、ひじは外に向かって広がっていきます。ひじが開かないように、わきをしめたまま、まっすぐ真後ろに引いていきます。背中にも力が入るくらい、ひじを真後ろに引いていくとよいでしょう。
注意)背中が丸くならないように!
(4)ひじを曲げ→伸ばしをくり返す
(2)(3)の姿勢を両ひじを曲げ→伸ばししながらくり返します。
10〜15回を3セット程行いましょう。POINT1とPOINT2に気をつけて行うと、腕の内側にピンポイントで効いている感覚が出てくると思います。
もし、余裕があるからもっと負荷を上げたい、という人は、この動きをお尻を上げた状態で行ってみてください。手のひらと足の裏で床を押すようにしてお尻を上げると、より腕にしっかりと体重をかけてトレーニングを行うことができます。
ほっそりと引き締まった二の腕を目指して、ぜひ試してみてくださいね!