体がかたくて柔軟性に自信がなかったり、体のあちこちを痛めた経験があると、運動をしたい気持ちがあっても、なかなか行動に移せなかったりしますよね。
そんな気持ちをあと押しして、即座に行動につなげてくれるものに注目! それは、「ペットボトル」。
ペットボトルに水を入れて運動に活用することで、可動域を広げることができたり、ムリなく負荷をかけることができるため、ちょっとの動きで達成感のあるエクササイズができるのです。
そこで、コンテンポラリーダンサーの得居幸さんに、ペットボトルを使ってできる効果的なエクササイズを教えてもらいました。第1弾は、上半身にフォーカスしたエクササイズ。ではさっそく見ていきましょう!
Contents 目次
上半身エクササイズ <背中編>
両脚を肩幅より少し広めに開いて立ち、ペットボトルを両手で横に持って天井方向に持ち上げます。
この姿勢をキープしたまま、腰から前に90度倒しましょう。背中が床と平行になる状態で5秒キープ。上半身の形を崩さないように最初の姿勢へ戻ります。
腕を下ろしていったん休憩したら、再び最初の姿勢に戻ってスタート。この流れを1回として、まずは5回を目安にやってみましょう(得居さん)
上半身エクササイズ <ウエスト編>
両手でペットボトルを横に持ち、両足のかかとを床にしっかりつけて、つま先を外へ向け、まっすぐ立ちます。左足のつま先と右足のかかとが重なるように右足を一歩前に踏み出します。
息を吐きながらウエストから左側へゆっくりとひねり3秒キープして、中央に戻ります。この流れを4回くり返したら、足を変えて、右側へ4回ひねりましょう(得居さん)
上半身エクササイズ <バスト編>
床にあお向けになった状態でひざを立てて、両手でペットボトルを持ち、両腕は頭上へ伸ばします。
息を吐きながら、ペットボトルを肩の真上まで持ち上げます。このとき、胸の筋肉を使っている感覚を意識して。
息を吐ききったら、今度は息を吸いながら、ひじが曲がらないように元の姿勢に戻ります。この流れの上げ下げを1回として、まずは20回がんばってみましょう(得居さん)
ペットボトルのエクササイズは、ペットボトルに入れる水の量や、ペットボトルの大きさによって、負荷をコントロールしやすいところも魅力のひとつ。
次回は、下半身にフォーカスしたエクササイズをお届けします。
取材・文/高田空人衣