ダイエットやスタイルアップのために、日々美ボディづくりに努力しているけど、全然改善されない…。そもそもこのトレーニングを続けていて体の悩みは改善されるのかな…なんて疑問を解消するためにはじめたパーソナルトレーニング。
今回は、体の動きや変化、柔軟性についての最終チェックです。早速レポートしていきます!
Contents 目次
「美ボディ」づくりのための動作チェック!
2か月間と決めたトレーニングもいよいよ最終回。
最終日では、ステップ1で行なった動作チェックを行い、現状の体の動きや変化を見ていきます。
これまでの記事で何度も言ってきたことですが、自分の体を変えたいとか、ヨガポーズやダンスの動きを高めたいなら、まずは自分の体の現状を知ること。体に問題があれば、その問題を解決できるトレーニングをすることが、理想の体づくりやパフォーマンス向上においてとても大切なことです。
では、早速チェックしていきましょう!
自宅でも簡単にできる動作チェックなので、試してみてください。
〜上体反らし〜
まずは両手をバンザイしたまま行けるところまで上体を反らします。
次に、両手を腰に当てた状態で上体を反らします。
【伊藤さんコメント】
2か月前と比べて特に首の関節の動きがよくなり、あごがスムーズに上を向くようになりました。背中の動きもよくなっています。以前は腰が詰まって反り方でぎこちない感じでしたが、全体的に背骨が曲線になりました。バンザイしている両手の角度も以前に比べて後ろへ倒れるようになりましたね。
〜体を左右にひねる〜
両脚を閉じてまっすぐに立った状態で、腕はまっすぐ自然な状態で体側に置きながら左右に上半身をひねります。反対側の肩が見えるのが理想的なひねり。
【伊藤さんコメント】
2つの写真を見てもわかるように、特に右側へねじるときの首の動きがよくなり、同時に体全体のひねりもよくなりました。以前は腰を反りながら体をひねるというあまりよくないひねり方をしていましたが、腰を反るくせがなくなり、その上にある胸椎(きょうつい)からねじれるようになりました。ちなみに、腰椎(ようつい/腰骨の関節)は構造上、ねじるという動きには不向きな関節なんです。腰椎からひねってしまう動きのくせがある人は、腰痛を引き起こしたりするリスクもでてきます。
〜椅子に座って前屈〜
背すじをまっすぐにして、椅子に浅く座り(足裏が床にぴったりつくくらいの位置)、脚を開きます。開いた脚の中に上体を行けるところまで入れていきます。このとき、お尻が椅子から離れないようにします。
【伊藤さんコメント】
理想的な屈折は上の写真のように太ももとお腹がピタッとつく感じです。また、背骨からお尻までなめらかなCカーブ曲線が作れていることです。今回、マチさんの前屈は、ほとんど変化は見られませんでした。これは股関節屈曲の動きに制限があるからです。股関節の可動域が改善すれば、よりスムーズな動きになってきます。その課題については股関節のエクササイズで改善していきましょう!
【結果レポート】
自分の体と向き合った約2か月間。調子が悪いときや体が疲れてエクササイズを休んでしまった日もありましたが、トレーニング期間は教えていただいたエクササイズや動きを意識しながら過ごしました。
その結果、2か月前と見比べてみると、大きな変化は見られませんでしたが、日々の運動習慣で実感したことはたくさんあります。
・体を丸めるときや首を回すストレッチをする際、ひとつずつ関節を意識しながらていねいに動かすことができるようになった。
・以前できなかったヨガのポーズが少しずつできるようになった。
・この2か月間で周囲から「やせたよね?」「姿勢がよくなった」などとほめられることが多かった。
・自分のできないこと、できることを理解して自分の体と向き合いながらエクササイズをするほうが、以前よりもはるかに楽しい、ということ。
振り返ってみると少しずつ改善していることが実感できるので、その喜びを大切に引き続き、継続あるのみです。
まとめ
「現状チェック→トレーニング→見直し→トレーニング→現状チェック」この流れを2か月、4か月、半年…1年と定期的に行うことで、自分の体をムリなく着実に変えていくことができます。また、チェックする時間を作ることで、間違った動きやエクササイズの見直しができ、自分に合ったトレーニングを行うことができます。
今回の最終動作チェックでは、今までの問題点を踏まえてメジャーポイント(体の主な問題点)も見直していただきました。
〜メジャーポイント2つ〜
【1】股関節の動きがかたい
【2】肩まわり、特に広背筋(こうはいきん)の柔軟性が低い
この2つのメジャーポイントに対して行うことは、股関節と広背筋の可動域を広げることだそうです。
次回の記事では、股関節と広背筋の動きをよくする最終エクササイズをご紹介していきます!
取材・文/FYTTE編集部