夏が過ぎて秋へと季節が変わる今の時期は、夏の疲れがどっと体に現れてくるタイミングでもあります。体のなかでも、とくに疲れがたまっているのが内臓。冷たいものを飲んだり食べたり、帰省などで人が集まる機会が多い夏は、体に負担がかかる飲食の積み重ねで、想像以上に内臓を疲れさせているといえます。
この内臓疲れをすっきりさせるには、食生活改善と同時に運動をとり入れることが効果的! しかし、キツくてハードな運動はムリ!という女性は多いもの。そこで今回は、ハードすぎない動きで効果を感じられるエクササイズを、コンテンポラリーダンサーの得居幸さんに教えていただきました。
Contents 目次
内臓デトックスエクササイズ ステップ<1>
床にあぐらをかいて座ります。あぐらがツライ人は正座でもOK。
両手の中指をみぞおちに添えます。場所の目安は、胸の中心から指3本分下あたり。
たっぷり息を吸ってお腹と胸を引き上げたら、ゆっくり7つ数えながら息を吐きます。息を吐くとき、みぞおちの力を抜きながら背中を丸め、両手でみぞおちをやさしく押し込みます。
この流れを目安として3〜5回くり返し、みぞおちをやわらかく動かしていきます(得居さん)
内臓デトックスエクササイズ ステップ<2>
足のつま先とひざを外向きにして、両脚を肩幅より広めに開いて立ちます。
右ひざを大きく曲げて体重をのせ、右手を太ももにそえて、上体のバランスをとりましょう。
手のひらが天井へ向くように、左手を右ななめ上に向かって伸ばし、ゆっくりとした呼吸を3回くり返しましょう。
曲げている右ひざを戻しながら元の姿勢に戻り、反対側も同様に行います(得居さん)
内臓デトックスエクササイズ ステップ<3>
床にあお向けに寝たら両ひざを立てて、手の平が外側へ向くように頭の上で両手を組みます。
息をたっぷり吸い、吐きながら両ひざを右へ倒します。このとき両手は頭上にまっすぐ伸ばして引っ張ります。
息を吸いながらひざを元に戻して、今度は左側へ倒し同様の流れで行って。この流れを左右で1セットとし、目安として5セット行いましょう。
最後に両足の裏をつけられる人はつけたまま、両ひざを外側へ開き、両手は首のうしろにそえて、深呼吸を3回しましょう(得居さん)
お風呂上がりや就寝前の習慣にして、内臓デトックスを行ってみてくださいね。
取材・文/高田空人衣