脚のラインが美しい女性はいくつになっても憧れですね。でも、「もうミニスカートなんて履かないし!」と年齢を重ねるごとにあきらめていくのも脚。そんななか、30代になってから美脚を手に入れたという女医の丸田佳奈先生に、すぐマネできる脚痩せワザを教えていただきました。
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10代、20代よりも30代で納得できる脚のラインに!
産婦人科医の丸田佳奈です。
今回はボディライン、特に女性が気になる脚のお話です。
脚痩せは女性の永遠のテーマではないでしょうか。私も思春期以降はずっと足の太さに悩まされて来ました。私が中高生の頃はミニスカート全盛期で、周りの友人たちも皆こぞって履いていましたが、足が太かった私は親にも「太い脚は出すな」と言われ、泣く泣くミニスカートを断念した思い出があります。
20代になってからも足の太さの悩みは変わらず、ダイエットに成功して体重が落ちても脚痩せがかなうことはありませんでした。
30代までは脚の細さは「産まれもったもの」であり、「運動すれば筋肉が張って脚が太くなる」と思っていました。20代後半、「医師になり手術で立ちっぱなしの生活が続けば筋肉がパンパンになり脚が更に太くなるのでは…」と心配していました。
今はほぼ満足のいく脚のラインを手に入れられ、思えば若い頃の考えやケアはだいぶ間違っていたなと思うことが多々…。
実は『部分痩せ』は医学や科学では証明されていません。そんな方法が見つかれば、発見者は今頃大金持ちで世の中の女性はみんな美脚、脚痩せ方法は一つに絞られているはずです。
しかし、「経験」から成り立っている健康法や美容法もたくさんあります。
30代から生活を変えて、脚痩せを手に入れた私独自の方法をちょっとご紹介しますので参考になればと思います。
脚を動かし、刺激を与えることが美脚への近道
30代以降意識して変えたポイントは、脚全体をまんべんなく使うことです。普段使わない部分を使い、使い過ぎる部分は少し休ませ、脚全体でバランスをとるようにしました。
よく誤解している人がいますが、筋トレをすると確かに筋肉が一時的に肥大し脚は太くなります。ですが、脚痩せで目指すのはそもそも『ぜい肉=皮下脂肪を減らすこと』。筋肉が痩せ細った美脚とは程遠い ただ細いだけの脚が欲しいわけではありません。
そういった意味でも、適度な筋トレは美脚には必須。スクワットをして脚全体の筋肉を動かしています。太ももの前面やふくらはぎは、筋肉が張るけれども普段意外と動かしていない部分です。スクワットの良いところは下半身だけの運動なので何かをしながら出来ること。顔のスキンケアをしながらでもできます。回数が多いと辛いだけでなく、常に筋肉が張っている状態になってしまうので、週に1~2回、20~30回を目安にしています。
お風呂で体をボディソープで洗う時は、脚の前面と後面を強めに下から上へ絞り上げるようマッサージするように洗います。血流やリンパ液の流れをよくし筋肉のコリやむくみを解消しています。体は毎日洗うため、洗い方をちょっと工夫するだけなので毎日続けられます。
食生活や靴の選び方にもコツがある
タンパク質と脂質は必ず適量を摂取します。脚には大きな筋肉が集まっており、その筋肉の材料と燃料はタンパク質とエネルギーです。筋肉を有効に使えば、引き締まったラインを手に入れることがでます。私のおすすめは鶏団子です。ササミや胸肉より飽きにくく、脂質も適度にありいろいろな料理に使えます。ポイントは塩分を控えめにすること。調理法も鍋などで薄味を心がけましょう。
靴の底は薄すぎないように、ヒールは高すぎないようにし、いろいろな靴を毎日履き替えます。立つ時や脚を組む時は意識して脚を組み替えるようにし、偏らないようにします。様々な動きを加えるほど脚全体をまんべんなく使う事になり筋肉や血流・リンパの流れが偏らないようになります。
脚痩せを目的としたケアで、生活に取り入れやすく続けやすいものを紹介してみました。参考にしてみてくださいね。