女性ホルモンが正常に分泌されることは、見た目の若々しさだけでなく健康な体をキープするために大切なこと。だからこそ、年齢を重ねるにつれて女性ホルモンが減っていくことをそのままにせず、増やす努力をする必要があります。そう、女性ホルモンアップには運動も必要! そこで今回は、骨盤を調整しながら女性ホルモンのアップを目指すエクササイズを、バレエダンサーの武田亜希子さんに教えていただきました。
Contents 目次
女性ホルモンアップエクササイズ ステップ<1>
まずは、座った姿勢で行うエクササイズです。
床にお尻をつけ、あぐらをかいてラクに座ります。両手は手のひらを天井側に向けて軽く重ねて。
息を吐きながら、手のひらで床をこするように上半身を前方へ倒していきます。速さは必要ありませんので、ゆっくりと体をストレッチして。
しばらくこの状態をキープします。
そのまま体勢を変えずに上半身を右側へ倒していきます。
しばらくキープし、体勢を変えずに床を手ですりながら体の正面を通って、左側へ倒します。再び正面に戻してから、ゆっくりと上半身を元の姿勢に戻して。
前脚を入れ替えてあぐらを組んだら、同様の流れをほどよくくり返しましょう(武
田さん)
女性ホルモンアップエクササイズ ステップ<2>
続いては、立った姿勢で行うエクササイズです。
足幅を広めにとって両手は腰に添え、全身の力を抜いてラクな姿勢で立ちます。
左、前、右、うしろ…と、それぞれ腰を最大限傾けるよう意識して。このとき、ひざがつっぱったり力が入らないように注意。速さも必要ありませんので、大きくゆっくり行うと効果的です。
5周回したら逆回しも行って。目安として左右5周×3セットをくり返しましょう(武田さん)
女性ホルモンアップエクササイズ ステップ<3>
最後は寝た姿勢で行うエクササイズです。
あおむけに寝たら両脚を浮かせ、左右のひざを上下にずらしてひざをラクに曲げます。このとき上半身がブレないようにお腹に力を入れましょう。
ずらしたひざの位置を変えないまま、外へ向かってそれぞれ半円を描くようにひざを大きく回し、元の位置に戻します。脚を上下入れ替えたら、同様の流れを行って。
この動きをするときに気をつけたいポイントは、股関節から大きく回すこと。そして上半身がブレないように、お腹に力を入れて引き締めておくことです。
スピードは必要ありませんので、大きな円を描くようにていねいに動かしてください。この流れをほどよくくり返してくださいね(武田さん)
前回の初級編よりちょっぴりレベルアップした中級編はいかがでしたか? 骨盤を整えるエクササイズだから、猫背や反り腰など姿勢が悩みの人はとくにチャレンジしてみてくださいね。
取材・文/高田空人衣
【取材協力】
※ 武田亜希子…日本女子体育短期大学舞踊専攻卒業。
様々なバレエ公演、TV、イベント、テーマパークダンサーや振り付け等を経験後、現在はクラシックバレエを中心にピラティス、ジャズダンスの講師として活動中。