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思考を変えて「令和こそ、引き寄せ体質になる!」ための生活習慣

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思考を変えて「令和こそ、引き寄せ体質になる!」ための生活習慣

新時代・令和を迎え、“これまでの私”から“新しい私”になりたいと誰もが思っているはず。でも、幸せを引き寄せるためには、思考や言動の悪いクセがしみついていては難しいのです。
つまり、引き寄せを起こすためには「心がゆったりとして穏やかであること」が大前提。でもいったいどうすれば幸運を引き寄せられるの?
皇村 祐己子さん、皇村 昌季さん共著の『最高のしあわせをつくる 引き寄せヨガ Perfect Book』から引き寄せ体質になる考え方や生活習慣を紹介していきます。

Contents 目次

引き寄せ体質になるのは生活習慣も大事!


引き寄せ体質になるには、引き寄せヨガにプラスして、よくない言動や思考のクセを普段から修正していきましょう。
「心を湖に例えると、湖面の波立ちを鎮めるのがヨガ、湖の水質を透き通らせるのが普段の言動です。そうすることで湖底の潜在意識を捉えることができるのです」と皇村さん。
全てを一度にしなくても良いので、思い当たるものから試してみましょう。

どうせ、私なんて…が口ぐせ→自分をほめる習慣をつける


「どうせ私なんか、モテない」とか、「どうせ私なんて、この程度」とか、“私なんて”がログセになると、引き寄せは起こりません。このようにセルフイメージ(自己評価)が悪い人は、「どうせ失敗する」と無意識に思っているので、せっかくのチャンスを素直に受け入れられず、自分から手放してしまうこともあるのです。逆にセルフイメージがよい人は、「自分は大丈夫」と無意識に思っているので、成功を引き寄せやすくなります。

セルフイメージは、子どもの頃から今までに培われた思い込みに過ぎません。例えば、年上の兄弟に勉強やスポーツで負けてばかりいると、年下だから負けて当然なのに、「自分は劣っている」と思い込んだり、逆に、「年上だから、しっかりしろ!」と言われて育つと、「私ってダメなんだ」と思い込んでしまったり……。よくよく考えれば、何の根拠もないのに、勝手な思い込みが意識に刷り込まれてしまい、それが今の自分を つくってしまっているのです。

米国の形成外科医であるマクスウェル・マルツ博士は、事故で負った傷や先天的な外見の間題を手術によって治す名医でした。あるとき、博士は、外見が美しく変わると、性格が明るくなる人がいる一方で、まったく変わらず、不安げな人がいることに気づきます。疑問に思った博士は、その後、研究を続け、この違いは、患者自身のセルフイメージが影響していることを突き止めたのです。つまり、「私は醜いんだ」という、思い込みのセルフイメージが心にブロックをかけていたんですね。

セルフイメージが悪い人は、まずは、自己肯定感を高めることが先決。
自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定して大切に思う感覚のこと。自己肯定感を高める方法として有効なのが、自分で自分をほめることです。

例えば、
・今日も会社に遅刻しなかった。エライエライ!
・近所の人に笑顔で挨拶をした。私って礼儀正しいよね。
・今日も仕事をよく頑張ったな、お疲れさま
・衝動買いしそうになったけど、よく思いとどまった!
など。些細なこと、当たり前のことでいいので、とにかく自分をほめましょう。これを毎日の習慣にすることで、今まで気づけなかった自分のよいところが見つかり、自己肯定感も高まっていきます。

がむしゃらにがんばることが大切→70点満点でいい


“頑張ることが美徳”と考えている人は、知らず知らずのうちに自分を追い込み、心や体を過緊張状態にしていることがあります。頑張れば、必ず苦労が報われると思いがちですが、実は、苦労の先には、さらなる苦労が続きます。まず、この事実を十分に理解しましょう。

米国でヨガの教えを広めている医師のディーパック・チョプラ博士は、 「無理せず手に入れたものが成功だ」と語っています。頑張って、頑張ってやっと手に入れた成功は、維持するのが大変。それを維持するために、もっと頑張って、そして、いつしか限界が来て手放すことになるのです。本当の成功は、もっと穏やかな状態のときに自然な形で手に入るもの。もともと無理をしていないので、維持するのもラクです。

もちろん、努力をするな、怠けていればいい、と言っているわけではありません。要するに“過剰な努力”は過ぎたるは及ばざるがごとしということ。

ヨガの『八支則』のニヤーマにも、“努力”とありますが、これは「継続はカなり」という意味です。無理をせず、自分を過度に追い込まず、やるべきことを淡々と行っていく。これが本来の努力のカタチ。いつも100点満点をとらなければならない人生は苦しいですよね。自分が思った通りの結果が出なくてもベストを尽くしたのであれば、70点満点でいいのです。疲れているときは50点満点でもOK!いつも心穏やかに自分に優しく楽しみながら続けられる努力をしていきましょう。

自分のことが好きじゃない→鏡を見る回数が増やす


自分のことを好きになれない人が他人と接しているときも1人でいる時もつい嫌いな自分を見つけてしまうので居心地が悪く、ストレスを感じてリラックスできません。

そういう人は、まず、“ありのままの自分を受け入れること”からはじめてください。「私は本当にいじわる! 他人の幸せを素直に喜べない」とか、「私って怠け者。みんなは勉強しているのに遊びたい」などなど……。こんな私でも、受け入れていいの? と思うかもしれません。でも、こういう自分もいるんだな、と否定も肯定もせずに受け入れればいいのです。

多くの人は、自分のマイナス面にふたをして、なかったことにしようとします。社会やまわりが求めている基準になろうと、よい子を演じるのですが、いつも仮面をかぶったままでは心は休まりません。自分を否定し続けてきた人は、ありのままの自分を受け入れた瞬間にスッと心がラクになるはずです。ただし、自分のマイナス面を受け入れるときは、“否定も肯定もしない”というところがポイント。いじわるな自分を肯定し、実際に誰かにいじわるをすれば、人を傷つけますし、いじめた後悔で自分も傷つきます。そのため、「私は、いじわるなところがあるなぁ」と、ただ眺めるだけにしましょう。

素直に自分を受け入れる練習と合わせて、自分を好きになる方法として、鏡を見る回数を増やしてください。鏡に映るときは、できるだけニッコリと自分に笑いかけるようにしましょう。心理学的に人間は、いつも目にするものに愛着が湧くことが分かっています。鏡を見る機会が増えれば、自然に自分に対して愛着が生まれ、自己肯定感も高まります。

東京農林学校(現・東京大学農学部)の教授であり、日比谷公園など、多くの公園の設計を手掛けたことから、“公園の父”とも言われた本多静六博士も鏡を見ることを日課にしていました。本多博士は、家のいたる所に鏡を置き、いつも鏡に向かってニコッと笑う練習をしていたそうです。

投資家でもあった彼は、現在の価値にして約100億円もの資産を築いたと言われ、東大を定年退職するときにわずかな株と住む家だけを残し、匿名で全財産を寄付します。その後、敗戦で一文無しになるのですが、再び巨万の富を築き、またも全財産を寄付して85歳で亡くなるのです。おそらく本多博士は、上手に潜在意識を活用できる人だったのでしょう。
まず自分を好きになりましょう。よい面も悪い面も認めたうえで自分を大切にすれば、格段に引き寄せ力がアップします。

ネガティブでマイナスの思考はストレスとなり、体に緊張をもたらします。そのようなクセを少しずつ修正しながら、引き寄せを起こしていきましょう。

 

参考書籍
皇村 祐己子 (著), 皇村 昌季 (著)
『最高のしあわせをつくる 引き寄せヨガ Perfect Book』(学研プラス)

文/庄司真紀

2019年5月22日更新

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