新型コロナウィルス感染症の影響で、日本はもちろん世界中の情勢が外出自粛を求められており、家で過ごす時間が長くなっています。免疫力の向上や日々の体調管理など、日ごろから「健康」に対する意識が徐々に高まっているのではないでしょうか。そんなときは、食生活を見直し免疫力を高めるよい機会です。
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グルテンフリー の食生活。春野菜で免疫力アップ!
免疫力は20歳をピークに低下し続けると言われています。免疫力は食事で回復、向上させることができます。今の時期、店先には旬の食材が出回ります。春に旬を迎える野菜類には、春キャベツ、菜花(なばな)、ふきのとう、タケノコなどがあります。この時期にしか食べることができない春野菜は、栄養面でもすぐれています。野菜は収穫時期によっても糖質やビタミン類、ミネラルなどの栄養価が異なると言われています。ぜひ、栄養価の高い旬の野菜を意識してとるようにしましょう。
今回は「春キャベツ」について紹介します。
キャベツには、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、カロテン、カリウム、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。通年出回ることも多いキャベツですが、旬ならではの栄養価の違いがあります。春キャベツは冬キャベツと比べると、ビタミンCやカロテンの含有量が多くなっています。
ビタミンCは、皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力を高める働きを持つ抗酸化ビタミンがあり、コラーゲンの生成に必要不可欠な栄養素です。コラーゲンが生成されることで、体が丈夫になり、病気に対する抵抗力が高まります。ビタミンUには、胃酸の分泌を抑えて胃の粘膜を修復する働きがあります。
ビタミンCやビタミンUは、水に溶けやすく熱にも弱い性質のため、サラダなどの生で食べることをおすすめします。温かい料理の場合は、汁ごと残さず食べられる煮込み料理やスープがおすすめです。汁に溶け出した栄養素をムダなく摂取することができるだけでなく、熱を加えることでカサが減り、生で食べるときより多くの量を食べることができます。
野菜はグルテンフリーの食材です。
グルテンフリーの食生活では、簡単に作れるサラダはおすすめです。今回は青魚の成分として注目されているDHAやEPAを豊富に含むツナ缶を使った手軽に作れるレシピをご紹介します。ポイントは、キャベツを塩もみですることでカサを減らし、たくさん量をとることができます。
【簡単ツナサラダ】
<材料 2人分>
・春キャベツ 2枚 (約100g)
・きゅうり 1/2本
・塩 適量
・ツナ缶 1缶 (70g)
*DHA・EPA含有量は、オイル漬けよりも水煮タイプのほうが多いのでおすすめ
(A)合わせ調味料
・酢 大さじ 1
*玄米黒酢は、玄米由来のうまみ成分を豊富に含んでいるのでおすすめ
・マヨネーズ 大さじ2
・黒こしょう 少々
1.キャベツは1cm幅にせん切り。きゅうりはななめ薄切りにして5mm幅の細切りにする。
2.ボウルにキャベツときゅうりに入れて、塩をまぶす。しんなりするまで置き、水気を絞る。
3.ツナ缶の水気を切る。
4.ボウルに(A)の合わせ調味料を加えてよく混ぜ合わせ、水気を切ったツナ缶を(2)に和える。器に盛りつけたあとに、お好みで黒こしょうをかける。
ご自身の心がけしだいで免疫力は上がります。
これからの季節、旬な食材をじょうずに活用して、免疫力アップしましょう。