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歯の磨き方、間違えてない!? 歯科医師考案の「毒出し歯みがき」と「指みがき」で口腔トラブルを防ごう
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根本的に唾液分泌を高める
加齢とともにドライマウスを気にしている人は少なくないでしょう。
「口のなかが渇くドライマウスは、ただ不快というだけでなく、口臭の原因になったり、味覚障害や食欲不振など大きなトラブルにつながる可能性があります。こまめに水分を補給するなど、口のなかをうるおわせることも大切ですが、唾液の分泌を根本的に高めることが重要。唾液にはたくさんの有益な働きがあるからです」(照山先生)
唾液は歯の再石灰化を促し虫歯のリスクを抑えるほか、雑菌や歯周病菌の繁殖を抑え、口のなかを洗い流して清潔に保つ働きもあります。またのどや食道を保護する役割もあります。
「指みがき」で口内マッサージ
照山先生が推奨する「指みがき」は、口内をマッサージして唾液の分泌を高めるもの。
爪が長い人は口内を傷つけることがあるので、使い捨てのゴム手袋や、指サックなどをつけて行ってくださいね。
STEP 1 ほおと唇の内側
上唇の裏を人さし指の腹で外側に押し出しながら、左右にマッサージ。下唇の裏も同様に行いましょう。 左右10往復ずつ行います。
STEP2 歯茎
やさしく歯茎を押してツボを刺激する。指先で歯茎を押すように全体的にマッサージ。歯茎にはたくさんのツボがあるので、まんべんなく押すことで全身を活性化できます。
STEP 3 上あご
やさしくなでるように上あごの内側をマッサージする。上あごは口のなかでも特に脳の認知機能を活性化できる部分。指の腹で奥から手前に、やさしくなでるように10回ほどマッサージしましょう。
「指みがき」は口が乾いているとき、食事の前、疲れているときに行うと唾液が出やすくなり、ドライマウスによる口内トラブルを軽減できます。口のなかから刺激して血行をよくするので、顔のこりもスッキリ。顔のアンチエイジングに役立つのもうれしいポイントです。
いかがでしたでしょうか。
6月4日から10日は「歯と口の健康週間」。ぜひ、この機会に参考にしてみてくださいね。
参考書籍
『歯科医が考案 毒出し歯みがき』(アスコム)