足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足裏研究家の鈴木きよみさん。「体や心の不調を解消するには、まずは自分の足裏をみてみましょう」という先生の足相診断に基づき、簡単にケアできるメソッドをお伝えしていきます! 今回のテーマは、「足裏刺激で骨を丈夫にすることでメンタルを鍛えよう!」です。今、心が弱っていると感じる人は、骨にアプローチしてみませんか?
Contents 目次
心が元気になれないときは体から立て直そう
緊急事態宣言の解除で、徐々に外出自粛が解かれはじめました。新型コロナの感染症対策を行いながらの日常生活はコロナ以前とは異なるため、新生活にとまどいを感じる人も多いはずです。
思えばこの半年近く、全世界の人たちにコロナ禍が降りかかったわけですから、今現在、心が100%ハッピーで元気だという人はいないはずです。さまざまな情報に触れて感情がかき乱され、不安が積み重なる日々で疲れやストレスがたまっていると思います。また、今年の目標を立てていたのに、達成できないまま時間が過ぎてしまい、ジレンマを感じている人もいるでしょう。
そんな中、心を元気にしよう!と頑張っても、余計に負担が増してなかなか思い通りにはなりません。不安を解消して安心したいときや、明るい気分になりたいときは、まずは体を元気にすることからはじめましょう!
ステイホーム期間中に運動不足が続いた体は、骨が弱っています。体が重く動かすのがだるく感じるときは、心まで落ち込みやすくなりませんか? それとは逆に骨を鍛えて動ける体作りをしてあげれば、心の元気を取り戻すことにつながるのです。
骨が弱っている人の足相とは?
さっそく自分の足の状態をチェックしてみましょう。骨が弱っている人はこんな足相が現れます。
【足裏の色が薄い黄色や白色】
足裏の色が血色のよいピンク色ではなく、薄い黄色や白色をしていたら、骨が弱まり、体を元気に動かしづらくなっているサインです。
こんな色の足裏をしている人は、足刺激テクニックをとり入れてみましょう。
骨を丈夫にする足刺激テクニック
足から骨を丈夫にするためには、副甲状腺の反射区への刺激がポイント。副甲状腺の働きがよくなると骨が丈夫になり、動かしやすい体作りを助けてくれるのです。
【副甲状腺の反射区を刺激する】
親指のつけ根のふくらんだ部分の真ん中に、副甲状腺の反射区があります。この反射区は小さくわかりづらいので、反射区の周りもふくめて刺激します。人さし指の第二関節の角を当てて、親指のつけ根全体をグリグリとしっかり刺激しましょう。
副甲状腺の反射区とその周囲
心と体の元気を育みたいときの養生法
心と体の元気を取り戻すために、日常生活では外気浴を心がけましょう。日に当たらないように完全防備をしていたら骨粗鬆症になった、という例があるように、太陽光に当たらないでいると体内でビタミンDが合成されず、骨が弱ってしまうのです。また、免疫力が低下して風邪をひきやすくなってしまうことも。日照時間が少ない地域では、心がふさぎやすくなりやすい、ということも知られています。太陽光は心や体の元気を育む源でもあるのです。
室内で仕事をしている人は、お昼休みなど太陽光が真上にある時間に、少しでもいいので外に出て太陽の光を浴びましょう。日焼けをする必要はありませんので、肌には日焼け止めを塗っておくことを忘れずに。
また、電車の中やオフィスなど、複数の人と室内で過ごして不安になったときは、一旦外に出て空気を吸ってみましょう。外気を体にとり入れると、心の不安を取り除くことにもつながります。
在宅生活に慣れていた体を再び活動的な日常生活に戻していきやすくするために、ぜひ足刺激や外気浴をとり入れてみてくださいね! 自然と心も前向きになってくれるはずです。
取材・文/牧内夕子 イラスト/湯沢知子
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