例年より長引いた梅雨がようやく明けたと思ったら立秋。暦の上では秋ですが、まだまだ厳しい残暑が続きそうです。思うように外を出歩けないうえにマスクをつけた生活では、ふだんより夏バテに苦しむ人が多いのでは? 健康のプロはこのような時期、どんな風にして夏バテ対策を行っているのでしょうか。食事指導のエキスパートで管理栄養士の大柳珠美先生に聞きました。
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発汗で失われるミネラル不足が夏バテの原因に
夏バテとは、とくに日本においては高温多湿な夏の暑さによる体調不良の総称として使われています。「疲れがとれない」「食欲がなくなる」「よく眠れない」など夏バテの症状はまちまちですが、栄養に関わる原因のひとつが、発汗によって失われるミネラルの不足です。とくにマグネシウムとカリウムは夏バテの症状に直結します。
ミネラルを含む食品は、肉よりは魚や貝類、大豆製品などのたんぱく質の食品のほか、海藻や緑野菜、種実類などです。
だからこそ夏バテ対策には、やはり、そうめんなど「主食だけですませる食事」ではなく、「たんぱく質や食物繊維の豊富なおかず」で「お腹いっぱいに」が、いかに重要であるかがわかります。
食欲がないときは良質な栄養補助食品を使いながらリラックス
とはいえ、夏の暑さとともに食欲は低下しがちです。
そこで、私は、手軽に栄養補給できるELLE café(エルカフェ)の「AyurAOJIRU(アーユル青汁)」を毎日の食卓にプラスしています。
成分はオーガニックのモリンガ、大麦若葉、ケールなど。緑の色素、クロロフィルの主成分はマグネシウムです。マグネシウムは、夏バテ対策にはもちろん、体内の酵素の働きを活性化し、エネルギー産生で大切な働きを担っています。
つまり「体脂肪の燃焼=ダイエット」という観点からも重要なミネラルのひとつです。
また、1包あたりにヨーグルト5個分に相当する乳酸菌500億個を含み、保存料、着色料、甘味料、香料不使用なところも気に入っている理由のひとつです。
この乳酸菌は“ヒト由来の乳酸菌”。「他の乳酸菌よりも、より人間に近い存在」で、腸管への定着性が高いという特徴があります。
栄養の吸収や免疫の要である腸内環境を整えておくことは夏バテに限らず健康と美容に欠かせないアプローチですね。
味はよぶんな甘さがなく、あと味にはすっきりとした自然なグリーンの爽やかな香りが残ります。
お弁当と一緒に1包持参したり、朝食の豆乳ヨーグルトにかけたり。すっきりしたいときはペリエで割って飲んだりしています。
栄養が必要なのに栄養が不足しやすいときなどは、手軽に栄養摂取できる良質な栄養補助食品を賢くとり入れ、その分、食事をリラックスして楽しむのも、夏バテ対策には効果的ではないかと考えています。