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ダイエット失敗、老け見え、疲れやすい…これってじつは遺伝子のせい!? あなたの遺伝子タイプを総点検
ダイエット失敗、老け見え、疲労…その悩み、もしかしたら遺伝子が関係しているかも!?
「健康とダイエットの悩みは自分の遺伝子がわかれば驚くほどスムーズに解決します」と話すのは、遺伝子カウンセラーの植前和之さん。そこで今回は植前さんの著書『自分の遺伝子がわかる本』から、遺伝子タイプをチェックする方法と対策をまとめてお届けします!
Contents 目次
糖質制限遺伝子の傾向をチェック
ダイエットの王道となった糖質制限。けれども糖質制限ダイエットが効果的な人と、体質的にしてはいけない人がいます。遺伝子検査とカウンセリングの実績に基づき考案された下記の“植前式遺伝子チェック”で、いくつ当てはまるかチェックしてみましょう。糖質制限遺伝子によって相性のよいダイエットがわかります。
【Check list】
1 ご飯やパンをよく食べるが太っていない
2 お腹が空くと汗が出てきたり、手が震えたりすることがある
3 筋力トレーニングをしても筋肉がつかないほうだ
4 同年代と比べると細身のほうだ
5 お腹が空いているときにまぐろやレバー類を食べて皮膚が赤くなったり、 かゆみが出たことがある
※ 3つ以上当てはまる人はAタイプ、 1〜2つの人はBタイプ、 1つも当てはまらない人はCタイプ
【結果は…】
・Aの人(23%)…糖質制限NG遺伝子
糖質がたくさん必要な体質なので、糖質制限は危険行為になる。
・ Bの人(52%)…糖質制限OK遺伝子
糖質をとり過ぎなければ太らない。 太っているなら糖質制限は有効。
・Cの人(25%)…糖質制限超OK遺伝子
糖質をとればとるほど身につくので、定期的に糖質制限が必要。
(パーセンテージは日本人の何%が該当する遺伝子をもっているのか植前さんのデータに基づき、示したもの)
それぞれにあったイエット法は?
Aの「糖質制限 NG遺伝子」の人はたくさんの糖質を消費するタイプ。糖質制限ダイエットはしてはいけないといってもいいほど。
「一時的に血糖値が基準値を下回ることで、異常な空腹感やだるさなど、低血糖の症状があらわれます。もうひとつは糖質が極端に不足すると筋肉が減少します。それだけ太りやすい体をつくってしまうことになるのです」(植前さん)
【ダイエットのポイント】
・糖質制限は命の危険につながる恐れ
・少し多めに糖質をとっても太らない
・ダイエットするなら筋力トレーニング
・ビタミンB群のサプリメントはとらないほうがいい
・筋肉はつきづらい。目指すなら細マッチョ
Bの「糖質制限OK遺伝子」の人は、適度な糖質制限であればダイエットに有効なタイプ。
「気をつけてほしいのが食材選び。糖質制限の対象外になりそうな野菜にも注意が必要です。最近は品種改良により野菜に含まれる糖質が増えているからです。また炭水化物の糖質化も進んでいます。こうした甘い野菜や炭水化物は食べ過ぎれば太ってしまいます」
【ダイエットのポイント】
・糖質制限はしたほうがいい
・少し多めに糖質をとると太りやすい
・糖質をとり過ぎると老化を早める
・ダイエットするなら有酸素運動
・サプリを摂るならビタミンB1
Cの「糖質制限超OK遺伝子」の人は、糖質の消費が節約型の人です。ただしほかのタイプを同じように極端な糖質制限は体のダメージになります。
「糖質をとり過ぎると太るだけでなく、糖化現象が起きやすくなります。糖化が起きると体のさまざまなところに老化症状が現れるようになります。糖化は、食後約1時間以内の現象で糖が余っていなければ起きません」
【ダイエットのポイント】
・定期的に糖質制限が必要
・少し多めに糖質をとるとすぐに太る
・糖質を摂り過ぎると老化を早める
・ダイエットするなら有酸素運動
・サプリを摂るならビタミンB1
どのタイプにも糖質は体に必要な栄養素であることには変わらないのですが、必要な量は違うようです。
ビタミンB1は糖をエネルギーに変える働きを促進させる成分で、糖質制限がNGな人の場合は、サプリは厳禁です。
炭水化物を日常的に減らし過ぎると、おかずを食べ過ぎる傾向もあるので、食物繊維も一緒にとれる玄米や雑穀米に替えてもよさそうですね。
次は「老化」の遺伝子をチェックです!