美容や健康に気遣う皆さんの間で、最近、話題の“腸活”。腸は、あらゆる臓器とつながっていることから、体全体に大きく影響を与えることが、最近わかってきています。腸内環境が悪くなると、悪玉菌が増えて、肌荒れやアレルギーを引き起こす原因や、肥満にも影響します。また「緊張するとお腹が痛くなる」というのは、脳が感じたことを腸に伝達して起きる症状と考えられていたり、腸内環境の悪化が脳に影響を及ぼして、ときには心の問題までも引き起こしてしまうことがあるとも考えられているのだそうです。腸をしっかり整えて、心も体も健やかに快適に過ごしていきましょう!
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腸内環境を整える善玉菌を増やそう!
腸内環境を整えてくれる効果があることで知られている善玉菌。
善玉菌を増やす方法は、大きく分けて2つあります。
ひとつは、善玉菌を含む食品を直接食べて摂取すること。ご存じの人も多いと思いますが、ヨーグルトやチーズ、納豆、漬けものなどの、ビフィズス菌や乳酸菌を含む発酵食品に多く含まれています。ただし、せっかく摂取しても、残念ながら、善玉菌は腸内にずっとは住み着くことはできません。そのため、毎日続けて摂取してあげることが大切です。
もうひとつは、腸内にもともと存在する善玉菌にエサを与えてあげて、善玉菌を体内で増やしてあげること。具体的には、オリゴ糖や食物繊維を含む食品をとることで、野菜や果物、豆類などに多く含まれています。
食物繊維は、現代の日本人には不足しがちな栄養素のひとつだそう。1日の食物繊維の推奨摂取量は、成人男性ならば20g以上、成人女性ならば17g~18g以上といわれています。意識して、積極的にとるように心がけましょう!
食物繊維を多く含む食材は、ごぼうなどが有名ですが、しいたけなどのきのこ類や、ひじきにも、じつは多く含まれています。食材をバランスよくとり入れて、腸内環境も快適を目指しましょうね。
腸内環境をよくして、心身ともにより健康に!
腸は、“第二の脳”とも呼ばれる、体の中でも重要な器官。腸の状態が、脳の機能にも影響を及ぼす脳腸相関の関係にあるといわれています。緊張するとお腹が痛くなるというのも、ここから起きる症状と考えられているようです。
心身ともに健康を保つには、やはり、腸内環境を整えることも大切!
腸内環境が悪くなると悪玉菌が増え、腸の働きが鈍くなります。便秘や肌荒れのもとに!
善玉菌を積極的にとり入れて、腸の動きを活発にし、便通の改善などを心がけましょう。
また、腸内環境が改善されることで、菌の活動が活性化されて、免疫機能も高まる効果があるともいわれています。コロナ禍の今、ぜひとも続けていきたいですね。
新しい年は、意識的に腸内環境を整えて、腸の中から健康に暮らす生活を目指しませんか?
食べものからももちろんですが、腸のマッサージやエクササイズからも腸環境を整えてみるのもおすすめですよ! フィットネスクラブやエクササイズスタジオでも、腸に特化したレッスンなどを行っているところもありますし、便秘ぎみの人や肌荒れが気になる人は、試してみるのもいいかもしれません。