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免疫力を高める冬の鍋食材! ウイルス対策・冷え・ダイエットにもおすすめ!
だんだんと寒くなりお鍋料理がおいしい季節になってきました。コロナ禍で感染者増加に伴い、旅行や外食などを控えて出かけずに家で過ごす人も多いと思います。医師を対象にした調査では、免疫力維持で最も多かった答えが「バランスのよい食事」、次いで「適度な運動」でした。今回はグルテンフリーライフ協会のフォーブス弥生さんに今とり入れたい冬の鍋におすすめ食材を教えてもらいました。
Contents 目次
ウイルス対策や冷え、ダイエット効果を高める冬鍋のおすすめ食材
風邪予防のためには免疫力を維持することが欠かせません。バランスのよい食事や運動、睡眠の質を高めるには毎日の積み重ねが重要です。
しかし、毎日バランスのよい食事を考えるのはとても大変です。そんなときには、「お鍋」は時短料理の救世主です。また、具材を変えることでいろいろと味を楽しむこともでき、入れる具材によっても多くの栄養素を摂取することができます。鍋などの煮込み料理は、野菜を加熱してカサを減らすことで、たっぷりと野菜をとることができます。
鍋に入れる具材は豊富にありますが、旬の野菜は栄養素がとくに豊富です。ほうれん草、白菜、春菊、ごぼう、れんこんなど冬野菜を積極的にとり入れましょう。 冬が旬な「白菜」は、冬のお鍋がおいしい季節に安くなる野菜です。そのために、冬にたくさん食べることができます。白菜にはキャベツと同様に、ビタミンC やミネラルであるカルシウム、カリウム、マグネシウム、 抗炎症や抗酸化作用のあるイソチオシアネートなどが豊富に含まれています。
また、 「β-グルカン」という食物繊維が豊富に含まれている「きのこ類」も、お鍋におすすめな食材です。β-グルカンは免疫細胞を活性化して、体を守る機能を高める働きがあります。近年、腸活でも健康効果があるとしてきのこ類は注目されています。きのこ類は冬だけでなく、一年中安定した価格で購入することができ、調理法が幅広く使い勝手もよい食材です。きのこ類のなかでも「まいたけ」は、インフルエンザウイルスの増殖を抑えたという研究結果も発表されています。
そして、女性に多い冷え性ですが、血行をよくして体を温めてくれるねぎがおすすめな食材です。「アリシン」という辛味のもとになる成分が体を温めてくれて、疲れのもとになる乳酸を分解してくれます。ねぎの白い部分には「ネギオール」という成分が含まれており、風邪にも有効な強い殺菌効果、解熱作用を持っています。
良質なたんぱく質を摂取したいならば、ダイエットや健康に効果がある栄養素がたっぷり含まれた高野豆腐もおすすめです。脂肪の代謝を促進する大豆サポニンや、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つ大豆イソフラボン、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、食物繊維などが多く含まれています。とくにすぐれているのが、たんぱく質の含有量です。木綿豆腐と比べるとその量は約7倍に相当します。加えて、高野豆腐は低糖質なうえに満腹感が得られて、腹持ちもよいので糖質オフにもなります。
最後の〆には、雑炊や春雨、ビーフンなどを入れることでグルテンフリーメニューになります。お鍋は具材を変えることで、飽きずに味の変化を楽しむことができます。
毎日の健康的な食事の積み重ねは、多くの病気からご自身の体を守ることにもつながります。家で過ごす時間が増えた今、ラクしておいしいお鍋料理を作ってみてはいかがですか。