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鍛えてきたスポーツ足なのに、冷えとむくみで足首がパンパンに… 足刺激で全身ポカポカになる方法
足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足裏研究家の鈴木きよみさん。足裏の表情を読み解き不調の原因を見出す、先生の足相診断をレポートします。今回のモニターさんは「足首から下が、氷のように冷たくてむくみやすい」ことがお悩みです。過去の経験が冷え症につながる理由を、足相から分析します!
Contents 目次
子ども時代から運動を続けた「スポーツ足」の特徴とは
今回のモニターは40歳の会社員E.Tさんです。
E.Tさん:「仕事は事務職で、主にパソコン作業なので座り時間が長いです。特に冬の時期は、足首から指先にかけての冷えがあり、ひざ掛けなどをしていても、午前中や夕方などはつらいです。座りっぱなしなので、夕方には足がパンパンになり、足首のくびれがなくなってしまうほどむくみます。マッサージやストレッチ、足湯などをしてもなかなかよくならないので、解消法が知りたいと思いました」
それでは、さっそくきよみ先生に足相診断をしていただきましょう!
きよみ先生:「ずっとスポーツをしていたようですね! 足裏の側面ががっしりとした長方形の足が、その経験を表しています」
E.Tさん:「その通りで、小学校2年から高校卒業まで、ずっとバレーボールをしていました。私の姉も同じで、バレーボールを長く続けていました」
きよみ先生:「じつは顔立ちからも、スポーツ経験者であることがわかるのですよ! 成長期に運動を続けた人は、毎回、歯のくいしばりなど、同じ負荷がかかり続けるため、顔が四角くなる傾向があります。柔道などは正方形の顔の人が多いと思いませんか?
E.Tさんのように長方形の顔は、バレーボールやバスケットボールに多い顔立ちです」
たしかにE.Tさんの顔立ちからは、バレーボールをしている姿がすぐに想像できるほど、スポーツが似合う印象を持ちました。
スポーツ経験のある人は、自分の足の形や顔立ちをチェックしてみてくださいね!
身についた緊張感から生まれる冷え体質とは?
ここからは、E.Tさんの冷えやむくみの原因について、足相からくわしく分析していきます。
きよみ先生:「E.Tさんはご両親が厳格なタイプのようですね。また、一緒にバレーボールを続けていたお姉さんと、姉妹でよく比較されていたのではないでしょうか?」
E.Tさん:「姉とは仲よしなのですが、学生時代は比べられることも多かったです。そんなことも足相からわかるのですか!」
きよみ先生:「足指の間の開き方を見ると、家族との関係性が見えてきます。
よく、指のことを、お父さん指、お母さん指といいますが、E.Tさんは、親指と人さし指の間と、それ以外の指の間の開き方が異なっています。ご両親から、人と比べられた経験を持つ人は、親指と人さし指の間がほかの指より開いていることが多いのですよ」
きよみ先生:「E.Tさんは、周りからの緊張を感じながら、バレーボールや勉強を頑張ってきたので、体が緊張していることが当たり前になっています。冷えやむくみは、緊張からくる血行不良が原因ですね」
E.Tさんの冷えやむくみは、心身の緊張が原因であることがわかりました。同じような体調に悩んでいる人は、過去の経験を思い起こしたり、足指の開き方をチェックしたりしてみましょう!
緊張による冷えを解消する足刺激テクニック
E.Tさんにおすすめの足刺激テクニックをお聞きしましょう!
【腎臓~輸尿管~膀胱の反射区をプッシュ】
最初に、足裏の反射区の基本的な部位である腎臓・輸尿管・膀胱の反射区を流れで刺激します。オイルやクリームをつけ、ツボ押し棒を使うとしっかりと刺激することができます。
●腎臓・輸尿管・膀胱の反射区
【心臓の反射区を刺激する】
左足の薬指と小指の間を、かかとに向かって延長した線上にある穴を探してみましょう。そこが心臓の反射区です。緊張しやすい人は、この反射区を押すと激痛が走るはずです。
ツボ押し棒の先で強めに刺激をすることで、緊張しにくくなりますよ。
●心臓の反射区
【肝臓の反射区を刺激する】
右足の薬指と小指の間の延長線上には、肝臓の反射区があります。心臓の反射区と対になっていますので、こちらも同じように刺激しましょう。
●肝臓の反射区
【指先を刺激する】
指先には、額の裏側の空洞である、前頭洞(ぜんとうどう)の反射区があります。ツボ押し棒の先を使って、ゴシゴシと強めに刺激しましょう。ここを刺激すると心身の緊張をゆるめる効果があります。
●前頭洞の反射区
【足の甲のリンパを流す】
むくみが気になる足の甲は、指と指の間にある溝を、足首に向かって流すように刺激し、リンパの流れをよくします。
血行がよくなると視野が広がり運もめぐってくるかも!
E.Tさんは、きよみ先生の足刺激を受けている間、イスの足を握って激痛に耐えていました。重度の冷えをよくするには、動脈まで届く強めの刺激が必要なので、今回は特に痛みが強いのだそうです。
左足(画像右側)の足刺激が終わった状態がこちらです。紫色がかった足裏の色でしたが、血色がよくなって、ここまで左右の色の差が出ました!
きよみ先生:「今は私の手のほうが冷たく感じるほど、足が温かくなりましたね! 足首の動きもやわらかくなっています」
E.Tさん:「体が温まってきて、心臓がバクバクしています。ふだんから足首がかたくて、足首を回すとカクカクとした動きになってしまうのですが、今はスムーズですね」
両足の足刺激が終わったあとは、足裏の色がきれいなピンク色に変化していました。
きよみ先生:「血行がよくなり冷えがとれると、考え方が変わり、視野が広がるはずです。人に対する見方や、人からの見え方も変わってくるので、未婚の人は結婚運まで上昇する可能性もありますよ」
E.Tさん:「実際はそうではないのに、人から『冷たそう』とか『声をかけにくい』と言われることが多かったので、その印象が変わるとうれしいですね!」
そして、サロンでお会いした翌日、さっそくE.Tさんからうれしいメールが届きました。
E.Tさん「あのあとも足のポカポカが続いており、夜はビックリするくらい気持ちよく眠れました。本当にすごいなって感動しております」
これからE.Tさんご自身で足刺激を続けてもらい、冷えやむくみが解消するのかどうか、次回の記事で結果をレポートします!
取材・文/牧内夕子 イラスト/湯沢知子
癒しと温かな手の学校の公式youtubeチャンネルがスタートしました。「めん棒ダイエットレッスン」をはじめとした足ウェルネステクニックを、動画ならではのわかりやすいレクチャーでお伝えします。ぜひご覧ください!
https://www.youtube.com/channel/UCs9q-EYBjsymqjOwAzOd4_A