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CATEGORY : ヘルスケア |食事・栄養

ダイエットに役立つ紅茶。飲み方を工夫すればさらに効果がアップ!

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白いテーブルの上に紅茶の入ったカップ2つにマカロン

お茶の葉を発酵させてつくられている紅茶には、ダイエットに役立つ成分もたくさん含まれています。飲み方をちょっと工夫すると、その効果をもっと効率よく活用することができるのだとか。日本紅茶協会認定ティーインストラクターの森田麗子さんに、ダイエット効果が高まる飲み方についていろいろ教えてもらいました。

監修 : 森田 麗子 (ティーインストラクター)

日本紅茶協会認定 ティーインストラクター、(社)糖質オフスタイル協会 認定講師、MEDIN認定 メンタルケア心理士、株式会社ロイヤル・リーフ代表取締役。
「本当に安心して飲めるおいしい紅茶でたくさんの人を幸せにしたい。」という想いから、2017年8月に無添加紅茶専門のティーブランド「ROYAL LEAF TEA」を立ち上げる。美と健康にとことんこだわったお茶は女性を中心に支持されている。現在はティーレシピ監修、紅茶教室、オンライン講座を開催し紅茶の魅力を多くの人に伝えている。

ROYAL LEAF TEA

Contents 目次

食事のあと、運動の前に飲むと効果が大!

テーブルの上に紅茶の入ったカップ2つとサラダ

ダイエットで気になるのは、食べたものがそのまま体のお肉になってしまうこと。紅茶には脂肪燃焼効果があるといわれるテアフラビンやカフェインが含まれているのですが、食前と食後、いつ飲んだら効果が上がるのか気になります。

「食後のほうがおすすめです。食事をしたあと血糖値が急激に上昇すると、それが脂肪となってカラダに蓄積されてしまいます。紅茶には、脂肪を燃えやすくしたり、糖質やコレステロールの吸収を抑える働きがあるので、食後に飲んだほうが効果的といえます」と森田さんは教えてくれました。

さらに「もちろん食前に飲んでもいいけれど、その場合は、あまり飲みすぎないように気をつけて」というアドバイスも。

「紅茶に含まれるカフェインには胃液の分泌を活発にしたり、消化を促進したりする効果があるので、空腹のときに飲むと胃がキリキリしたりすることがあります。そういう意味で、食事の前にはあまりたくさん飲まないほうがいいですね」(森田さん)

ダイエット効果を期待してということであれば、運動前に紅茶を飲むといいのだそう。

「運動する30分くらい前に飲むのがいちばん効果的といわれています。なぜかというと、カフェインの脂肪燃焼効果は、飲んだあと30分くらい経ってから現れるからです。つまり、その効果が出る時間に合わせて動いたほうが、効率がいいということですね。ちなみに、カフェインには運動能力を向上させる効果もあって、野球選手などのアスリートが試合の30分前にお茶などでカフェインをとったりしているんですよ」(森田さん)

アイスよりホットのほうが、より効果的

ふだんは温かい紅茶を飲むことが多くても、暑い季節になると冷たいアイスティーを選んでしまいがちです。でも、ダイエット効果ということから考えると紅茶の温度もポイントに。

「あまりキンキンに冷やしてしまうと、飲んだときに体温が下がってしまうんです。ですから、アイスで飲むとしても、あまり冷やしすぎないほうがいいですね」(森田さん)

冷やして飲む場合は、「常温にちかい」くらいの温度がおすすめだそう。

「冷たいものを飲むと体温が下がります。ひんやりとした涼しさは得られると思いますが、体が冷えることで基礎代謝が下がり、脂肪が燃焼しづらくなってしまいます。ですから、ダイエット効果を狙って紅茶を飲むということであれば、体を冷やさないように、なるべく温かい温度で飲んだほうがいいんです。紅茶には体を温める成分も入っているので、温かい温度で飲むことで相乗効果を得られると思います」(森田さん)

ダイエット効果を期待して飲むときは、やはり、砂糖などは加えずにストレートティーで飲まないとダメ?

「甘みがほしいときは、上白糖などの白い砂糖ではなく、天然由来の甘みを加えるといいと思います。天然ミネラルが多く含まれているものだと、ハチミツやメープルシロップ、てんさい糖などがおすすめですし、糖質を気にされている方は天然由来のゼロカロリーの甘味料を加えるのもおすすめです」(森田さん)

スパイスなどのちょい足しで効果をアップ!

紅茶に粉末状の麹パウダーを入れる

しょうがを加えた「しょうが紅茶」は、体を温めてダイエット効果を上げるということで知られています。じつは、組み合わせることで効果アップが期待できるものが他にもいろいろあります。

「しょうがと同様に、シナモンは体を温める効果があって、脂肪の燃焼を助ける働きもあるのでシナモンティーにして飲むといいですね。抗酸化作用もあるので美容にもいいといわれています。
ほかにも紅茶に加えるのにおすすめのスパイスがたくさんあります。

例えば、カルダモンは、消化を促進したり血流をよくしたりする効能があるといわれていて、脂肪燃焼を助けてくれます。ブラックペッパーもカルダモンと同様の効果が期待できます。クローブも抗酸化作用や血流をよくする効果があります。クミンは脂肪燃焼を助ける働きや抗酸化作用があるほか、皮膚や粘膜の機能を高めて美肌にも効果があるといわれています」(森田さん)

スパイスはパウダー状になっているものが市販されていますが、パウダー状のものを紅茶に入れるだけでもいいのでしょうか?

「パウダーでもいいのですが、粉末にしていない原形のもののほうが香りが出ますし、より高い効果を期待できます。原形のスパイスを使うのは面倒に感じるかもしれませんが、それほど大変ではないんですよ。スパイスを包丁の側面などでギュッとつぶして砕いて、それを茶葉と一緒に入れて熱湯を注ぐだけでOKです。より効果を高めたいということであれば、スパイスと茶葉を一緒に煮出すといいですね」(森田さん)

スパイス以外に、最近、森田さんが気に入っている飲み方があるのだとか。

「個人的に気に入っているのはしょうが麹です。粉状になったしょうが麹パウダーというのが市販されているので、それを紅茶に入れています。麹は脂肪燃焼を助ける働きがあるほか、ビタミン類も入っているので美肌効果も期待できるんですよ」(森田さん)

スパイスだけでは香りや味が立ちすぎて飲みづらいというときは、ミルクやハチミツを入れると和らいで飲みやすくなるそう。同じ味だと飽きてしまいがちですが、いろいろな味にトライしてみると楽しみながら長く続けられそうです。

 

文/小高希久恵

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