足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足裏研究家の鈴木きよみさん。足裏に表れる表情を読み解き不調の原因を見出す、先生の足相診断をレポートします。今回のモニターさんのお悩みは「お腹の張りや便通の不調」です。足相から根本原因を探っていきましょう!
Contents 目次
足裏の細かいシワが意味することとは?
今回のモニターは、事務の仕事をしている、40代半ばのまりもさんです。
まりもさん:「以前の記事を拝読し、私もぜひ先生の診断を受けたいと思い応募しました。10年以上前になりますが、ものすごく体調が悪く、仕事を早退するほどでした。いつもなら病院に行くのですが、このときは足裏マッサージを受けたところ、体調がよくなり、それ以来、ひどい疲れを感じたときや、体調が悪いときは足裏マッサージに行くようにしています。
自覚症状がないときでも、いつも胃腸の反射区を刺激されると痛いです。また、肩こりもひどいのが当たり前で、直すことすらあきらめてしまっているほどです」
さっそく、きよみ先生に足相をみてもらいましょう!
きよみ先生:「体の水はけがとても悪く、むくみやすいですね。足刺激をはじめると、よぶんな水分を排出する力が高くなりますよ。
土踏まずにある消化器の反射区には、シワがたくさんよっています。便秘だけでなく、下痢もしますね。
足裏の血色はいいですし、消化器の反射区の部分はかたくなっていないので、宿便がお腹にたまって便秘になっているのではないですね。便は出ているものの、脳と腸の連係プレーに問題があり、大腸のぜん動運動が弱くなっているようですよ」
●土踏まず部分にシワが多い人は、消化器の不調に要注意
まりもさん:「お腹が張りやすいことと、お通じのあともまだ残っている感じがあります。便通は毎日ありますが、食べるとすぐにお腹が刺激されてしまうのが気になっています」
さらに、まりもさんの足裏の細かいシワの場所にも注目だそうです。
きよみ先生:「胃や膵臓の反射区(上の画像の丸囲み部分)に細かいシワがあります。これは、心配性の人の足相なのですよ。
まりもさんは、とても繊細な人なのですね。心配性や緊張しやすい人は、体が脳の働きに集中してしまい、腸の働きを止めてしまうのです。それで、便通に影響が出やすいのですよ。
まりもさんは、人の顔色や、言動などが気になりやすいのではありませんか?」
まりもさん:「子どものころから怒鳴る人や、ヒステリックな人が苦手で、そういう様子を見たくない、と感じていました」
きよみ先生:「まりもさんは、目の反射区がある人さし指、中指の力が弱いので、目が疲れています。これは、子ども時代の防衛本能が働いて、目からの情報を防ぎたいという気持ちの影響かもしれません。
そのような子ども時代のトラウマから抜け出すためにも、映画を観たり、絵画を観たりして、目から入るいい情報を多くし、感性を刺激する時間を作りましょう! 自律神経のバランスが整うので、お腹の調子がよくなるはずです」
●足裏の反射区
まりもさん:「私は音楽は好きなのですが、美術にはまったく興味がなかったのです。ですが、最近は美術館に行きたいな、と思うようになって。目からの刺激が自分にとって必要なことだからなのですね」
きよみ先生:「自分に足りないものを欲しているのです。
まりもさんの指は、足の甲側からみると、指が長くまっすぐに見えます。このような指は、素直な性質の表れです。ところが、足裏側からみると指が縮こまって曲がっているようにみえます。これは、本来持っている素直さが、今は表に出せていない状況であることを示します」
まりもさん:「派遣の仕事を長くしていますが、本来の自分が出せない職場だということもあるかもしれません」
きよみ先生:「ぜひ美術館にいって、本来の素直な感受性を刺激してみてくださいね!」
足相は、その人の性格まで表し、不調の原因につながっているということまで読みとれてしまうのですね。ぜひ、自分の足の状態をチェックしてみてください!
お腹の調子を整える足刺激テクニック
繊細な性格や緊張が原因で、お腹や便通に不調が出ているまりもさんに、おすすめの足刺激テクニックです。
【腎臓~輸尿管~膀胱の反射区をプッシュ】
腎臓・輸尿管・膀胱の反射区を流れで刺激します。全身の巡りをよくする、基本の足刺激部位です。オイルやクリームをつけ、ツボ押し棒を使うとしっかりと刺激することができます。
●腎臓・輸尿管・膀胱の反射区
【胃の反射区をプッシュ】
親指の母指球の付け根にある胃の反射区をプッシュします。
●胃の反射区
【腹腔神経叢の反射区を刺激する】
腎臓の反射区を中心に、重なるように腹腔神経叢(ふくくうしんけいそう)という反射区があります。お腹の自律神経を司る働きがあるので、この部分をツボ押し棒の先でゴシゴシとさするようにして、しっかり刺激しましょう。
●腹腔神経叢の反射区
【左足の小指の先をプッシュ】
子ども時代のトラウマを解消するには、左の小指の先を押しましょう。何らかのトラウマを持っている人は、ここを押すととても痛いと思います。痛みがなくなるまで、しっかりと刺激しましょう!
心の状態が変わるとお腹の調子もよくなるはず
きよみ先生:「『腹に据えかねる』、『断腸の思い』などお腹にまつわる言葉が、たくさんあることからもわかるように、心の状態は、お腹に影響してしまうのですよ。だから、心が安定すれば、お腹の調子が整うのです。
便通を気にして、食事や水分摂取量を管理するなど、神経過敏に過ごすよりも、心の状態を『いい加減』にして、おおらかに過ごしたほうがいいと思います」
また、お腹の調子を整えるためには、睡眠の質も重要になってくるそうです。
きよみ先生:「寝る1時間前からはスマホなどのブルーライトを見ないようにして、睡眠の質を上げることも大切です」
足刺激をしたまりもさんの足は、最初の足裏に比べると、むくみがとれてスッキリとしてみえます。
きよみ先生:「人生100年時代となり、まだまだ先は長いので、これからの楽しい人生のためにトラウマは打ち消してしまったほうがいいですね!」
まりもさん:「まるで足裏占いを受けた気分です。まさか美術館の話が出てきたり、自分自身の性格まで言い当てられたりするとは! 長年の悩みを解消できそうだと希望が持てました」
このあと、まりもさんのお腹の調子は整っていくのでしょうか? セルフケアの結果を次回記事でレポートします!
取材・文/牧内夕子 イラスト/湯沢知子
鈴木きよみ先生のインスタグラムやYouTubeで足ウェルネスの最新情報をお伝えしています。足相や足刺激テクニックをわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください!
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