眠れない夜。皆さんも一度は「羊を数えた」という経験、ありませんか? けれど、いくら羊の数が増えてもなかなか寝つけなかったという方も少なくないと思います。それもそのはず。実はいくら羊を数えても、眠気は誘発されないのです!
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羊を数えるよりも、効果的な方法とは?
なぜ、そもそも「羊を数えると眠れる」と言われてきたのでしょうか? 諸説ありますが、英語の「シープ」の発音が「スリープ」に似ているため、羊を数えているうちに「眠れ、眠れ」と自己暗示をかけられるからではないか、という説があります。
加えて、「シープ」と発音するときには自然と長く息を吐くので、全身の力が抜けてリラックスできるということ。しかし、日本語の羊では「眠る」という言葉とは発音が異なりすぎていますし、日本語で長く息を吐くなら、「羊」を数えるよりも「ひとーつ、ふたーつ」と数えたほうがよっぽど快眠促進効果が期待できます。
ただし、数える数が大きくなればなるほど焦る気持ちが出てきてしまうので、10まで数えたら再び「ひとーつ、ふたーつ…」と数え直すのがおすすめです。
寝酒やアラームセットもNG習慣!
就寝前についやりがちな習慣なのが「寝酒」。日本人は海外と比較しても寝酒の習慣が根づいている民族ですが、就寝前のお酒は睡眠の質を著しく低下させることが明らかになっています。リラックス効果で入眠こそ促されるものの、その後の利尿作用により中途覚醒が引き起こされたり、明け方に目が覚めてしまう早朝覚醒が起きたりと、ネガティブアプローチが盛りだくさん。就寝2時間前までには晩酌など終わらせるのが理想です。
また、就寝前にスマホを使って目覚ましアラームをセットしている方も多いですが、就寝前にスマホなどから発せられるブルーライトが目に入ると、睡眠ホルモンの分泌が抑制されてスムーズな入眠が妨げられてしまいます。スマホのアラーム設定は、帰宅途中の電車の中などで済ませ、就寝30分前からはスマホの画面をみないように心がけてくださいね。
起床後から出勤前までに身支度を整えるように、帰宅後から就寝までにもていねいな「おやすみ支度」の習慣をつけましょう。そうすることで、睡眠時間を「単なる横になっている時間」から「ダイエットや美肌ケアの時間」に変えることができますよ。