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ストレスで体調が悪化…、それでも毎日コツコツと続けた足刺激。効果が出たのかをチェック!
足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足のひと 鈴木きよみさん。前回、先生の足相診断を受けたモニターのJ.Mさんは、足刺激モニターの開始直後に強いストレスで体調が悪化してしまったそう…。毎日の足刺激は続けたものの、足相にいい変化は見られるのでしょうか?
Contents 目次
足刺激の頑張りすぎに注意! 夜寝る前の足刺激は軽めが◎
毎日の足刺激は、どんなタイミングで行ったのですか?
J.Mさん:「お風呂に入ったときに足指のストレッチを行い、入浴後に足裏にオイルをつけて、指圧棒を使って足刺激を行いました。週に1回サウナに行ったときは、サウナの中でも指で刺激をしていました」
足刺激を始めてから、体に変化を感じましたか?
J.Mさん:「お風呂で足の指のストレッチをするようになって、入浴時の汗の量が増えました。生活の面でも、寝る前に白湯を飲んだり、布団の中でお腹を温めたりするように心がけました。もともと便秘の悩みはなかったのですが、布団の中でお腹を温めた翌朝は、いつもより腸が快調だと感じました」
白湯を飲むことやお腹を温めることで、体の調子がよくなるのを実感されたのですね! 冷え性で悩んでいる人は、すぐにとり入れられる習慣なので、試してみてください。
自分でゾーンを押してみて、足裏の感覚はいかがでしたか?
J.Mさん:「もともと痛みに強いせいか、どこを押しても案外痛くなくて、気持ちいいくらいでした。ストレッチの効果なのか、足の指の間が以前より開けるようになりました。まだ、左の親指だけはいまだに開きづらいのですが、全体の指の可動域は広がっていると思います」
足の指が開きやすくなると、体の緊張がとれやすくなり、全身の巡りのよさにつながります。今後も指のストレッチを続けていきましょう!
別のストレスで直後に体調悪化… 足相への影響は?
J.Mさんは、足刺激モニターをスタートした直後に、ストレスを受けることがあったのだそうですね。
J.Mさん:「足相診断を受けた翌日に生理になってしまったうえに、プライベートでストレスのかかるできごとがありました。そのせいで3日間も眠れないほどの頭痛になってしまいました。その痛みを解消しようと足刺激を頑張ったのですが、慣れないせいか力が入って肩こりが増えて、最初は悪循環になりそうでした。今は、頭痛や肩こりはよくなり、足刺激も適度な加減で調節できるようになりました。ストレスで体調不良になってしまったので、足刺激の効果がどのくらい出ているか、正確には判断しきれない状況です」
効果を出そうと思って長い時間をかけて足刺激をすると、かえって疲れてしまう場合があります。通常は足刺激の目安時間は30分ですが、負担に感じるときは10分以内でも大丈夫だそうですよ。
また、夜寝る前に足刺激に時間をかけ過ぎたり、ていねいに刺激をし過ぎたりすると、体が興奮して眠りが妨げられてしまうこともあるそうです。お休み前の足刺激は、少し軽めにするとよいでしょう。
J.Mさんは、モニター体験期間にストレスの影響がとても大きかったようですね。そんな状況でも、毎日の足刺激をしっかりと続けたことは、体調の悪化を食い止めることにつながっているのかもしれません。
アトピーによる肌荒れにもお悩みでしたが、肌の状態はいかがですか。
J.Mさん:「アトピーのかゆみは相変わらずありますが、肌が悪化することはなく調子を保ててはいます。オイルを使って足裏刺激をしているせいか、かかとのひび割れは例年より軽くなっています。あと、今年は足の指のしもやけになっていないので、巡りは改善されたのかもしれません」
巡りがよくなった結果、足裏全体が同じ色味に整った
J.Mさんの足刺激前と3週間後の足相をチェックしていきましょう!
きよみ先生:「J.M さんは前回の足相診断の直後に、強いストレスがあったそうですね。ストレスを受けているときの足裏は黄色い色になりますので、心当たりがある人はぜひチェックしてみてください」
●足刺激前
●3週間後
きよみ先生:「足刺激前は足の色が赤と黄色のまだらに見えますが、現在の足裏は、全体的に色が均一に整ってきていますね。とくに、土踏まずより上の部分のピンク味が強いので、上半身の巡りがよくなってきています。この冬は足がしもやけにならなかったのは、脳への血流が増し、体全体の血の巡りがよくなった結果ですね!」
ストレスで体調が悪化したものの、足刺激をしっかりと行ったことで、巡りのいい体になってきているのはうれしい変化です。毎日コツコツと足刺激を続けることが大切だとわかりますね!
サウナ活動が楽しめるようになり、一歩踏み出す勇気が湧いた!
今回3週間の足刺激生活を体験してみて、J.Mさんはどんなことを感じたのでしょうか。感想をお聞きします。
J.M さん:「ふだん、子育て中心で、自分のことを疎かにしていたと感じました。足からさまざまなことがわかり、そこをいたわるだけでも、体調が改善する可能性を感じました。プライベートでストレスのかかるできごとが重なったので、効果を見るのに十分ではなかったかもしれませんが、自分の負担のない範囲でこれからも続けていけたらいいなと思いました」
足にふれることをきっかけに、自分をいたわる気持ちが芽生えたことは、これからも足刺激を続けていく、モチベーションになりますね!
J.M さん:「前回きよみ先生に、汗をかいたほうがいいとのアドバイスをもらい、サウナに行くことなど自分が試行錯誤して始めたことが間違っていなかったなと思えました。今はこれまで以上にサウナ活動を楽しめています。また、足相の特長から、何かを極めたらすごいと思うよ、思いっきり運動してもいい体だよ、といった励ましの言葉もいただき、うれしかったです。専業主婦ではつまらないと思いつつも、体調が不安定で踏み出せなかったので、何か勇気を出して始めてみようかな?という気持ちになってきました」
自分の足相や、先生のアドバイスに背中を押してもらい、前向きな気持ちになれたのですね! 足刺激をとり入れることで、体の調子が整うだけでなく、考え方や行動にまで変化が起きているようです。
今回のモニターさんは、ストレスによる体調悪化はあったものの、足相の変化からは、血の巡りがよくなっている兆しを確認することができました。日々のストレスや疲れによって、体調は毎日変化します。1日10分間でも足刺激を行って、自分をいたわる時間を作ってみてくださいね!
取材・文/牧内夕子
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