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頭痛がなくなり軽やかに動ける体になれた! 3週間の足刺激で現れた『巡りのよさ』のサインとは?
足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足のひと 鈴木きよみさん。今回のモニターのNさんは、先生の足相診断の結果、頭痛や腰痛をはじめとするさまざまな不調は、体質的に婦人科系が弱いことが原因だと指摘されました。3週間の足刺激生活で、体調は上向きになったのか、くわしくレポートします!
Contents 目次
頭痛がなくなったら、どんどん動ける体になった!
Nさんのお悩みは頭痛でしたが、足刺激を始めて3週間でほとんどなくなったそうですね!
Nさん:「頭痛に対していちばん効果を感じています。まず、朝のズーンとした頭の重さが激減して、目覚めがよくなりました。そのあとはとんとん拍子で、頭痛がないから思考がクリアになりやる気が出る、体が動くから活動的になる、という風に、よい流れができました。頭痛で横になることが多かった以前の自分とは、見違えるほど元気になりました! 頭痛がないとこんなに動けたのか~と感動しています」
以前は頭痛があることによって、行動がかなり制限されていたということですね。
Nさん:「多少体が疲れていても思考は冴えているので、へこたれずに気力で乗り切れる日が増えました。これは頭痛が減ったことがかなり大きいですね。気圧の変化によって起こる、頭痛やめまい、耳鳴りに振り回される日も減りました。同時に肩こり、首こりも劇的に改善したので、心身ともに軽やかです」
Nさんがお悩みの頭痛や腰痛、PMSは、婦人科系の働きが弱いことから起こっていると考えられますが、今回、婦人科系のゾーンへの足刺激によって巡りがよくなった結果、頭痛が解消されたのですね。
ほかに婦人科系の調子が整ったと感じたことはありますか?
Nさん:「足刺激後1週間ほどで、おでこの吹き出ものが落ち着いてきました。おでこの吹き出ものは婦人科系が弱っていると出やすいと聞いたので、改善されているとわかりうれしかったです。足刺激開始3週目に入ったころ、ふだんだったらPMSによるイライラや眠気、食欲に悩まされる時期でしたが、生理前ということを忘れてしまうほど、それらを感じずに過ごせました」
頭痛を筆頭に、吹き出ものやPMSの症状などの不調が次々とクリアになって、今までにないほど、調子のいい体を実感されたようです。
Nさん:「悩みだった腰痛は、婦人科系のゾーンであるかかとをめん棒でゴリゴリと刺激するついでに、腰のゾーンも刺激していたお陰なのか、痛みがゆるみやすくなったと感じます。2日に1度は痛む、という頻度に変わりはないですが、以前は痛みを翌朝に持ち越しやすく、朝起きたときから『イタタタ…』とうめいていたのですが、それも気がつけばなくなっていました! その代わり、腰のゾーンへの刺激は、毎回激痛です…」
腰のゾーンへの刺激は、このまま続けていけば症状が軽くなると同時に、イタ気持ちいい感覚になるはずですよ。
15分の足刺激を無理なく続ける工夫で、不調から解放された
足刺激を毎日続けるのは根気がいることだと思います。Nさんは、無理なく続けるために、心がけていたことはありますか?
Nさん:「基本的に就寝前の22~23時頃に15分程度、行いました。マッサージオイルをぬってから、基本のゾーンと薬指のつけ根は指圧棒で、かかとはめん棒をコロコロして刺激しました。
疲れ果ててどうしようもない日は、テレビを見ながらめん棒で足裏だけ刺激したり、足刺激するのを翌朝に回したりして、無理なく続けられるよう工夫しました」
基本的には就寝前の時間に行うようにして、疲れているときや忙しいときは無理をせず、できるときにこまめに足刺激を行うようにしたのですね。
Nさん:「胃と腰のゾーンは毎回激痛で、フーと息を吐きながら耐えていました。婦人科系のゾーンであるかかとは、痛みは少ないものの、ゴリゴリとしてこり固まっているような感じです。縮んだ薬指や小指をストレッチしてまっすぐに伸ばすのは気持ちがいいので、入浴中やテレビを見ながらも、よく伸ばしていました。
体を冷やさないように、就寝時にはあずきピローをお腹に乗せて、外から温めることも意識しています」
今の自分の足を見たりふれたりして、以前からの違いを感じますか?
Nさん:「足裏の色がまだらでしたが、今は均一なピンク色に近づき、ピンと張りが出てきたように見えます。かかとはさわるとまだ硬さが残っているものの、シワが減り、つるんとした印象になってきました。
かかととつま先にはまだ根強く冷えが残っていますが、足の甲にも透明感が出てきて、全体的に足の肌色がよくなったように感じます」
多くの効果を感じているNさんの現在の足相はどうなっているでしょうか? きよみ先生に診断してもらいましょう!
『まっすぐ伸びた指』への変化は、全身の巡りがよくなったサイン
きよみ先生:「足裏の色が明るくてツヤもあるので、今は理想的な足相ですね!かかとの黒ずみやかさつきがとれ、肌がきれいになっているので、婦人科系の調子が整ってきています」
こちらがNさんの足刺激前と3週間後の足相です。
さらに、指の状態からも、全身の巡りのよさを読みとることができるそうです。
きよみ先生:「足刺激前に比べて、親指と人さし指のすき間が狭くなっていますね。これは足の指が同じ方向にまっすぐそろって伸びているからです。全身の巡りがよくなるとこのような指に変わるのですよ。頭痛が解消したのも、巡りがよくなった結果ですね!」
また、婦人科系の弱さを示す縮こまった薬指や小指の状態はどうでしょうか?
きよみ先生:「左の足刺激前に比べて、縮んだ指が少しずつ伸びてきていますね。この指の状態を見ても、子宮の調子がよくなってきていることがわかります」
足の甲や指、爪の色まで明るくなっているので、足の様子からも体調がよくなってきていることが伝わってきます。
体を温める根菜や茶色のお茶をとり入れた食生活
今回Nさんは、きよみ先生のアドバイスを受けて、食生活も見直したそうです。
Nさん:「体を温めるために、根菜など土の中で育つ野菜を1日1食はとり入れるようにしました。1日に3回は飲んでいたコーヒーを、週1~2回に減らし、代わりに番茶や紅茶、中国茶など、体を温める作用のある茶色いお茶を飲むようになりました。今はお茶を選ぶ時間が楽しみなほどです」
足刺激を始めたことは、食事や飲みものだけでなく、生活全体を見直すきっかけにもなり、さまざまな波及効果があったそうです。
Nさん:「今は近年でいちばん体調が整っているかもしれません。さまざまな不調から解放されているので、気持ちがとても前向きになり、集中力も増しました。ふだんのメイクや着る服まで自然と明るくなり、私の心にも春がやってきた感じです!」
最後にモニター生活を終えた感想をお聞かせください。
Nさん:「これからも足や自分と向き合い、慈しんでいきたいと思います。高齢者と接する介護士の仕事をしているので、今後は自分自身だけでなく、足にふれることで人を癒やすことができたら、と思います」
足にふれることを通して、自分だけでなく周りの人にまで元気を与えられるようになったら素敵ですよね!
気になる不調はそのままにせず、足相をチェックして刺激してみてください。体が軽くなると行動が広がって、今よりもっとやりたいことができる毎日になるはずです。
取材・文/牧内夕子
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