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足をいたわる気持ちで足刺激をしたら、ゴツゴツの足がふっくらやさしい印象に! 頭痛や肩こりも減少した3週間をレポ
足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足のひと 鈴木きよみさん。今回のモニターのMKさんは、肩こりや頭痛の悩みが、無自覚のストレスから起きていることがわかりました。ストレスを癒やす足刺激を3週間行って、体調や足相には変化が見られたのかを、くわしくお聞きします!
Contents 目次
足刺激は1日3回くらい。気になる体調のゾーンをしっかり刺激
前回の足相診断では、自分で自覚していないストレスの存在が明らかになりました。ご自身ではどのように思われましたか?
MKさん:「コロナ禍で思うように外出ができなかったり、人とのコミュニケーションが少なくなったりしたことなども、実は内面的なストレスになっていたのかもしれないと感じました。無自覚だったストレスを見つめ直し『足を労わる・足を喜ばせる』ということを意識しながら、足刺激をしました。今まで、心と体のバランスを考えることなく生きてきたことを反省して、これからは心と体の両方のケアをしていきたいと思っています」
自分を客観的に観察してみることも、不調の原因に気づくきっかけとなりますね! 毎日の生活の中では、どのように足刺激にとり組みましたか?
MKさん:「パソコン作業の合間や、お風呂上がりのリラックスタイム、就寝前の布団の上で行いました。『1日に何回行う』などのルールは決めずに、パソコン作業の合間などにはデスクの上に指圧棒を常備しておき、肩こりや足指の角質のかたさなどが気になったときに刺激をしていました。平均して1日3回くらいは行ったと思います。ほかにも、手にネイルオイルをぬるときやネイルをぬり替えるときにも指圧棒で刺激を行いました。
足の角質のかたさやむくみが気になったときや、疲れていて寝つきが悪そうだなと思った日の夜などには、デトックスを促す腎臓・輸尿管・膀胱のゾーンを特にしっかり刺激するようにしました」
毎日の体調変化や、疲れ具合などを見極めながら、すき間の時間をうまく利用してこまめに足刺激を行っていたようですね。
MKさん:「足のゾーンマップを参考にして、自分がそのとき気になっているゾーンを刺激してみました。ゴリゴリしていた部分は、ゾーンに沿って指圧棒で流しながらほぐしました。腎臓・輸尿管・膀胱のゾーンは毎日刺激していましたが、はじめて指圧棒を使って押したときはかなり痛かったです! 毎日足刺激を続けるにつれて、だんだんと『イタ気持ちいい』感覚がわかるようになってきました。また、首・目・肩のゾーンは、強めに指圧棒で押すと、ほどよい痛みが刺激になって、血行がよくなり、リフレッシュ効果があったと思います」
毎日あった頭痛や肩こりが週に1~2度まで減った!
MKさんは、足刺激を始めてからどのような効果を感じたのかをお聞きします。
MKさん:「足相診断の当日から自分で足刺激を始めたのですが、翌日からむくみが解消されたので、デトックスの効果が出ていたと思います。水分摂取量がとても多かった日でも、翌朝の洗顔時に顔がむくんでいないことや、普段から便秘気味なのですが、以前よりも排便回数が少しずつ増えてきたことなどで効果を実感しています」
足刺激を始めたら体のデトックスが促されて、トイレに行く回数が増えた、むくみにくくなった、という声は、ほかのモニターさんからも聞くことが多い実感です。
MKさんのいちばんのお悩みだった肩こりや頭痛の症状はいかがでしょうか?
MKさん:「毎日あった肩こりや頭痛は、今は週に1~2度くらいまで減ってきています。就寝時に寝返りを打つときに感じていた肩の痛みは、以前と比べて軽くなっています。また、日中は、腕を上げたときのゴリゴリとした違和感が減り、肩の可動域が広がりました。
低気圧による頭痛や眼精疲労は、今まで通りツラい日もありますが、パソコンやスマホを長時間見続けたときの眼精疲労はあまり気にならなくなってきたように思います。コンタクト装着時の目のかすみや、目のピントが合わないという悩みはかなり軽減されてきましたね」
3週間という短い期間ですが、少しずつ、つらい痛みがおさまってきているようです。
心のコリがほぐれつつあるサイン?! 足全体がふっくらした印象に変化
MKさんの足相は3週間でどのように変わったのでしょうか? 足刺激前と3週間後の足相を見てみましょう!
きよみ先生:「足刺激前は、親指の傾き方によって足が変形したように見えますが、現在の足は足の力が抜けて、親指の傾きが目立ちにくくなっていますね! 足の甲の印象が、まるで別人のように異なります」
足相はいわば足の顔つきなので、人相と同じように、置かれている環境や心の状態によって表情が変化するのだそうです。今のMKさんの足相は、以前よりもやわらかくやさしい表情に変化して見えます。
きよみ先生:「この表情の変化は、内面のストレスがほぐれ始め、心のコリが解消している兆しだと思います」
さらに、足を側面から見てみると、その違いは明らかです。
きよみ先生:「足刺激前の足は、力が入ったように突っ張っていて、ゴツゴツとした険しい印象です。今の足は力が抜けてリラックスしていて、やわらかい印象になっていますね。この足の変化を見ると、体の緊張がとれて思考もポジティブに変化してきているのではないかと思います」
少しずつストレスが癒やされてきているようなので、このまま足刺激を続けていけば、肩こりや頭痛などの悩みが解消するのを、よりはっきりと実感できそうですよ!
酷使してきた足を『愛でてあげたい』気持ちが芽生えた
MKさんの3週間のモニター生活では、体調変化の兆しがあっただけでなく、自分の足に対して、気持ちの面でも変化があったそうです。
MKさん:「今回、足相診断を受けたことによって、自分自身の生まれ持ってきた性格や自分の過去の人生経験、これからの未来を見つめ直すよいきっかけになりました。今までは体と心の不調があっても、自分ひとりでは改善方法がよくわからずにそのまま放置してみたり、何となくやり過ごしたりしていましたが、自分を支える大切なパーツである足をもっと労わってあげたいという気持ちになりました。日々の体調で変わる足相や、ゾーンを刺激したときの痛み度合いなどから、自分の健康状態を知ることができるので、これからの健康管理をしっかりしていきたいですね!」
何となく調子が悪いときに、足相の観察や足刺激によって、不調の原因を知り、自分でケアをすることができます。本格的な不調になるのを未然に防ぐこともできますね!
MKさん:「この世に生まれてから現在まで、ずっと機能してくれたことに感謝をしながら、毎日足の裏を指圧棒で刺激しています。これからも健康で笑顔でいられる日々が送れるように、自分のケアはもちろん、大切な人にもケアの伝授ができたらいいなと思います」
自分を毎日支えてくれている足を、今日から観察してみませんか? 足刺激をすると、体や心がスッキリと軽くなっていくはずですよ。
取材・文/牧内夕子
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