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約5割の女性が24時以降に就寝している!? 睡眠の質をUPさせる寝具選びのコツをご紹介!

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寝ている女性のイラスト

みなさんは夜しっかりと眠れているでしょうか? 睡眠不足は疲れやすくなったり体調を崩したり、イライラしやすくなったりと、さまざまな不調をきたす原因にもなります。そこで今回は、FYTTE公式Instagramのストーリーズで実施したアンケートの回答をもとに、気になる読者の睡眠事情やお悩みを大発表! 専門家による寝具の選び方のポイントや注意点なども合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Contents 目次

朝起きたときの疲れを感じる人が多数!

インスタアンケートの回答結果

睡眠はただ単に体を休めるだけでなく、記憶を定着させたり成長ホルモンを分泌したりと、心身共にとても大切な役割を果たしています。日本人は、世界でも睡眠時間が少ないことが知られていますが、今回FYTTE公式Instagramのアカウント内、ストーリーズで睡眠に関する調査を行ったところ、多くの人がさまざまな悩みを抱えていることが明らかになりました。

まず、毎日何時ごろに寝ていますか?という質問をしたところ、「~21時台」(35票、n=632)、「22時台」(110票)、「23時台」(196票)、「24時以降」(291票)という結果に。21時台に就寝している人が全体の5%なのに対し、24時以降が約50%と、全体の約半数の人がかなり遅い時間まで起きていることがわかります。

ここ数年、コロナ禍によりテレワークになったという人も多いはず。時間や場所にとらわれず比較的自分の生活スタイルに合わせて仕事ができるようになった一方で、定時や退勤時間に縛りがなくなったことで、「ずるずると夜遅くまで仕事を続けてしまう」「仕事とプライベートの切り替えがうまくできない」といったことが、就寝時間にも影響しているのではないでしょうか?

寝不足の女性のイラスト

続いては、睡眠のお悩みについて。4択の中から睡眠の悩みとしていちばん当てはまるものを選んでもらったところ、いちばん回答が多かったのは「朝の目覚めが悪い、寝ても疲れがとれない」(69票、n=193)でした。
2番目に多かったのは「ぐっすり眠れない、夜中に何度も目が覚める」(47票)、ほとんど同票で「日中に眠くなってしまう」、そして「寝つきが悪い」(31票)となりました。
寝ている最中に目が覚めてしまったりすることで、朝の目覚めがスッキリしなかったり疲れがとれず、日中に眠気を感じてしまうといった悪循環が起きているのかもしれませんね。

では、いったいどのようにして睡眠の質を上げていけばいいのでしょう? 就寝前にスマホやPC操作を控えたり、ゆっくりと入浴したり、温かい飲みものや音楽で心身共にリラックスするというのもいいかもしれません。また、自分に合った寝具選びをするというのも大切なポイントです。

枕を抱えている女性のイラスト

フォロワーのみなさんに「いちばんこだわりたい寝具」を調査すると、「枕」(164票、n=339)、「マットレスや敷布団」(140票)、「シーツやカバー」(19票)、「かけ布団」(16票)となりました。

約半数の人がこだわりたいと回答した「枕」。たしかに、枕を使わずに寝ると首や肩を痛めてしまうなど体に負担がかかりそうですよね。とはいえ、枕の高さや形、かたさや素材など、どんなものが自分に合うのか…そんなお悩みを解消すべく、ここからは専門家による失敗しない快適な枕の選び方をご紹介していきます!

自分に合う、快適な枕の選び方とは?

枕のイラスト

「枕の役割は頭と頚椎(首の7つの骨)を自然な姿勢で支えることです。理想的な高さは、頭と首とのスキマが埋まっている状態で、頚椎の自然なS字カーブが保てていること。
この姿勢を作るためには、枕を当ててあお向けに寝たときにあごが少し下がりぎみになる角度がちょうどよい枕の高さといわれています」(睡眠コンサルタント 友野なおさん)。

大きい枕を使って寝ている女のイラスト

目安の高さは、首すじの高さが5cm~9cm、頭の高さが2cm~6cm程度。一般的に性別や体格差を考えた場合、背筋があり背中に厚みがある男性は高め、比較的首の深さが浅くなる女性は低めがおすすめです。高すぎる枕を使用した場合、首を不自然に曲げ続けることになると同時に、後頭部が上がりあごが引けてしまいます。すると後頭部から首、肩にかけての血行が悪くなって、首に力がかかり、肩こりの原因になってしまう可能性があるのです。

低すぎる枕を使用した場合も、頚椎が伸びてあごが上がってしまい首への負担が大きく、肩こりの原因になることがあります。枕を使用しない人も多いですが、そうすると後頭部のみで5kg程度ある頭を支えることになるので、首から肩にかけてかなりの負担がかかってしまうのです。枕は必ず使用し、肩口に当たるようにして頭を乗せましょう。こうすることで、後頭部から首すじにかけての全体の頭部を支えるので、肩から首をリラックスさせ、こりや疲労を軽減します。

また、個人差はありますが、就寝中は約20~30回の寝返りをうつといわれているので、それに対応するためにも、頭3個分の長さがあることも大事なポイントです。そして、軽すぎると寝返りの際に飛んでいってしまうことがあるので、ある程度の重さも必要になります。さらに、かたすぎず、やわらか過ぎないことも失敗しない枕選びでは欠かせない要素です。

頭が枕に沈む率は大体20%くらいが適当とされています。枕が硬すぎると接触面積が少なく後頭部のみで支えるので首すじが安定せず、長時間になると眠りの中枢が刺激されて目を覚ましやすくなるという指摘も。

逆に、やわらか過ぎて頭が40%以上沈むようだと十分に頭や首が支えられず寝姿勢が不安定になってしまいます。しかも、頭部が埋もれることで枕との接触面積が増えて寝苦しくなったり、脳への血流が低下してしまったり、舌がのどの奥に落ち込んで気道をせまくしてしまったりして、快眠を妨げてしまうのです。高さ、大きさ、硬さ、この3つのポイントを確認し、自分に合った枕を見つけてくださいね(友野さん)。

睡眠のお悩みや枕選びのコツをご紹介しましたが、いかがでしたでしょう? とくに今の時期は暑くて寝苦しい夜を過ごしている人もいるのではないでしょうか。ぜひ、今回の記事を参考に、自身の睡眠習慣について今一度見直すきっかけにしてみてくださいね!

*アンケートについて
●調査対象: FYTTE公式Instagramのフォロワー
●調査方法:FYTTE公式インスタグラムにてアンケートを実施
●調査媒体:FYTTEweb
●調査期間:2021年12月23~2022年3月24日

文/FYTTE編集部

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