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[体験&メソッド]「脳疲労」が原因で悩まされた首肩のこりや不眠。17日間の足刺激で血流がよくなり、こりの緩和や睡眠の質が向上!

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[体験&メソッド]「脳疲労」が原因で悩まされた首肩のこりや不眠。17日間の足刺激で血流がよくなり、こりの緩和や睡眠の質が向上!

足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足のひと 鈴木きよみさん。足裏に表れる表情を読み解き不調の原因を見出す、先生の足相診断をレポートします。今回のモニターさんのお悩みは「首肩のこりや不眠」です。なんと原因は「脳疲労」?! 足刺激で不調がラクになる方法と、2週間あまりセルフケアを行った結果までまとめてお伝えします!

監修 : 鈴木 きよみ (足のひと®)

足のひと®(足読み師/足裏研究家)
https://kiyomi-suzuki.jp/ 
「めん棒ダイエット®」考案者
東京・自由が丘を拠点に30万人以上の足を診てきた経験豊富なセラピスト。足を見て全身の不調を探る診断法「足相診断®」と、足学に基づき不調を整える技術「きよみ式ゾーンセラピー®」を確立。足と体のつながりに着目し、高齢化社会に向けて「歩ける寿命」を延ばし、人生を楽しむためのライフスタイルとして「足ウェルネス®」を提唱。
著書に「めん棒ゾーンセラピーですぐやせっ!」(学研)、ほか多数。
また、現在は施術のかたわら、より多くの方に自分自身で不調や未病を改善してほしいという想いから、公式LINEやオンラインサロンにて誰でも簡単にできる「足読み法」や「養生法」を発信。
https://lin.ee/M6g8BnO

インスタグラムやTikTokでも足ウェルネスの最新情報、足相や足刺激テクニックをわかりやすく解説中です。ぜひご覧ください!
https://www.instagram.com/anpiel_kiyomi/
www.tiktok.com/@kiyomi_anpiel

Contents 目次

足の色がまだらな人は、ストレスをためこみやすい?!

今回のモニターであるS田さんは55歳。足裏に神経線維ができてしまうモートン病があり、足裏にピリピリとした痛みを感じることも多いそうです。
さっそくきよみ先生に足相をチェックしていただきましょう!

きよみ先生:「足相を見ると、足裏の色がまだらなのが気になります。体に筋腫を作りやすい体質のようですね」
S田さん:「子宮筋腫はいくつかあり、小さいので温存しています。足裏にモートン病があり痛みを感じます」
きよみ先生:「モートン病は神経線維の腫瘍で、私のサロンのお客様にもお悩みの方がいます。急激な運動などの負荷によってできる傾向があると感じています」
S田さん:「病院では原因不明と言われましたが、確かにダイエットのために集中的にランニングをした時期があったので、そのせいかもしれません」
きよみ先生:「足裏の色がまだらの人は、体に腫瘍などの異物を作りやすい体質なので、定期検診をしっかり受けておくのがいいでしょう」
足裏の色をチェックすれば、病気を防ぐきっかけになるかも? ぜひご自分の足裏もチェックしてみてくださいね。

親指の赤さとくびれのなさは「脳疲労」のサイン

きよみ先生が足相の中で特に注目したのは、S田さんの親指です。
きよみ先生:「脳の反射区が集まる親指が、赤くなっていますね。これは精神的なストレスが多いことを示す足相です。お仕事の疲れがたまっていますか?」

新ゾーンマップ画像

S田さん:「今は会社勤めではなくフリーランスなので、通勤の疲れはないのですが、目の疲れを感じます」
きよみ先生:「他の指に比べて親指だけがとても赤いので、脳疲労を起こしていますね」
S田さん:「去年の夏ころから、夜にしっかり眠れなくなってしまったのですが、脳疲労と関係ありますか? 1時間半に1回くらい目が覚めてしまい、長時間寝ることができない状態です」
きよみ先生:「睡眠にも関係しています。潜在的なストレスによって、寝ている間も脳を働かせてしまい、脳疲労を起こしているのですね。
それと親指のつけ根にあるくびれの幅が狭く、シワができているので、首がすごくこっていますね」

S田さん:「首や肩がすごく張って、首がどんどん短くなっていると自分でも気になっていました!」
きよみ先生:「首がこっている人は、目の疲れのせいと感じやすいのですが、S田さんの場合は脳疲労が原因です。精神的なストレスが多いのでは?と気になります」
S田さん:「5年前に、交通事故で入院をするほどの大きなケガをしたのですが、そのあと突然閉経をしたことが気になっていました」
きよみ先生:「ケガも体にとっては大きなストレスですね。S田さんは更年期障害があまり出なかったそうですが、本来は明確に症状が出たほうが、体にとってはいいのです。更年期障害は、体の不調の棚卸しをして病気を防ぐ役割でもあるのです。
これから大きな病気を引き寄せないためにも、親指をしっかり刺激して、足の色や形を整えていくといいですよ」

体調を整えるための足刺激テクニック

脳疲労が原因で、首のこりや不眠の症状が出ているS田さんに、おすすめの足刺激テクニックをお聞きしましょう!

【親指をしっかりもむ】
親指全体を手のひらで包み込み、しっかりともみほぐします。つけ根から指先に向かって強めに指を握り、もみあげていきます。
親指の側面の部分にコリコリした感触があるときは、つぶすように強めに刺激します。痛みが強い場合は、最初はなでるような感触から慣れていきましょう。
親指の腹の部分は、指先でしごくようにして強く刺激します。

【腎臓~輸尿管~膀胱の反射区をプッシュ】
足裏の反射区の基本的な部位である腎臓・輸尿管・膀胱の反射区を流れで刺激します。体の生命力を高めて、眠りの質をよくすることにもつながります。
オイルやクリームをつけ、ツボ押し棒を使うとしっかりと刺激することができます。
●腎臓・輸尿管・膀胱の反射区

【足首の前側を上半身に向かって流す】
足首の前側には、上半身・下半身のリンパ節や股関節の反射区があります。ここを流すように刺激して、全身の巡りをよくします。
ピンポイントで刺激するのは難しい場所なので、手の親指でなぞるようにして、全体的に刺激しましょう。

初めてきよみ先生の刺激をうけたS田さんは、思わず声をあげてしまうくらいの強い痛みを感じていました。ふだんの施術に比べ、力加減は強くしていないそうですが、体の不調のある部分は、軽くこするだけでも痛みを感じるのです。

左足(画像右側)だけ、先に足刺激をしたところ、こんなに足の色に差が出ました!

まだらだった色が、全体的に血色がよくなり、デコボコした感じがなくなってなめらかに整っています。
反対の足もしっかり刺激をし、最後に足首をゆっくり回して終了しました。
このあと、S田さんの体調や足相はどのように変化したのでしょうか? 続いては、17日間のセルフケアを行ったS田さんの実体験をご紹介します!

効果が出にくいかも…との予想が一転! 親指が変化

S田さんは、もともと足裏に痛みを感じる症状の持病もあり、きよみ先生も「もしかしたら短期間での足刺激では効果が出にくいかも?」と、17日間というモニター期間の短さをやや不安視していました。

【足刺激前の足相】

前回の足相診断のあと、17日間にわたりご自身で足刺激を行った足裏がこちらです。

当初の心配から一転して、足相の状態がとてもよくなっているそうです!
きよみ先生:「以前はまだらだった足裏の色が、自然な血色になって、肌もやわらかくなっていますね! 毎日しっかりと足刺激を続けていたことがわかります。
また、以前は足裏のしわの入り方などが、左右で異なっていましたが、今はだいぶそろってきています。これは心身のバランスが整ってきていることを示す足相です」

S田さんのお悩みのひとつは「脳疲労が原因の首肩のこり」で、特に親指のくびれのなさが改善ポイントでした。
きよみ先生:「親指のくびれ部分のしわをよく見てください。今回の足相ではしわがくっきりと出ていて、指腹もぷっくりとしてふくらみを感じますね。前回よりも親指のくびれができているのがよくわかります。首肩のこりはだいぶ解消されているはずですよ!
また、ほかの指の状態をみても、生活のなかで指先をしっかりと動かして使えているようです。これは全身の関節がよく動くようになっていることを示します」

静脈の色の変化は血流がよくなった証し

きよみ先生:「足の内側の写真を比べてみましょう。以前は足の側面の静脈の青紫色が目立ちますね。これは血流の悪さを示しています。血流の状態は全身に関係しますので、心身の状態が悪くなりやすいのです」
【足刺激前の状態】

【今回の状態】

きよみ先生:「今回の写真をみると、静脈の色がかなり目立たなくなっていますね! 足は全身のなかでも血流が悪くなりやすいところですが、この部分の血流がいいということは、全身の巡りがよくなっているはずです」
血流がよいと、首肩のこりがほぐれやすく、睡眠の質の向上にもつながるのだそうですよ!

浮いていた小指が地面につくようになった

また、足の小指の状態にも注目ポイントがあるそうです。
きよみ先生:「以前のS田さんは、小指が地面から浮き上がる“浮き指”という状態でした。これは婦人科系の不調やホルモンバランスのくずれを意味する足相です。
今回の足相では小指が地面にぴったりとついている状態なので、こうした不調もよくなっているのでは?と思います」

【足刺激前の状態】

【今回の状態】

S田さんのお悩みの解消や体調がよくなりそうな兆候が、たくさん表れている足相になっていました。

毎日入浴後の足刺激が習慣に

足相の変化がたくさんあったS田さんですが、17日間どんな足刺激生活を送っていたのか、お聞きしましょう!

S田さん:「足刺激は、毎日入浴後にアンピールさんのフィートトリートクリームを塗ってから行いました。最初に、めん棒の上に足をのせて、ころころ動かして足裏全体をほぐします。
次に、指圧棒を使って足の甲、内くるぶし、外側くるぶしを刺激。そのあと各指を手でほぐしてから、親指を指圧棒で刺激します。

さらに、土踏まず全体も指圧棒でぐりぐりと刺激しました。足裏と親指には相当な痛みがありました」

準備体操のように、めん棒を踏んで足裏をほぐしてから、部分的に刺激を行っていたそうです。アイテムを駆使してしっかりと刺激していたようですね!
また、きよみ先生が開発したフィートトリートというクリームを使用していたそうですが、きよみ先生によると、このサロンオリジナルの足用クリームには、血行促進成分が配合されているのだそう。足刺激との相乗効果でさらに血流がよくなった、といえそうです!

画像のいちばん右にあるのがフィートトリートです(80g入り/価格:3080円/税込)。https://store.shopping.yahoo.co.jp/anpiel/tecom002.html

しっかりと足刺激を行ってくださったようですが、毎日続けるコツはありますか?
S田さん:「毎日決まった時間に、生活のルーティーンとしてとり入れると継続できると思います。今後も続けていきたいと思います」
入浴後なら足裏の血流もよく、やわらかくなって刺激もしやすいですね! S田さんのように1日のなかで足刺激のタイミングを決めておくと、毎日の習慣にできそうです。

浅かった睡眠が長時間眠れるようになった

S田さん自身は足刺激の効果を実感できたのでしょうか?
S田さん:「以前は長時間連続した睡眠がとれない、睡眠障害をかかえていました。足刺激を毎日するようになってから、わりとすぐに睡眠の質が上がったことを実感できました。明らかに連続して睡眠できる時間が長くなりましたし、眠りも深くなったように感じます。
また、朝起床後すぐは目がかすんでよく見えない感じがあったのですが、起床直後からよく見えるようになりました」

ほかにも、月に3~4回通っている整体の先生からのご指摘もあったそうです。
S田さん:「自分ではあまり実感していなかったのですが、整体の先生から、足の指や足裏全体がやわらかくなった、と指摘されました」

つらそうだった首肩のこりはいかがでしょうか?
S田さん:「首こりの痛みはほぼなくなりました。パソコン作業があると肩こりはありますが、以前よりもだいぶ緩和したように感じています」

今回のモニター期間中に肩甲骨を整えるストレッチも始めたというS田さん。全身の巡りのよさをこれからも実感してもらえたら、と思います。
体のこりや睡眠の悩みをかかえている人は、ぜひ足刺激を始めてみませんか?

取材・文/牧内夕子 イラスト/湯沢知子

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