CATEGORY : ヘルスケア |オーラルケア
「知っておきたい口の中の菌の話」医師解説。歯周病予防に効果的な歯のセルフケア #Omezaトーク
先日、薬用マウスウォッシュ「リステリン®」を展開するジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が主催している「リステリン®︎ オーラルヘルスアライアンス」に参加してきました! 口腔ケアに関するさまざまなトピックスについて、専門家である先生方と共に正しい知識を伝えることを目的に2021年5月から定期的に開催しているイベントです。
アライアンスの内容を一部お届けいたします!
Contents 目次
今日からとり入れて!歯周病対策に効果的なセルフケア
今回、私が参加したのは第4回目で内容は、「知っておきたい口の中の菌」をテーマに、“菌博士”で広島大学副病院長/感染症科教授の大毛宏喜(おおげ ひろき)先生より、口腔内の菌ケアの重要性についてでした。後半では、「リステリン®」についての説明と、マウスウォッシュで殺菌していくデモストレーションが行われました。
「口内殺菌がなぜ健康のために重要なのか」「歯磨きでは不十分!?」など口腔ケアの工夫についてや、今日からできるセルフケアでできる口腔内ケアについてのお話などポイントをしぼってお届けします。
●10代でも2人にひとりが歯周病
「人間は体全体に常在菌が滞在しており、口の中には 何種類もの口腔内菌が住みついています。とくに食事の際は咀嚼をするたびに口腔内菌が血液に侵入していると言われますが、これが深刻化すると、⻭肉にできるスキマから菌が侵入し、⻭周病を引き起こします。日本では⻭ブラシを使用した口腔ケアが浸透していますが、⻭ブラシだけでは⻭周病の予防はできません。データを見てみると、実際に10代でも2人にひとりが⻭周病にかかっていることがわかります」(大毛先生)
私を含め皆さん、毎日歯磨きをしていると思いますが、ケアのポイントは、歯ブラシでブラッシングする前にフロスなどで汚れを落とすことが先。そのあとに歯ブラシでブラッシングをするのがいいそうです。また、定期的に歯科でメンテナンス(クリーニング)をすることで、歯ブラシだけでは落とせない歯垢を落とすことができます。
また、口腔内をリセットするには、毎日の歯ブラシのあとに“粘膜表面をマウスウォッシュで殺菌する”とさらによいそうです。
マウスウォッシュの選び方にもポイントがあります。
今回教えていただいたのは、口腔内の菌(歯周病菌)を殺菌するには、歯周病菌を覆っているバイオフィルムの中まで殺菌することが重要。
だけど、一般的なマウスウォッシュに含まれるCPCやクロルヘキシジン、IPMP配合の洗口液は、歯周病菌を覆っているバイオフィルム(表面がマイナスに帯電しているため、プラスのカチオン性殺菌剤は浸透しにくい)表面でブロックされて浸透しにくいそうです。
リステリンに使われているエッセンシャルオイル配合のマウスウォッシュは、非イオン性の殺菌成分なので、バイオフィルムの内部まで浸透し、殺菌が可能なのだそうです!
勉強会の後半では、専用の機器を使った、エッセンシャルオイル配合のマウスウォッシュによる口内殺菌のデモストレーションも行われ、実際に活発に動いていた菌が一瞬で動かなくなるところを見ることができました。
いろいろなマウスウォッシュがあるけれど、歯周病を予防するにはエッセンシャルオイル配合のアイテムがおすすめなのかな、と感じた勉強会でした。
早速、リステリンより“緑茶”の力に着目した新商品が発売しているので、毎日のオーラルケアにとり入れさせていただきました。味や刺激の強さが調整されているので、マウスウォッシュがはじめての人や刺激が強いことから苦手意識がある人にも使いやすいと感じました。とくに夜、寝る前のブラッシュング後、マウスウォッシュで口内をリセットしておくと入眠時&翌朝が以前よりも快適です!
口臭を予防したい、好きなマウスウォッシュを使いたいなど、好みもあると思うので、目的別など使い分けるといいですね。マウスウォッシュ選びなどで迷っていたら、ぜひ、参考にしてみてください。
歯や口腔内はおいしい食事をするにも、人との会話を楽しむにも、体全身にとって大事な場所なので、よいと思ったことはどんどんとり入れて、試していきたいです。