12月に入ると気温も下がり、コートやマフラーをして服装も冬支度になってきましたね。重ね着、厚着をしすぎて動きづらい〜なんてことありませんか? 今回は「温活と衣類」がテーマです。一般社団法人日本温活協会の温活検定公式テキスト『冷え知らず先生が教える温活百科』(ワン・パブリッシング)の内容を元に、温活講座4回目をお届けします!
Contents 目次
衣類を活用した“温活”には選び方やポイントがあるんです!
私たちは、起きているときも、寝ているときも、ほぼ1日中、服を着て過ごしています。服はファッション性だけでなく、健康を保つうえでも重要な役割を果たしています。体を快適な温度に保つという点で、温活においても衣類による保温は重要です。だけど、ただ厚着をすればいいというわけではありません。
衣類を活用して効果的に保温(温活)するポイントを知っておきましょう!
保温に効果的なポイント3つ!
衣類で重要なのは、外から積極的に温めることではなく、体の熱を逃さずに保温すること。つまり“守りの温活”です。やみくもに厚着をすると、汗をたくさんかいて汗冷えを起こし、かえって体を冷やしてしまうことがあります。温める部位や温め方をふまえて、効率的に温めることが大切です。
以下に保温に効果的な3つのポイントを紹介します。
1.「首」がつく場所(首、手首、足首)
「首」「手首」「足首」と首の字がつく部位は、体の浅い部分に太い血管が通ってい るため、外気が冷たいと血管が冷えやすくなります。この3か所をうまく温めれば、体の冷えを抑えることができます。
2.お腹(下腹部)
お腹は、内臓が集まる重要な場所であり、東洋医学でも、全身の気が集まるツボ 「関元(丹田ともいう)」のある重要な場所とされています。 体の中心であり、全身への血流に関わる場所でもあるので、ここを温めると熱が全身に送られやすくなります。
3.腰
腰は冷えによる不調を感じやすい場所なので、仙骨(お尻の割れめの上あたりにある骨)の上の部分を温めましょう。とくに女性は子宮を温めることが大切なので、 お腹とあわせて温めると効果的です。お尻が冷えていたら、一緒に温めるようにするといいでしょう。
NG!体を締めつける衣類や着用の仕方には気をつけて!
体を締めつける衣類は血行が悪くなりがちなため、体温の低下を招く恐れがあるので注意が必要です。むくみやスタイルの改善のために、着圧ソックスや補正下着などをつけたことがあるかもしれませんが、正しい使い方をしないと血行不良などの不調になることも。
4つの点に気をつけましょう。
1.正しく着用する
2.着用したまま眠らない
3.着圧衣類を重ね着しない
4.長時間使用しない
季節別ファッションポイント
保温に効果的なポイントやNG点をふまえて、温活のために心がけたい季節別の服装ポイントをご紹介します。
基本は、3つの首(首、手首、足首)、お腹、腰周りを冷やさない。体を締めつけない。静電気が起きない組み合わせを心がけてみましょう。
秋冬に気をつけたいポイント
・下半身を中心にしっかり保温する
・上半身は重ね着で温度調節ができるようにする
・就寝時は腹巻などでお腹と腰を保温する
・毛糸のパンツなどでお尻も保温する
・就寝時は靴下を履かない
春夏に気をつけたいポイント
・肌寒い日は薄手のコートやジャケットを活用 する
・ストールなどでエアコンの冷え対策をする
・汗をかいたら衣類をとり替えて汗冷えを防ぐ
・就寝時は長袖長ズボンの薄手のパジャマを着るのがベスト
・素足にサンダルは避け、靴下で足首をカバーする
ほかにも、本書では衣類の素材や衣類から発生する静電気についてもご紹介しています。次回は、温活と住まい(住環境)や心への影響についてお届けしていきます。
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温活検定の1回目は2023年2月19日(日)です。ぜひ温活検定が気になる方、または温活そのものを学びたい方は、こちらの本をチェックしてみてくださいね。
温活をとり入れて、この冬を元気に乗り超えていきましょう!
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文/FYTTE編集部