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心身のストレスが温活に影響するの? 自律神経の乱れによる体温低下に注意【冷え知らず先生の温活講座7】

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テキストの表紙画像と運動キャラクターイラスト

近年は仕事やプライベートにおける人間関係などさまざまな要因により、不安、あせり、責任、緊張、孤独などの心的ストレスを感じている人は多いかもしれません。今回のテーマは「心と温活」です。一般社団法人日本温活協会の温活検定公式テキスト『冷え知らず先生が教える温活百科』(ワン・パブリッシング)の内容を元に、温活講座7回目をお届けします!

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

ストレスと温活の関係とは?
心と温活扉のキャラクターイラスト

ストレスは心身に大きく影響し、さらに体温の低下にもつながります。
今回の講座では、ストレスが心身に与える影響について本書の内容をもとにピックアップして解説していきます。

ストレスが加わることで脈拍が早くなり、血圧が上昇します。自律神経が乱れて神経が温度センサーの役割をしなくなり、体温の調整機能が働かなくなるのです。

自律神経は、内臓器官や血管などを調整する神経のことで、体を調整するために無意識のうちに絶え間なく働いています。この自律神経は大きく以下の2つに分けられます。

1.交感神経
「睡眠と温活」の記事で少しふれましたが、交感神経は体の活動時や昼間に活発になります。交感神経が優位になると、心臓に働きかけて脈拍数を増やしたり、血管を収縮させて血圧を上昇させたり、発汗を促進したりします。

2.副交感神経
安静時や夜のリラックス状態のときに優位になり、脈拍は遅くなり、血管が拡張して、血圧も下がります。

受けることで分泌される「ストレスホルモン」が体を守る!?
ストレスを受けると特定のホルモンの分泌が活性化します。「ストレスホルモン」と呼ばれるホルモンです。複数の種類がありますが、代表的なのは「コルチゾール」と「アドレナリン」です。どちらも、一時的に興奮状態にさせてストレス状態から防御するのに役立ちます。しかし、長期的にストレスを受けたり、慢性的に分泌が増えると、不眠やうつ病、生活習慣などの心身の不調を引き起こすことがわかっています。

ストレスで自律神経のバランスが乱れると、どうなる?
ストレスが原因で自律神経のバランスが乱れると、だるさやめまい、動機、頭痛などさまざまな不調症状を起こします。これを「自律神経失調症」と言い、体温にも関係してきます。ストレスが積み重なって自律神経が乱れると、冷えの悪化だけでなく、頭痛、吐き気、便秘や下痢などの胃腸不良、肩こり、腰痛、しびれ、全身倦怠感、微熱、めまい、不眠など体への不調を引き起こすので、ストレスをためないことがとても大切になってきます。

ストレス改善法を、ライフスタイルにとり入れよう!

部屋で瞑想している女性のイラスト

自律神経の乱れによる不調やうつ病など、症状を軽くするためには「身体的ストレス」と「精神的ストレス」を解消することが大切です。

身体的なストレスの解消 
身体的なストレス耐性(ストレスに対する強さ)を高めるには、規則正しい生活をして自律神経のリズムを安定させるのが効果的です。なかでも「食事」「睡眠」「休息」が重要です。仕事を優先するあまりこの3つを軽視しているというような人は、まずは生活のリズムを整えることを心がけましょう。また鍼灸や瞑想、ヨガ、太極拳などもストレス軽減に効果が期待できるため、生活にとり入れてみるのもいいでしょう。 

精神的なストレスの解消 
精神的ストレスのケアには、心理的な側面でアプローチしていく「精神療法」が行われています。精神療法とは、医師や臨床心理士などが言葉や人間関係を通じて患者の内面に働きかけ、抱えている苦痛をとり除く治療法です。精神療法には「認知行動療法」「対人関係療法」をはじめ「瞑想法」「森田療法」「マインドフルネス認知療法」などがあり、適切なタイミングで行うことによって高い効果が期待できます。 

また、現代では「統合医療」にも目が向けられています。統合医療とは、近代西洋医学と漢方やアーユルヴェーダ、ハーブ療法などの代替療法(相補完的な療法)を組み合わせて行うもので、多種多様なものが存在します。それぞれの長所や短所を補い合うような医療です。

なお、飲酒でのストレス解消は禁物です。飲酒でストレスを発散できるという人もいますが、アルコール依存症にもつながるため注意が必要。また、過度な飲酒はホルモンにも影響をもたらします。

忙しい毎日を過ごすうえでストレスは避けられないものですが、ストレスの影響による体の負担を少しでも減らすためには、生活習慣を見直し、自律神経やホルモンの働きを整えることが大切です。

毎日の生活のなかで運動や入浴、睡眠、食事などを見直し、改善方法を組み込むことで心身の安定をはかることができます。

そのほか本書では、うつ病が体温調整機能に与える影響や、ストレスによるうつ病の話や病気などについて解説しています。

近年は、仕事を持つ社会人だけでなく、若い世代の心の病も増えています。年代によって訪れる変化でストレスを感じる人も多いですよね。このように幅広い年代がストレスによる不調で悩んでいます。心身ともに健康に過ごすためにもぜひ、参考にしてみてはいかがでしょう。

次回は、体の専門的な内容、「循環系と温活」についてお届けしていきます。

『冷え知らず先生が教える温活百科』(ワン・パブリッシング刊)好評発売中!

温活検定本

こちらの公式テキスト『冷え知らず先生が教える温活百科』は絶賛発売中。
温活検定の1回目は2023年2月19日(日)です。ぜひ温活検定が気になる方、または温活そのものを学びたい方は、こちらの本をチェックしてみてくださいね。

温活をとり入れて、この冬を元気に乗り超えていきましょう!

温活検定に興味をもたれた方はこちらをチェック!
https://www.kentei-uketsuke.com/onkatsu/

文/FYTTE編集部

 

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