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妊娠に子宮と卵巣の冷えは大敵! 妊活に役立つ温活とは?【冷え知らず先生の温活講座9】

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テキストの表紙画像と運動キャラクターイラスト

今回のテーマは「妊活と温活」です。妊娠を希望する人のために必要な「基礎体温や子宮、卵巣を温めるポイント」などを学んでいきます。一般社団法人日本温活協会の温活検定公式テキスト『冷え知らず先生が教える温活百科』(ワン・パブリッシング)の内容を元に、温活講座9回目をお届けします!

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

妊活に重要な「基礎体温」

妊活中の基礎体温

これから妊娠したいという女性にとって、冷えをとって卵巣や子宮の血流量を増やすことはとても重要です。また、「基礎体温」を測って妊娠しやすいタイミングをしっかり知ることも大切です。基礎体温を測ることでどんなことがわかるのか、さらに妊活に温活が必要な理由も学んでいきましょう。

基礎体温とは安静状態にあるときの体温で、女性ホルモンのバランスが反映されるものです。寝ているとき(安静時)の体温がもっともわかりやすいので、朝起きてすぐ、体を動かす前に婦人用電子体温計で検温します。毎日なるべく同じ時間、同じ姿勢で測るようにします。 

基礎体温から体の周期がわかる
毎日の記録から、基礎体温の高い「高温期」と低い「低温期」がわかります。女性の体は排卵したあとに、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌に合わせて、少しだけ体温が上がります。つまり、継続的に記録した基礎体温から排卵の時期や月経周期の目安がつくようになるのです。  妊娠に向けての体調管理がしやすくなるだけでなく、ストレスなどに伴うホルモン異常や体調変化も察知しやすくなります。セルフケアのほか、診察を受けるときにも役立ちます。

高温期と低温期のサイクル
正常な排卵が行われている女性の基礎体温は低温期と高温期で約0.3~0.5度程度の差があります。「約2週間の低温期→排卵日→約2週間の高温期」でひとつの周期になっています。排卵日がわかると月経のタイミングも知ることができます。

例えば月経が28日周期の場合、月経初日から排卵までの約2週間が低温期になります。 

低温期のあとに高温期が続きますが、16日以上続く場合は妊娠の可能性があります。しかし、体温が上がらず低温期が続く場合は無排卵の可能性もあるので注意深くチェックしていく必要があります。 

続いては、妊活に温活が必要な理由を学んでいきましょう。

妊活に子宮と卵巣の冷えは大敵!

子宮、生理のイメージ画像と冷え知らず先生

子宮や卵巣は妊娠し胎児を育てるための大切な場所です。卵巣の中では、限られた卵子が子宮に向けて出発する出番を待っていますが、その間もつねに血液や体の状態の影響を受けています。卵子は細胞なので、体調が悪ければその影響が及んでしまいます。

また、妊娠のしやすさと胎児の育ちやすさ、どちらにとっても子宮と卵巣が温まっている状態が必要です。これから妊娠を望む女性にとってとても大事なことです。

「妊活に冷えは大敵」といわれるのは、妊娠と子宮や卵巣の冷えが大きく関わっているからです。赤ちゃんを育てるための子宮には、栄養を送り届けるためにたくさんの血液が流れ込んでいます。ところが冷えで血流が滞ると子宮に血液が十分行き届かず、子宮の筋肉は本来の機能を発揮できなくなります。そして、婦人科系疾患(生理痛や生理不順、月経前困難症など)などの不調を起こします。また、子宮や卵巣が冷えることで自律神経のバランスも乱れ、代謝や免疫力などの体全体の機能が低下、さらに、イライラや不安などの心の不調も起こりやすくなります。

慢性的な冷えがあると子宮や卵巣の機能にも影響を及ぼすので、日ごろから手足やお腹の冷えを感じている人は予防や対策を意識するよう心がけましょう。

とくに、慢性的に肩こりや頭痛、倦怠感、むくみなどの症状がある場合は要注意です。血流を改善し、体を温めていく必要があります。

以下に5つのポイントをご紹介します。

運動しているイラスト

1.規則正しい生活を心がける
女性の排卵機能は自律神経や内分泌系と大きな関係があるため、不規則な生活をすると悪い影響を受けてしまいます。基本的なことですが、早寝早起きを心がけ、食事や入浴の時間もとりましょう。

2.十分な睡眠をとる
体が冷えていると睡眠の質も低いといわれます。睡眠中にさまざまなホルモン分泌がされ、体の機能回復をします。とくに自律神経のバランスを整えるには睡眠は大切です。

3.体を温める食事をする
体の中から温める食材をとることで食事からの温活ができます。暑い時期も体を冷やさず、ふだんから温めることを考えながら食事をするようにしましょう。何を食べ、どんな生活をするかで卵子や精子の質が変わってきますよ。

4.適度な運動を行う
運動は、血流を上げ、体の内側から温めるのに有効です。子宮や卵巣の血流も増えるため、生殖器機能(卵巣や子宮内膜など)の回復にもつながります!

5.ストレスを緩和する生活をする
過度なストレスは自律神経のバランスを崩すため、体を冷やし、免疫力も低下させます。ストレスを感じたときはそれを発散できるような自分なりの対処法を見つけておくのも重要です。

このほか、温活に関係のある睡眠や運動、ストレス、温める食材などについては、本書でも紹介しています。

妊活にとって、衣類などでお腹や腰を温めることも大切だけど、体の中から血流をよくし冷えを改善するということも妊娠にとって大切なことです。

「妊活と温活」の章では、不妊症についてや、ツボを使ったお灸の活用についてもご紹介しています。

次回は、東洋医学の考え方、「漢方と温活」についてお届けしていきます。

『冷え知らず先生が教える温活百科』(ワン・パブリッシング刊)好評発売中!

温活検定本

こちらの公式テキスト『冷え知らず先生が教える温活百科』は絶賛発売中。
温活検定の1回目は2023年2月19日(日)です。ぜひ温活検定が気になる方、または温活そのものを学びたい方は、こちらの本をチェックしてみてくださいね。

温活をとり入れて、この冬を元気に乗り超えていきましょう!

温活検定に興味をもたれた方はこちらをチェック!
https://www.kentei-uketsuke.com/onkatsu/

文/FYTTE編集部

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