今回のテーマは「温活メソッド」です。温活に効果的なツボやマッサージ、ストレッチなどさまざまな手法を学び、日常生活に役立てることができますよ。一般社団法人日本温活協会の温活検定公式テキスト『冷え知らず先生が教える温活百科』(ワン・パブリッシング)の内容を元に、温活講座11回目をお届けします!
Contents 目次
温活メソッド!をライフスタイルにとり入れて毎日快適に
今回は温活講座の最終章となる「温活メソッド」についてお届けします。
ツボ、マッサージ、ストレッチ、お灸と試しやすいものばかりなので、日常生活にじょうずにとり入れてみてください。
ここでは温活に活用したいマッサージ法と末端冷えにおすすめのツボを紹介します。
温活に活用したい遠心性マッサージ
温活に有効なマッサージは「遠心性」のものと「求心性」のものに大別できます。遠心性は中心から末端へ(心臓から末梢へ)、求心性は末端から中心へ(末梢から心臓へ)働きかけます。遠心性は、動脈の流れに沿って血流を促進させ、末端まで血液を行き渡らせます。一方、求心性は、静脈の流れに沿って滞ったリンパや末端の血液を流し、心臓に送り返します。 温活では体温を上げる効果を目的として遠心性のマッサージを行います。
次に、末端冷えを解消するマッサージ法とツボをひとつご紹介します。
【手足の冷えを解消するマッサージ法】
体温を調節する自律神経は、寒さを察知すると交感神経が優位になり、皮膚表面や体の末端の血流を滞らせて体の中心部の体温を維持しようとします。そのため冬の屋外など寒い環境下では血流が悪くなり、末端部分はとくに冷えやすくなります。それを解消するにはツボを使ったマッサージが効果的です。
【陽池を使う手のマッサージ】
1.手のひらを20回こすり合わせて温める(手が冷たい人はお湯につけて温める)。
2.右の手のひらを左のひじの内側に10秒間置いて温める。
3.そのまま右手で、左のひじから手首に向けて気持ちいいと感じる圧で20秒間かけてもんでいく。
4.陽池に右の手のひらを置き、ゆっくりと円を描くように10秒間温める。
【末端や冷えに効く手足の温活ツボ】
手足などの末端の冷えは、血行不良、体質的な要因、気血(漢方における気や血)の不足や停滞などによって引き起こされます。とくに関節まわりは気血の流れが停滞しやすく、冷えやすくなっています。ツボを刺激することで血流や冷えを改善する効果が期待できます。
また、体操やストレッチなど、体を動かすことは温活のためにとても有効です。運動の 基本といえる深呼吸とスクワットも正しいやり方で行えば温活に効果があります。
このほか、本書では、ツボを組み合わせたストレッチのやり方や巻末の付録に、「温活検定」模擬問題集や体を温める「温活食材一覧」などもついています。
いよいよ温活検定の試験日も近づいてきました。
第1回目は2023年2月19日(日)です。
温活検定が気になる方、または温活そのものを学びたい方は、こちらの本をチェックしてみてくださいね。
温活をとり入れて、心身ともに快適に過ごしましょう!
温活検定に興味をもたれた方はこちらをチェック!
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文/FYTTE編集部