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「Fan!Fun!FYTTE腸活部」感情が内臓に現れる!? 疲れや詰まりをデトックスさせる“Yuki式チネイザン”で腸を整えよう!
FYTTEのファンコミュニティ「Fan!Fun!FYTTE」が月1回オンラインで開催している「腸活部」。5月の腸活部では、チネイザンセラピストのYuki先生を講師にお招きし、腸とお腹のデトックスができる“Yuki式チネイザン”を教えていただきました。気になるその様子をレポートしていきます!
Contents 目次
Yuki式チネイザンで、腸とお腹のデトックス!
今回教えていただいたのは、古代中国文化とタイ文化が融合して生まれた伝統療法「氣内臓(チネイザン)療法」の考えと手技をもとに、Yuki先生が日本人女性の体質や性格、不調などに合わせて考案したオリジナルメソッド“Yuki式チネイザン”です。
「お腹の大掃除をしていないと体の調子がどんどん崩れて、なんとなく1年中不調だな、不調とともにお腹のぜい肉もついてきたな、ということになってしまいます。こちらの分布図を見てください。じつは内臓と感情には関係があるということをご存じでしょうか?」(Yuki先生)
Yuki先生によると、多くの人が「焦り・多忙」を示すお腹の反射区の部分がかたい傾向にあるのだとか。とくに40、50代の更年期近くになってくると、この縦ラインがとてもかたくなるそうです。
みなさんも、みぞおちのあたりを少し前かがみになって押して、たしかめてみましょう。
「がっかりしたり落ち込んだりしたこと、悲しかったことというのは、腸のなかに押し込められています。これは最近のことだけでなく、幼少期からの記憶が内臓に蓄積されているといわれるくらい深いものです。今が満たされていても、心のどこかでさみしさや孤独感があるという人は、じつはお腹が詰まりやすい傾向にあります。
また、常に考えすぎていて疲れてしまうという人は、小腸がかたい傾向にあります。これは体のなかの考えグセが現実を生むということ。たとえば、考えすぎで頭のなかがいっぱいのときはついつい食べ過ぎてしまうのと同じ。腸のなかには思っている以上に複雑な感情が内蔵されているのです」
Yuki先生によると、チネイザンがベースとしている東洋医学では陰陽五行という考え方があるそう。
「今回のテーマである肺・大腸は上の図の「金」というエレメントに入ります。腸活、腸セラピー、腸もみなどいろいろな方法を実践する人は多いですが、実際はこの5つのエレメントがすごく大切なのです。『木火土金水』という5つのエレメントが1周回ることによって私たちの体が巡っていきます。今回は大腸と小腸にフォーカスして行いますが、お腹のマッサージをするときはいろいろな臓器に注目してみましょう。
また、色彩心理学に関するおもしろい話もあります。これは、人は弱っているときにその臓器の色を選んでしまうという考え。たとえば、緑や青色の服を着ている人は『木』のエレメントに当てはまり、ストレスをためやすかったり、目の疲労、肩こりがつらかったりなどの傾向があります。白い服を着ている人は『金』のエレメントで、肺や大腸が弱っていたり、黒色の服の人は『水』のエレメントで、冷えていたり腰痛があったり…というように、臓器と日ごろ自分が選ぶ色はとすごく密接に関係しています」とYukiは解説してくださいました。
まずは腸の位置をチェックして、準備体操!
続いて、今回のテーマである腸のお話へ。みなさんは自分の腸がどのようなつくりになっているのかご存じでしょうか?
「じつは大腸はとても長く、だいたい150~160cmくらいあります。内側にぎっしり入っているのが小腸で、小腸と大腸は基本的にセットで動いています。ですので、腸活をする際に大腸だけケアするのはナンセンス。大もとになっている小腸の部分もしっかりとケアすることが大切です。先ほどお話したように、思考がぎっしりの状態だと腸も詰まってしまうため、何も考えず無になった状態でお腹のマッサージをすると、よりスッキリ感を感じることができると思います。また、腸は四隅が詰まるということも覚えておきたいポイント! その点も意識しながら重点的に大掃除していきましょう」
それではさっそく腸の位置とお腹の反射区をさわる練習にチャレンジ!
<腸の位置を確認>
【1】
あぐらをかいて座り、右手で腸骨のあたりをさわります。
【2】
さらに腸骨から右手の指2本分を立ててさわります。ここが「大腸の入口」です。
【3】
そのまま上にスライドして、ろっ骨の内側をさわります。ここが詰まりやすい部分のひとつのポイントです。
【4】
さらにろっ骨の下を左にスライドしていきます。ここが「横行結腸」です。
【5】
そのまま左のろっ骨の内側をさわります。ここが「下行結腸」の入口です。
【6】
下行結腸を下がり、左手の指2本を立てて腸骨の内側をさわります。ここが「S状結腸」です。
【7】
両手でトライアングルの形をつくり、親指をおへその上に置きます。このときの人さし指の位置が「直腸」です。
※子宮摘出の手術を受け、術後6か月を経過していない場合、卵巣の炎症がある場合は「直腸」のマッサージはしないようにしましょう。
<反射区をさわってみる>
Yuki先生によると、お腹にも「反射区」という足の裏のツボと同じようなものがあり、そこを刺激すると、関連する内臓の調子がよくなると考えられているそう。
今回は下の図のような動きでアプローチしていきます。お腹のどのあたりをさわっていけばよいかをざっくりイメージしながら、チャレンジしてみましょう。
【1】
少し前かがみになり、みぞおちの剣状突起の下の部分に両手をぐっと入れて押します。そこからへそまで2か所を押しながら下がります。
【2】
ろっ骨に沿ってリズミカルに押します。
【3】
腸骨のきわに沿って直腸に向かって押していきます。
【4】
手を上にスライドさせながら押し、へその横を押します。そ剣状突起の部分に戻ります。横になった状態でもトライしてみましょう!
“セルフチネイザン”はYuki先生が開発したメソッドで、お腹の状態を日々観察してくために行います。また、やるだけでお腹がやわらかくなるのでとってもオススメとのこと。
「このセルフケアを日々行うことで、自分の精神状態がわかり今まで以上に自分の体への理解度が深まるはず! ぜひ毎日の習慣にしてみてください」とYuki先生。
シンプルで簡単! 大腸マッサージ3つ
それではいよいよ大腸のエクササイズに挑戦していきましょう。
「大腸のマッサージはとても簡単にできます。座ったままでもできますが、寝て行ったほうがやりやすいです。マッサージをするときはお腹にマッサージオイルをつけて行うのがオススメです」
“Yuki式チネイザン“大腸マッサージ<part1>
【1】
腸骨の部分「大腸の入口」から、「上行結腸」「横行結腸」「下行結腸」「S状結腸」の順に、両手でやさしくクルクルと押していきます。
【2】
「S状結腸」まできたら、直腸まで手をスライドさせ、下方向に落とします。
“Yuki式チネイザン“大腸マッサージ<part2>
「続いては腸をつまんでいきます。つまみやすいのが上行結腸と横行結腸があるお腹の部分になるので、この2つをつまんでみましょう。これをすると排便の量が増えてきますよ。ぜひチャレンジしてみてください!」
【1】
前かがみになって両手で上行結腸と下行結腸にあたる部分をつまみます。
へその横のあたりを意識してつまめばOK!
【2】
つまんだら、揺らします。自分が左右に揺れるのもOKです。
少しずつ手の位置を下にずらし、腸骨のあたりはできる範囲でつまんでみましょう。
【3】
つまんだまま鼻から息を吸い、吐きながら上半身を前に倒します。これを2回ほどくり返します。
「今はヨガマットの上で行っていますが、このマッサージをトイレの便器の上で行うのがとってもオススメです! 腸の四隅にフォーカスできるため、腸の老廃物がドバっと移動してくれます」
“Yuki式チネイザン“大腸マッサージ<part3>
「次にお風呂上がりに行いたいYuki式セルフチネイザンです。手をグーの形にしてマッサージをしていきます。お風呂上がりは大腸の掃除がしやすいタイミングです。このマッサージもマッサージオイルを下腹部に塗って行うことをオススメします。下腹部の直腸がある部分にも老廃物がたまりやすいので、よくマッサージしていきましょう」
【1】
手をグーにして、詰まりやすい下腹部と脚のつけ根あたり(腸とそけい部のリンパが重なる部分)を上下に動かします。
【2】
グーの手を上下に動かしながら、左右交互に行ったり来たりをくり返しましょう。
入眠前にオススメの小腸マッサージ
「最後は小腸のマッサージですが、こちらもとても簡単な方法です。ついつい食べ過ぎてしまったときは小腸をさわってあげるようにするといいでしょう!」
【1】
手を広げて中指のつけ根をおへそに置きます。この位置と大きさが小腸になります。
【2】
あお向けになって、両手を重ねて左右にゆらゆらゆすります。
「小腸はお腹の奥深くにあるので、大腸ほどリアルに動かすのが難しい臓器です。座って行うのもいいですが、あお向けでひざを立てて行うことをオススメします。考えごとで頭がいっぱいになったり、夜眠れなかったりするときにやってみるとリラックスできますし、とても気持ちいいのを感じるはずです!」
****
大腸マッサージ3つと入眠にオススメの小腸マッサージを教えていただきましたが、いかがでしたでしょうか? セルフマッサージで腸を元気にするのはもちろん、お腹をさわれば自身の健康状態や精神状態を把握できるというのは、腸活だけでなく日ごろの健康管理にもきっと役立つはず! ぜひ、入浴中や寝る前などに「Yuki式チネイザン」をとり入れ、巡りのよい体をつくっていきましょう♪
文/FYTTE編集部
講師:Yukiさん
チネイザンセラピスト。「たまよろ庵」主宰。早稲田大学卒業後、外資系コンサルティング、外国州政府機関、大手IT通信企業に勤めながら世界を巡り、ヨガ、マクロビオティック、タイ古式マッサージ、カウンセリング心理学などを学び、チネイザンにたどり着く。著書に『氣内臓 お腹をもむと人生がまわりだす』(草思社)、『夜、お腹をもむといいことが起こりだす 心と体を浄化する氣内臓マッサージ』(同)、『氣内臓デトックスマッサージ』(KADOKAWA)がある。
・たまよろ庵HP:https://tamayoro.com/
・Instagram:https://www.instagram.com/yukichandra/
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