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明らかな自覚はないけれど…、足刺激をした夜は眠りに入りやすくなったよう?! 3週間で起きた足裏の変化とは
足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足のひと 鈴木きよみさん。今回のモニターSFさんは不眠でお悩みです。今回、脳疲労を解消し、眠りの質を上げる足刺激にとり組んでもらいましたが、体調に変化はあったのでしょうか? モニター体験の様子をくわしくご紹介します。
Contents 目次
SFさんの前編記事は、「毎晩眠れない人は足指をゴシゴシしてみて! 不眠を解消する足刺激テクニック」の記事で読むことができます。
寝る前の足刺激で気分がリラックスするのを実感
SFさんのご自宅での足刺激の様子を教えてください。
SFさん:「足刺激は夜寝る前に行いました。夜に足刺激をし忘れてしまうこともありましたが、朝の出勤前に気づいたら、すぐに足刺激を行うようにしました」
寝つきをよくするためには、就寝前の足刺激が効果的なので、夜を足刺激の時間にするのは理想的です。また、足刺激を忘れてしまった日があっても、気づいたときに短時間でも、その場で行うことが継続のコツですね!
SFさん:「足刺激をするとイタ気持ちいい感じです。時間があるときは、足裏のゾーンマップを見ながら、自分の体調に当てはまるゾーンを追加で押すようにしました。足刺激をしたあとはリラックスできました」
SFさんは足刺激を始めてから、体調の変化を感じられましたか?
SFさん:「足刺激をしたら眠くなる…と自分に暗示をかけながら行ったせいか、足刺激のあとは、少し眠りに入りやすかったように思います。足刺激を始めてから2〜3日後には、足刺激をやればスッキリして気分がよくなると実感することができました。ただ、睡眠の全体的な改善にはいたっておらず、体調について大きな変化はまだ感じられていません」
足刺激をしてスッキリ感やリラックス感を得られるのも、体にとってはメリットです。日中の疲れを癒すためにも、寝る前の足刺激は続けていきましょう!
毎月のファスティングと組み合わせてスッキリを実感
SFさんは、毎月ファスティング(断食)を行っているそうですが、足刺激を組み合わせると調子がいいことに気づいたと言います。
SFさん:「新月と満月の日をスタートとして、それぞれ全7日間・全2日間でファスティングをしています。ファスティング中は激しい運動は禁止なのですが、足刺激なら行うことができ、日ごろの運動不足解消の代わりにもなって気分がよかったです」
1か月のうち、9日間はファスティングにとり組んでいるというSFさんですが、足刺激なら激しい運動をしなくても、全身の巡りをよくすることができて、ファスティングとの相性もよさそうですね。
ただし、あまりストイックになりすぎると、逆にストレスになってしまうということも経験したのだそうです。
SFさん:「今は仕事などのタスクが、なかなか片づけられないループにハマっている最中です。足刺激をした日は手帳に丸印をつけて管理していましたが、毎日足刺激をやらなきゃいけないという思いにつながり、そのことが逆効果に働いてイラっとしてしまうこともありました。イライラを感じながら足刺激をする日が3日位ありましたね」
お仕事はもちろんのこと、プライベートの用事など、目の前にやることが山積みでなかなか片づかないときは誰しもありますね。足刺激をしなくては!とプレッシャーをかけるよりも、忙しいときは歯磨き中に足裏でめん棒を踏んでコロコロしたり、休憩時間の2~3分だけ強めに刺激したりと、無理なく続けられる方法もとり入れるといいですね!
効果の自覚はないものの、足相には効果の兆しが!
SFさん自身には大きな体調変化は感じられていないようですが、現在の足相には何か変化が見られるのでしょうか? きよみ先生に足相を見てもらいましょう!
きよみ先生:「SFさんは脳疲労が強く、足の親指の内側面が変形して出っ張っているほどでしたよね。3週間後の親指の状態を見ると、だいぶ出っ張りがおさまっていますよ」
●足刺激前
●3週間後
きよみ先生:「親指全体の色にも注目です。3週間後のほうが血色がよくなっていますので、足刺激によって脳疲労が少しずつ解消してきているようです。SFさん自身は体調変化を感じられていないようですが、わずか3週間では、はっきりとした効果を感じることのほうが難しいので、ここであきらめず足刺激を継続してほしいですね! 明らかな効果を出すコツは、ゾーンを強めに刺激することです。弱い刺激だと、なかなか体質改善を促すことはできないのです。短時間でもいいので、自分の体調のポイントとなるゾーンは、しっかりと押したりこすったりして強めに刺激しましょう」
このほかにも足相に変化が見られるようですよ。
きよみ先生:「足の内側面のしわを見てください。3週間後のほうが大きなしわが増えているように見えますね。これは、足刺激前はむくんで肌がパンパンに張っていたものが、足刺激で余分な水分の排出が促されたことによって肌がゆるんだ結果です。巡りがよくなったサインですね!」
●足刺激前
●3週間後
自分では明らかな効果は感じられなくても、足相の変化はちゃんと起きていることが確認できました。途中であきらめずに、ゾーンへの刺激をコツコツと続けることが大切ですね!
自分自身のケア体験はセラピストとしての学びにもつながった
最後にSFさんにモニター生活の感想をお聞きしました。
SFさん:「普段は私自身も、高齢者に対して足の爪のケアを提供しているセラピストです。仕事柄、リフレクソロジーなどの足刺激の大切さは理解していましたが、お客様にはケアをして差し上げていても、自分自身にはなかなかできないでいました。モニター体験があったからこそ自分のケアができ、セラピストとしてもいい経験になりました。今後も足刺激が習慣になれば、睡眠不足の悩みは徐々に緩和していくのではないかと期待しています」
初めは、はっきりとした効果がわからなくても、コツコツ続けることで少しずつ体調は上向きになっていきます。自分をいたわる気持ちで、足刺激を行っていきましょう!
取材・文/牧内夕子
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