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気づかずうちに NG 行動をしているかも⁉ むくみレスな体を目指せる生活習慣とは

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気づかずうちに NG 行動をしているかも⁉ むくみレスな体を目指せる生活習慣とは

11月に発売された株式会社SDPの『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する』(監修/川嶋 朗)から、すぐにできるむくみとりテクをご紹介する企画。今回は、むくみにつながってしまうNG行動や、今日からできるむくみレスな体を目指すための生活習慣をご紹介します!

Contents 目次

「むくみレス」を目指す生活習慣とは? 

食事の時間だから食べるはNG! 

みなさんはふだん、空腹を感じていなくても“食事の時間だから”と形式的な食べ方をしていませんか? じつはこれが、むくみにつながってしまうNG行動なのです。 

「1日3食」が定着したのは江戸時代中期になってからで、簡単に食べものや飲みものが手に入る現代人は、明らかに飲み過ぎ、食べ過ぎの状態で、体を動かす機会も減っています。 

朝食は体内時計をリセットするために必要ですが、必ずしも1日3食食べなければならないわけではありません。
仕事はデスクワーク、移動は車、階段は使わずエスカレーターなど、筋肉を使っていないのに、なんとなく」で飲んだり食べたりする生活をしていると、体内に排出できない水分や老廃物が溜まっていくばかり
まずは温かいお茶などを飲んでお腹から体を温めてみたり、アメ玉1個でも糖分を摂取してみたりして、お腹が空いたら食べるを習慣にしてみましょう! 

手足はこまめなマッサージでむくみにつながる「冷え」を対策 

長時間のデスクワークなど、同じ姿勢を続ける場面では、むくみを感じることがよくあるのではないでしょうか? 

筋肉量が少なく体が冷えやすい女性は、運動不足や長時間同じ姿勢を続けることもむくみの原因になり、さらにむくみは重力の関係で下半身に多く出ますが、重症化すると手や腕、顔に広がる恐れもあります。
むくみ防止のためには、しっかりマッサージして血流やリンパの流れを促すことも大切です。そこで今回は、体のめぐりをアップさせる簡単マッサージを2つご紹介します! 

 ★脚のマッサージ 
(1)両手で足首をつかみ、ひざの裏に向かってふくらはぎをゆっくりとさすり上げます。
(2)ひざの裏をもみほぐし、さらに太もものつけ根に向かってさすり上げます。両脚行いましょう。 

 ★腕のマッサージ 
左手で右の手首をつかみ、ワキの下に向かって手のひら全体を使って、ゆっくりとさすり上げていきます。反対側も同様に行いましょう。
<Point>
ワキの下に血液を流し込むイメージで行いましょう! 

腸のむくみも見逃さない! お腹のマッサージで便秘も軽減

顔や手脚がむくむように、長時間同じ姿勢を続けたり、過度なストレスを抱えたり、塩分をとり過ぎるなどが原因で、じつは“腸”がむくみ、このむくみ腸」が、便秘の原因につながってしまうこともあるのです 

腸はほかの臓器と違い、骨に囲まれていないため、皮膚の上から手でふれられる唯一の内臓です。お腹をマッサージすると直接大腸への刺激となり、ぜんどう運動が促されるため、便秘解消とともにむくみ腸の改善に役立ちます。
腸を刺激するお腹のマッサージはとても簡単で効果が期待できるので、ぜひとり入れてみてください! 

 ★お腹のマッサージ 
(1)床やベッドにあお向けになります。
(2)腸の上を、「の」の字を書くようにやさしく押しながらもみほぐします。
<Point>
腸の形と流れに沿って、ゆっくりと手を動かしながら刺激しましょう!  

1日の終わりは「ふくらはぎ3点押し」でむくみの原因につながる疲れをリセット 

むくみの意外な原因は腸だけではありません。地球で暮らす私たちの体は重力の影響でつねに下の方向へ引っ張られており、さらに日常の動きの中でそれぞれの人の持つクセによって筋肉はもとの位置から少しずつ引っ張られています。
こうした日々の積み重ねにより筋肉のねじれが生じ、血流を悪くする原因になってしまうのです。 

そんな筋肉のねじれ解消に有効なのが、「ふくらはぎのマッサージです。 

ふくらはぎは下半身に流れ込んできた血液を心臓に押し戻すポンプの役割をする重要な箇所でもあるため、マッサージで筋肉の緊張をほぐすことで血液の流れがよくなり、全身のめぐりも整って、まさに一石二鳥!  がんばった1日の終わりに、「ふくらはぎ3点押し」で冷えや疲れをリセットしてみてくださいね♪ 

 ★ふくらはぎの3点押し 
(1)ふくらはぎを両手で包み込むように持ち、最もふくらんでいるところに小指が当たるようにします。
(2)小指・薬指・中指で押しながら3 秒持ち上げ、もとに戻します。 左右の脚で行いましょう。 

なんとなく入るだけではもったいない! 入浴法にも注目 

入浴剤として最近流行りのエプソムソルト。じつは欧米では古くから親しまれてきたものです。 

エプソムソルトは塩ではなく天然ミネラルの結晶で、人の体とお湯との間で、浸透圧(濃度の低いほうから高いほうへ移動する働き)という現象が起きます。つまり、体液よりも濃度の高いミネラルを含んだお湯につかることで、浸透圧の作用が生じ、汗が出やすくなるのです。 

さらに、エプソムソルトには塩素を中和する効果も期待できるため、お風呂に入れると肌当たりがまろやかになるのもポイント 

むくみレスな体を目指すためにエプソムソルトを使うのももちろんいいですが、市販のものを買わなくても身近にある素材も入浴剤に活用することができます 

たとえば、冬至の日に入るゆず湯はおなじみですが、じつはキッチンにあるショウガや塩は体を温め、発汗作用を高めてくれます。 

ほかにもリラックス効果を高める入浴剤としておすすめなのが、料理用にストックしている乾燥ハーブや、賞味期限が切れてしまったハーブティーなどのハーブ類。湯船に浮かべればゆったりと香りをたのしむお風呂タイムに早変わりします。 

体にも環境にもやさしいナチュラルな入浴剤。身近なものをいろいろ試して、ぜひ自分好みのものを見つけてみてください! 

Part5では、すぐにとりたいむくみに効果的なお助けむくみとりテクについてお伝えします。お楽しみに♪  

参考書籍/ 『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する』(SDP)  

監修/川嶋 朗(かわしま・あきら) 
北海道医学部医学科を卒業し、東京女子医科大学に入局。1993~95 年、ハーバード大学医学科マサチューセッツ総合病院に留学。東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック所長などを歴任した後、2022年より神奈川歯科大学大学院総合医療学講座特任教授、統合医療SDMクリニック院長。西洋医学と補完代替医療を統合した医療を実践。著書に『60 歳から体温を「0.5 度」アップする健康法』(飛鳥新社)など多数。 

文/FYTTE編集部 

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