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冬の冷え・便秘が急増中! 石原新菜先生がおすすめする“とるサウナ”。「ショウガオール」で 温活&便通改善 <レシピつき>
昨年は秋から冬にかけて急に冬の冷え込む気候となり寒暖差が激しい1年でした。それにより自律神経が乱れ、便秘に悩まされている人が多いそうです。さらに気温がグッと下がる1〜2月は、冷えや乾燥によっても便秘になりやすいと言えます。今回は、腸活・温活に詳しい医師 石原新菜先生より「温活便通改善」におすすめの食材と、料理研究家考案のレシピをご紹介します! お腹の中から温めて便通を促しましょう!
Contents 目次
1〜2月は、寒さによる冷え&乾燥による便秘に気をつけて!
昨年は“秋がない”と言われ、夏のような暖かい気候から急に冬の冷え込む気候となりました。気象庁の速報値によると、2024年9月から11月の日本の平均気温は基準値に比べて1.97度高く、1898年の統計開始以来最高でした。
そんな異例の寒暖差による影響で、“寒暖差便秘”に悩まされている人が増えているそうです。
2025年1月は冬型の気圧配置が強まり、気温が低い日が続いています。冬らしい寒さの地域が多く、積雪対策が必要なエリアも多く見られます。冬対策をしっかりと行う必要があります。また、空気が非常に乾燥するとみられ、インフルエンザなどの感染症にも要注意です。
冷えや乾燥が強まるとさらに便秘になる人も増えそうです。ふだんからお腹の調子が不安定な人や便秘がちな人は、対策をしておいたほうがよさそうですね!
参照:ウェザニュース https://weathernews.jp/s/topics/202412/190155/
今回は、腸活・温活に詳しい医師 石原新菜先生がおすすめする、便通改善を促す温活食材と、料理研究家考案のレシピをご紹介します!
医師おすすめ! “とるサウナ”「ショウガオール」で温活便通改善
便秘の要因はさまざまですが、寒暖差による自律神経の乱れや、寒さによる冷えや乾燥によっても体内や腸内の水分が不足し、便中の水分量が減って硬便になり便秘を引き起こすこともあります。
そこで、石原新菜先生がおすすめしているのは『ショウガオール』の摂取です。
「冬の冷え性・便秘への効果的な対策が『ショウガオール』をとり入れることです。『ショウガオール』とは“しょうが”を加熱・乾燥させることで生まれる成分のひとつで、体の冷えを温める効果があり、便通改善に役立ちます。冬の寒さ対策に人気の“サウナ”にも同様の効果があり、『ショウガオール』は“とるサウナ”であると言えます」(石原新菜先生)
【ショウガオールとは?】
非加熱のしょうがに含まれるシンゲオールは、加熱・乾燥させることで辛みを増してよりポカポカパワーのあるショウガオールという成分に変化します。
ショウガオールの効果は、サウナと同様の効果も期待でき、便通改善、血流促進効果、免疫力を高める働きがあります。
しょうがの温活効果である『ショウガオール』を効果的に得るには、加熱調理でたっぷり食べるのがおすすめ!
冬におすすめ「たっぷりショウガオールレシピ」で温活&便通改善!
続いては、料理家・養生デザイナー 井澤 由美子さん考案の『ショウガオール』を毎日の食事で簡単にとり入れられる「たっぷりショウガオールレシピ」を2つご紹介します。
【かぶと鶏肉のジンジャークリームシチュー】
鶏肉のうまみを吸い、やわらかくとろりと煮えたかぶの熱々ホワイトシチュー。
食物繊維が含まれており、体を温める効果もあるとされているかぶとしょうがを組み合わせた、冬の冷え・便秘対策にぴったりなメニューです。
栄養があるかぶの葉も一緒にいただきましょう!
<材料 2〜3人分>
かぶ 4個
玉ねぎ 1個
にんにく 2かけ
鶏もも肉(唐揚げ用) 1枚(200g)
オリーブオイル 大さじ2
水 300cc
おろししょうが 大さじ3
牛乳(豆乳でも可) 1カップ
塩、こしょう、しょう油 各少々
A 水溶き片栗粉 (くずまたは片栗粉を大さじ1半〜2、水を大さじ2で溶く)
<作り方>
1.かぶは縦4等ぶんに切り、葉は3cm幅に切って5分水に放してザルに上げる。
玉ねぎは1cm幅にスライスし、にんにくはつぶす。鶏肉は塩、こしょうを全体に適宜振る。
2.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが立ってきたら 1 の鶏肉の表面の色が変わるまで中火で炒め、はじに寄せる。
空いた所に玉ねぎを加えてしんなりするまで炒めたら、かぶを加えてさらに3分ほど炒める。 水300ccとおろししょうがを加えてフタをし、5〜7分煮る。
3.かぶがやわらかくなったら、牛乳200ccを加えて温める。わいてきたら混ぜながらAを加えてとろみをつける。しょうゆ3滴、塩で味を整える。
味が足りなければ鶏がらスープの素を少々加え、好みでスパイスを振っても◯。
【干しきのことしょうがの炊き込みご飯】
きのこは食物繊維が豊富に含まれており、腸活にぴったりです。また、しょうがには皮のすぐ下に「ジンゲロール」という成分が豊富に含まれています。これは加熱後に「ショウガオール」に変化するため、皮ごと調理するとしっかりと「ショウガオール」を摂取することができます。
<材料 2〜3人分>
しょうが 2かけ
米 2合
干しきのこ(しめじ1パック、エリンギ3本、しいたけ5枚分)
A 塩麹、酒、水 各大さじ1半、青のり 大さじ2(青のりは生、乾燥でもどちらでもよい)
<作り方>
1.米は洗って30分浸水させ、ザルに上げる。しょうがは皮つきのまません切りにする。干しきのこを割いてフライパンに入れ、Aを加えてフタをして2〜3分中火で蒸し煮にする。
2.炊飯器に 1 の米を入れ、目盛りより少なめに水を入れる。干しきのこ1カップ分(好みで増量してもよい)を入れ、せん切りにしたしょうがを乗せて普通に炊く。
便秘対策や温活、腸活にもおすすめのレシピです。
ぜひ、作ってみてくださいね!
レシピ監修/料理家・養生デザイナー 井澤 由美子
文/FYTTE編集部