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Panasonicがフェムテック事業に参入! 女性の月経リズムをストレスフリーで把握できるデバイスを開発中

近年、女性の健康管理を支えるフェムテック市場が急速に拡大するなか、パナソニックはこれまでの美容・健康家電の枠を超え、内側からの美しさと健やかな暮らしの実現を目指す新技術として、女性の月経リズムをストレスフリーで把握できる方法を開発しました。気になる発表会の内容をレポートしていきます!
Contents 目次
女性の健康に対する新たな視点
これまで美容や健康に直結する製品を幅広く展開してきた、パナソニックのビューティーパーソナルケア事業部。「内側からの美しさ」や「健やかな暮らし」を実現するため、たんに外見の美しさを追求するだけでなく、健康を維持することが重要だという考えから、「女性ホルモン」に注目し研究を進めました。
女性ホルモンはライフステージや月経周期によって変動しますが、この変動が日々の生活や健康にどのような影響を及ぼすのかについては、社会的な理解がまだ十分に進んでいないという課題が浮き彫りになっています。そのような背景からも、パナソニックは新たな領域である「フェムテック」分野に着目したといいます。
月経リズムの把握が簡単にできる技術・デバイスを開発
発表会のなかでは、日本大学工学部電気電子工学科 教授 村山嘉延さんが登壇し、研究についての解説がありました。
研究の中心となったのは、“従来の基礎体温測定に代わる新たな測定法の確立”です。
基礎体温は、毎朝起床直後に安静な状態で口腔内によって測定され、排卵前後で温度が変動する二相性(低温期と高温期)のリズムが知られています。
とはいえ、従来の方法は本人が手作業で数値を記録する必要があったり、手首や指などの体外で測ると外気にさらされている分、温度のバラつきが大きかったりと、測定タイミングや条件がむずかしいという課題がありました。
そこでパナソニックは、体内に近い部位として腹部の衣服内温度に着目! 開発中のウェアラブルデバイスを使用したデータ解析の結果、温度データは、従来の基礎体温計で測定された低温期と高温期の二相性パターンが観察され、さらに「3オーバーシックスルール」という機械的アルゴリズムを用いることで、「高温期移行日」も検出することができたといいます。
この結果から、今後の健康管理ツールとしての大きな可能性を秘めているということがわかったそうです。
開発中の製品とその特徴は?
パナソニックが今回発表した開発中のウェアラブルデバイスは、クリップ型で下着や衣服に簡単に装着できるデザインが特徴です。

装着感にこだわり、日常生活の中でストレスなく使用できるよう、薄型・軽量設計が施されています。皮膚と接触する内側にセンサーがついており、お腹の温度に近い部分を測定して毎日の測定データが自動的に保存されるため、ユーザーは記録の手間をかけずに自分の健康状態を把握することができるとのこと。
これにより、従来のように起床直後に短時間で測定する必要がなく、より安定したデータが得られる点が大きなメリットといえます。
日常の健康管理やライフスタイルの改善に役立つ“パートナー”としての役わりを担うことが期待され、被験者からは、「下腹部に装着することで、まるでお守りのように自分の体を見守ってくれる」という声も寄せられているとのこと!
誰もが手軽に自分の体調変化を把握できる製品が開発されれば、より健康的な生活を実現するための第一歩となるはず。製品化が楽しみですね。
パナソニックの新たなフェムテック製品開発への挑戦に、今後も注目です。
文/FYTTE編集部