現代人の睡眠課題と美容への影響

発表会には、眠りとお風呂の専門家である小林麻利子さんがゲストとして登壇。調査データを交えながら、日本人の平均睡眠時間が世界的にも短く、睡眠不足が深刻な社会課題であることを紹介しました。

注目すべきは「睡眠と肌の関係」。睡眠不足は、集中力の低下や事故リスクの増加といった社会的な問題にとどまらず、じつは美容面にも大きな影響を与えており、とくに肌のバリア機能や修復力を妨げることで、シミやシワなどの老化サインを進行させてしまう可能性があるのです。

発表会では、こうした“睡眠と美容”の深い関係について、成長ホルモンが果たす役割や、肌にも備わっている体内時計のはたらき、さらにはコラーゲンを分解してしまう酵素の影響など、最新の知見をもとにわかりやすく解説がありました。

「成長ホルモンは深いノンレム睡眠中に多く分泌され、体や肌の修復を促します。また、皮ふにも備わっている体内時計によって、昼と夜で肌の働きが異なり、夜間には皮ふの修復遺伝子が活性化し、日中のダメージを修復・再生することがわかっています。『何時に寝たか』よりも、『体の中の時計が“夜だ”と感じているか』が美しさを作る決め手なのです」（小林さん）

さらに、睡眠不足が続くと、ストレスホルモン「コルチゾール」が増えやすくなり、肌にとって大切なコラーゲンを壊す酵素（MMP-1）の働きが活性化。これにより、肌のハリや弾力が失われやすくなる可能性があるそうです。

では、良質な睡眠を得るためにはどうすればいいのでしょう？
小林さんによると、手足がポカポカしていることや、体の内側の体温が低下する深部体温のコントロール、さらに寝る前にリラックスして過ごせることが大切なポイント。そして、体内時計を整えたリズムのある暮らしを心がけることも重要とのこと。

「睡眠は、単なる休息ではありません。美しさを高める“最高の美容法”であり、だからこそ、美肌作りの一環として“眠りの質”を見直すことが、とても大切なのです」（小林さん）

美容と睡眠にアプローチする新製品「ナイトケアコラーゲン」

続く第３部では、「ナイトケアコラーゲン」の開発背景や製品の特長が紹介されました。製品開発を担当した芹川慎一郎さんによると、スキンケアではカバーしきれない“体の内側”からのアプローチを叶えるために生まれたのが、前身である夜用インナーケア「飲むドモホルンリンクル」。

そして、「飲むドモホルンリンクル」からさらに進化した「ナイトケアコラーゲン」は、「コラーゲン」「睡眠」「肌体力」の３つを軸に、肌のうるおいと弾力、国内初の紫外線刺激からの保護、そして質のいい睡眠をサポートする生体リズムに関する多角的な研究を応用した「美肌×睡眠」設計のドリンクです。

たとえば、「魚由来コラーゲンペプチド」は、肌のうるおいや弾力を保つだけでなく、国内初の機能である、紫外線刺激からの保護にも役立つ機能性関与成分です。「GABA」は、深いノンレム睡眠をサポートしながら、自律神経をととのえて一時的な疲労感やストレスを緩和し、質のいい眠りへと導きます。

さらに、独自の植物由来原料も多数配合されています。ドモホルンリンクルで培われてきた「過酷な自然界を生き抜く植物原料の力強さ」を、今回食品の原材料としても応用したことで、「ナイトケアコラーゲン」の本質的なアプローチの下支えとなっています。高麗人参の中でもとくに品質の高い「長白紅参（ちょうはくこうじん）」、紫外線の強い環境で育つアルプス高山産の「ピンピネラ」、熊本県不知火地方でのみ育つ、ドモホルンリンクルの「悪玉タンパク質研究」の過程で見出された幻の花「不知火菊（しらぬいぎく）」、そして悪玉タンパク質と対極の「善玉タンパク質研究」の中で出合い、近年では食品としてさらなる潜在力を秘めているとされる「野馬追（やばつい）」など、独自の原料が使われています。「人間も自然の一部」という漢方理念のもと、漢方の製薬会社として、植物の力を熟知する再春館製薬所ならではの素材です。

これらの成分はすべて天然由来で処方されており、環境にも配慮。とくに、大分県のブランド麦焼酎の醸造過程で発生し、本来廃棄される焼酎粕から抽出されたGABAを使用するなど、サステナブルな製品作りにもこだわっています。人工甘味料や香料などは使用せず、はちみつやゆず果汁など、天然由来の素材だけで、ナチュラルな甘味や香ばしい香りを実現しているのも非常にめずらしい事例です。

ちなみに、機能性表示食品である「ナイトケアコラーゲン」は、基本的にはどのタイミングで飲んでもOK。忙しい女性にとっては、朝でも夜でも生活リズムに合わせてとり入れられる手軽さが魅力です♪　とはいえ、睡眠へのアプローチをより実感したい場合は、就寝の30分～１時間前に飲むのがおすすめ。朝に飲んだ場合でも、睡眠の質が向上したという研究結果もあるため、ライフスタイルに合わせて選べるのもうれしいポイントです。

「ナイトケアコラーゲン」は、肌だけ、体だけをケアするのではなく、心身全体のバランスを整える“漢方的発想”から生まれたインナーケア。自分を労る夜の新習慣として、心強い味方になってくれそうです！

■製品概要
製品名：ナイトケアコラーゲン[機能性表示食品] 内容量：50ml(１本当たり)
１日の目安摂取量：１本
価格：10本 4,320円(税込) / 30本 11,880円(税込)
カロリー：54kcal(１本当たり)
発売日：2025年７月１日(火)
届出番号：J852
機能性表示食品に関する表示：本品には魚由来コラーゲンペプチド、GABAが含まれます。魚由来コラーゲンペプチドには、肌のうるおいを維持し、肌の健康に役立つ機能、肌弾力が低下している中高年の方の肌弾力を維持し、肌の健康に役立つ機能、紫外線により肌が赤くなりやすい人の肌を紫外線刺激から保護するのを助ける機能があることが報告されています。GABAには、睡眠の質（眠りの深さ）の向上に役立つ機能、仕事や家事などによる一時的な疲労感やストレスを和らげる機能があることが報告されています。

取材・文／FYTTE編集部