FYTTE

Healthcare
CATEGORY : ヘルスケア |メンタル

落ち込みやすい人こそ試したい。自分に“やさしくなる”4つのメソッド

Share
落ち込みやすい人こそ試したい。自分に“やさしくなる”4つのメソッド

最近、自己肯定感を高めるための書籍や情報をよく見かけます。なぜ、これほど注目されているのでしょうか?
自己肯定感が高まるとポジティブ思考になり、自分の短所も「ありのままの自分」として受け入れやすくなるからです。今回は、ストレス社会を生きる私たちに知ってほしい「セルフ・コンパッション」を軸に、自己肯定感を高める方法をご紹介します

Contents 目次

セルフ・コンパッションとは?

セルフ・コンパッションとは「他人を思いやるように、自分にも優しく接すること」。
仕事やプライベートでストレスを感じる場面でも、自分を責めず前向きな気持ちを保つ助けになります。忙しい毎日のなかで知らず知らずストレスをためてしまっている人こそ、セルフ・コンパッションはとくにおすすめです。

自己肯定感が低い状態とは?

自己肯定感が低いとき、下記のような状態が見られます。

・周囲と比べて落ち込む
・過去の失敗が気になり行動できない
・他人からの評価を基準に行動してしまう

「ありのままの自分」を肯定できない状態が、自己肯定感の低さにつながります。

自己肯定感が低くなる習慣

自己肯定感が低い人は、無意識に下記のような習慣が身についていることがあります。

・自分を過度に卑下する
・失敗を必要以上に恐れる
・完璧主義に陥る

成功体験が増えるほど自己肯定感は高まりやすいため、まずは失敗を恐れず、小さな挑戦から始めてみることが大切です。

自己肯定感を高める4つの方法

1. 慈悲の瞑想

瞑想と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、構える必要はありません。まずは「私が幸せでありますように」と、自分自身の幸せを願うところから始めてみましょう。

2. コンフォートジェスチャー

紙を使って“自分を思いやるフレーズ”を作り、自己批判の感情をやわらげる方法です。

<やり方>
1.自分を責めてしまった場面を思い出す
2.そのとき浮かんだ批判的な言葉を暗い色のカードに書く
3.それに対して、自分を労わる言葉や取るべき行動を明るい色のカードに書く
落ち込みそうなとき、このカードを見ることで気持ちを切り替えやすくなります。

3. ジャーナリング

頭に浮かんだことを制限せず紙に書き出すことで、心の整理ができる“書く瞑想”のような方法です。 一定の時間、手を止めずに書き続けることで、自分でも気づかなかったストレスの根源に気づくことがあります。

4. 漢方薬の活用

漢方薬で心と体のバランスを整えることも、自己肯定感を高めるサポートになります。

<ストレスケアに役立つ働き>
・ホルモンバランスや自律神経を整える
・心の落ち着きを助ける
・消化機能を整えて体の内側から元気を補う

<代表的な処方>
●柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
精神的ストレスからくる不安・不眠・イライラなどの症状に用いられます。

●半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
ストレスによる“のどのつかえ”を改善し、不安や緊張を和らげます。

何を選べばよいか迷う場合は、オンライン相談サービスの活用も便利です。

自己肯定感を高めて、自分を受け入れる

日々の生活ではさまざまなできごとが起こり、気づかないうちに心が疲れてしまうこともあります。
気分が落ち込んだときは、過去の成功体験を思い出したり、今回紹介したセルフ・コンパッションの方法を生活にとり入れてみてください。少しずつ“自分を受け入れる力”が育っていくはずです。

<この記事を書いた人>

4

高橋かなこ(ヨガインストラクター・ライター)

2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21133zd8fytt0032

<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21133zd8fytt0042&utm_source=fytte&utm_medium=referral&utm_campaign=250531

関連記事

  1. Healthcare気分が落ち込みやすい、やる気が出ない…。「季節性うつ」かも!? 冬の“うつ気味”を予防する漢方的アプローチ!

    気分が落ち込みやすい、やる気が出ない…。「季節性うつ」かも!? 冬の“うつ気味”を予防する漢方的アプローチ!

    0
  2. Healthcare月よみ薬膳師が教える! 冷えを癒して温める。「お茶とお灸」で始める温熱ケア術

    月よみ薬膳師が教える! 冷えを癒して温める。「お茶とお灸」で始める温熱ケア術

    0
  3. Healthcare季節の変わり目は「秋バテ」に注意! 不調に負けない体作り。漢方で免疫力アップ!

    季節の変わり目は「秋バテ」に注意! 不調に負けない体作り。漢方で免疫力アップ!

    0
  4. Diet発酵と食薬で心と体を整える! 薬剤師・大久保愛先生が語るセルフケアと発酵アワード2025

    発酵と食薬で心と体を整える! 薬剤師・大久保愛先生が語るセルフケアと発酵アワード2025

    0

おすすめの記事PICK UP