「漢方薬に興味はあるけど、使い方がよくわからない」「セルフケアのポイントを知りたい」と思っている人は多いでしょう。漢方薬は、使い方しだいで女性特有の悩みにアプローチできる便利なものです。とくに20代から40代にかけての女性は、ホルモンの変化に伴って冷えや肌あれ、むくみなどの不調が増えていきます。その仕組みを理解して日々のセルフケアにとり入れることで、不調に左右されない体を作りましょう。今回は、漢方薬の正しい使い方について、Q&A方式も含めてわかりやすく解説します。
※本記事はあんしん漢方の監修記事になります。
Contents 目次
冷え・肌荒れ・むくみ…よくある“女性の3大ゆらぎ”を漢方でチェック!

女性の体は、ホルモンの変化や加齢によって慢性的に不調が起きやすい状態です。その不調の背景には、共通のメカニズムが含まれています。漢方医学では、これらを「気(き)・血(けつ)・水(すい)」のバランスの乱れとして考えます。
【気・血・水とは】
人間の体を3つの要素で考えるのが「気・血・水」です。
「気」は、生命活動を司るエネルギー・活力を指します。
体を動かす原動力であるとともに、免疫機能にも深く関わっています。
気が不足すると、疲れやすくなり、気の巡りが滞ると、イライラやストレスの原因に。
「血」は、栄養やうるおいをもたらすものです。
西洋医学の「血液」とはやや異なり、もう少し広い概念を指します。
血は、肌の色つや、髪の質などにも関わり、血が足りなくなると、肌のくすみや冷えの原因になることも。
「水」は、血液以外の水分のことで、体液やリンパ液のことを指します。
水の巡りが悪いと、むくみや体の重だるさが生じます。
ゆらぎの3つの原因
冷え:気が足りないと熱を作り出せず、血の巡りが悪いと温かさが体に行き渡りません。
肌荒れ:血の不足や滞り、気の乱れがストレスとなり、肌の状態を悪化させます。
むくみ:水の巡りが停滞し、体に不要な水分がたまっている状態です。気が不足することも関連しています。
これら3つのゆらぎと不調は、連鎖的に起こることも多く、「気・血・水」のバランスを整えることで、改善が期待できます。
今日からできる! タイプ別「やさしい漢方セルフケアQ&A」

ここからは、「気・血・水」、それぞれのタイプ別の特徴と対策を見ていきましょう。
Q.気が不足しているサインは?
A.慢性的に疲労・倦怠感がある、風邪を引きやすいという特徴があります。
ほかには、食欲がない、息切れをしやすい、顔が青白いなど。まずはたんぱく質を意識的に摂取し、温かい食事を中心に、米、鶏肉、とうもろこし、かぼちゃなど気を補う食事をとり入れましょう。激しい運動は避け、軽めの散歩やストレッチをとり入れ、気の巡りを促しましょう。ストレスを抱え込まず、自分の時間を作ることも大切です。
Q.血の不足の見分け方は?
A.顔色が悪い、めまいがしやすい、爪が割れやすいという特徴があります。
抜け毛が増えた、動悸がする、疲れ目なども血不足の特徴です。これらが複数該当する場合は気をつけましょう。食事は血を補うことを意識しましょう。黒ゴマや黒豆などの黒い食材、トマトや赤ピーマンなどの赤い食材のほか、鉄分が豊富な赤身肉、ほうれん草もおすすめです。入浴は38~40度のぬるめに感じるお湯に15~20分ほど浸かり、就寝1時間前には済ませましょう。軽めのストレッチも血の巡りを促すためおすすめです。
Q.水の滞りを判断するには?
A.朝の顔のむくみ、午後の足のむくみ、顔やお腹が冷たく感じるなどの特徴があります。
それ以外には、頭重感や、体の重だるさがあるなら要注意です。まずは、日常的に塩分の摂取を減らすことを意識しましょう。また、むくみや肩こり改善のために、首のリンパを流すストレッチもおすすめです。片手で首もとを押さえ、ななめ前にゆっくり倒し30秒キープします。左右両方行いましょう。
漢方薬剤師に聞く! 初心者がまず知りたい「超基本Q&A」
最後に、今さら聞きにくい漢方薬の「超基本」についてもおさらいしておきましょう。
Q.漢方薬はなぜ効く?
A.それぞれの生薬が異なる役割を担って、相互作用し効果を発揮します。
漢方薬は植物や鉱物などの生薬を組み合わせた、れっきとした医薬品です。また、西洋医学が体の悪い部分に直接アプローチするのに対し、東洋医学(漢方医学)は体全体のバランスを整えることで、症状を改善に導くという特徴があります。
Q.ドラッグストアと病院の漢方薬の違いは?
A.含まれる生薬の量が違います。
ドラッグストアなどで購入できる「一般用」の漢方薬は、副作用軽減のために生薬量が少なめに調整されています。一方、病院で医師に処方してもらう「医療用」は、一般用に比べ、生薬が多めに含まれています。
Q.漢方薬を飲むタイミングは?
A.一般的には、食前と食間です。
漢方薬は、食事の30分~1時間前の「食前」、または食後2時間くらいの「食間」に服用してください。胃の中が空っぽの状態のほうが、生薬成分の吸収に効果的です。
漢方薬は、その人の状態や体質に合ったものを選ぶことが重要です。
うまく合っていないと十分な効果を得られず、場合によっては副作用が生じることもあります。
自分にぴったりな漢方薬を見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめ。
「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、相談してみるのもいいでしょう。
漢方に精通した薬剤師があなたに適した漢方薬を見極めて、お手ごろ価格で自宅に郵送してくれますよ。
女性特有の悩みには漢方薬を
女性の悩みとしてよく挙げられる冷え、肌荒れ、むくみの改善には、漢方薬がおすすめです。漢方薬には体質のバランスを整えることで、慢性的な不調にアプローチできるという特徴があります。まずは自分の体質を見極め、セルフケアとして活用していきましょう。
<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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