女性を悩ませる慢性的な便秘。「自分はそういう体質だから」「どうせ何をしてもムダ」とあきらめる前に、まずは自分の体の傾向を見極めて、きちんとしたセルフケアを始めてみませんか? じつは、漢方医学の視点から見ると便秘にもそれぞれのタイプがあり、適切な対処を行うことで、症状を軽減できることもあります。今回は、「漢方×腸活のセルフケア」と題し、漢方の知恵をとり入れた腸活のポイントを、漢方初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
※本記事はあんしん漢方の監修記事になります。
Contents 目次
漢方的便秘のタイプは全部で3つ!

漢方医学の考え方に照らし合わせると、便秘には大きく分けて「3つのタイプ」があります。それを理解するには、まず漢方医学の「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の概念を知る必要があります。
「気」は生命エネルギー、「血」は栄養やうるおい、「水」は血液以外の体液です。
この3つのバランスがくずれると、体に不調が起こります。
【気タイプの便秘】
お腹が張って苦しく、ゲップやおならが出やすいなら、「気」タイプの便秘かもしれません。
気タイプは便意はあるものの、スッキリと出ずに残便感が強い場合があります。また、精神的ストレスを感じたり、環境が変わったりすると便秘になりやすくなります。
【血タイプの便秘】
便がウサギの糞のように、コロコロとしてかたい場合は、「血」タイプの便秘の可能性があります。肌や髪が乾燥しがちで、顔色が悪く、冷えを感じやすいという特徴があり、女性の場合は生理周期の影響を受けやすいといわれています。
【水タイプの便秘】
体がむくみやすく、重だるく感じるなら、「水」タイプの便秘を疑いましょう。「水」の不足が原因で起こり、めまいや頭重感、頭痛に悩まされることも多いタイプです。便秘だけではなく、逆に下痢ぎみの軟便になることもあります。
[便秘タイプ別] 今日からできる腸活“処方箋”

自分の便秘タイプの判別のあとは、それぞれに応じたセルフケアを行いましょう。
毎日の生活にとり入れるだけでも、腸内環境は変化していきます。
ここからは、「気・血・水」タイプごとの対策を食事や生活習慣の面を含めて“処方箋”としてアドバイスします。
気タイプの便秘には「滞った気を巡らせる」
気タイプの便秘には、滞った気をスムーズに巡らせることがポイントです。心身の緊張をほぐし、リラックスしている状態に導きましょう。
食事は体を温めるものを中心に摂取しましょう。おかゆやスープは消化によいのでおすすめです。気を巡らせるには、みかんやグレープフルーツなどのかんきつ類がおすすめ。シソや三つ葉などの香味野菜も気の巡りをサポートします。
あお向けに寝て、両ひざを抱えて胸に引き寄せる「ガス抜きのポーズ」は、腸にたまったガスの排出を促すので、すき間時間に試してみましょう。
血タイプの便秘には「不足した血を補う」
血タイプの便秘には、不足している血を補い、腸にうるおいを与えましょう。体を内側から栄養で満たすことが大切です。
食事は、黒ゴマや黒豆、ひじきなどの黒い食材を意識して摂取しましょう。また、オリーブオイルや亜麻仁油など、良質な油分をとり入れることもおすすめ。鉄分を意識し、レバーや赤身肉、ほうれん草などを積極的に食しましょう。
夜ふかしは控え、しっかりと睡眠をとることも大事。なるべく日付が変わる前に床につくように心がけてください。
水タイプの便秘には「体を温める」
水タイプの便秘には、体を冷やさずにしっかりと温め、よぶんな水分を排出することが大切です。それと同時に、腸活で腸の動きを活性化させましょう。
体を温めるには、しょうがやシナモンがおすすめ。血流を促し、体全体をポカポカと温めてくれます。また、小豆やハトムギ、長芋など、水分排出をサポートするカリウムを含んだ食品もおすすめです。冷たい飲みものや食べもの、生野菜、アイスクリームなどは避けてください。
運動に関しては、腸もみマッサージをとり入れてみましょう。おへそ周りを時計回りにやさしくなでると、腸の活動を促せます。
漢方薬を選ぶときには、その人の状態や体質に合ったものを選ぶことが重要です。
うまく合っていないと十分な効果を得られず、場合によっては副作用が生じることもあります。
自分にぴったりな漢方薬を見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめ。
「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、相談してみるのもいいでしょう。
漢方に精通した薬剤師があなたに適した漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。
気・血・水タイプに合わせた便秘対策を
便秘には、「気・血・水」それぞれのタイプに応じた対処方法があります。まずは自分がどのタイプかを見極めて、それに適したセルフケアを行いましょう。
腸内環境は、日々の生活習慣もとても大事です。腸をいたわることを意識して、毎日を健康的に過ごしていきましょう!
<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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