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CATEGORY : ヘルスケア |女性ホルモン

生理前になるとお腹がゆらぐ…? ホルモン×腸を整える漢方ケア

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ソファに座りお腹を抱える女性のイラストイメージ

「なぜか生理前になるとお腹がゆるくなる」「腸の調子がイマイチで、気分も落ち込んでしまう」と悩んでいませんか? 今回は、生理前の便秘や下痢について、原因やセルフケアの方法も併せてわかりやすく解説します。※本記事はあんしん漢方の監修記事になります。

Contents 目次

生理前はお腹も気分も不安定。腸がゆらぐ理由とは?

生理周期をカレンダーに記録しているイメージイラスト

排卵から月経が始まるまでの間、女性の体では女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が増加します。プロゲステロンは、妊娠に備えて水分や栄養を体内にため込もうとする働きがあります。

プロゲステロンの影響は幅広く、腸の筋肉にも作用して便を送り出す「ぜん動運動」を抑制。さらに大腸では水分吸収が進むため、便の水分がなくなって硬くなり、生理前便秘の原因になります。

月経が始まるとプロゲステロンは減少していきますが、代わりに子宮や腸の筋肉の収縮を活発にするプロスタグランジンという物質の分泌が増えます。その結果、下痢を起こしやすくなるのです。

私の腸トラブル、どのタイプ? タイプ別に見る漢方的原因&対処法

カウンセリング診断のイメージ

漢方医学では、個人差や症状のあらわれ方など、体質を重視しています。
ここからは、漢方の理念からみるタイプ別の腸のトラブル原因について解説します。

巡りが滞るタイプ

「下腹部が張りやすい」「顔色がくすみやすい」「経血にレバー状の血塊が混ざることがある」という特徴に心当たりがあるなら、巡りが滞っているタイプの可能性があります。
漢方では「瘀血(おけつ)」といって、体の「血(けつ)」の巡りが悪く、必要な栄養素が届きにくい状態を指します。血流が悪くなると腸の活動が低下し、便秘症状があらわれる原因に。
対処法としては、温かいスープを飲んで内臓を冷やさないようにしたり、就寝前には軽いストレッチで血流を促したりなど、血行をよくすることを意識したセルフケアを行いましょう。

冷えやすいタイプ

「気づくと手足が冷たくなっている」「顔色が白っぽい」「常に疲れやすい」という方は、体全体を温める力が不足していると考えます。
漢方では「陽虚(ようきょ)」といい、腸の機能を支えるエネルギーが不足している状態です。生理前のホルモン変動でさらに体温が低下し、腸の働きが鈍くなります。
体を常に温めて冷たいものをさける、起床後に白湯を摂取する、下半身の筋肉を鍛えることで基礎代謝をアップするなどの対策がおすすめです。

ストレス影響タイプ

「月経前に無性にイライラする」「睡眠が浅い」「胃が張った感じがする」という方は、生理前のホルモン変動がセロトニンなどの神経伝達物質の分泌を低下させることで、気分の不安定さや腸の機能低下があらわれると考えます。
アロマテラピーや入浴でリラックスできる環境を整える、豆類・海藻類・小魚などを摂取して腸内環境を整える、夜遅い時間の食事をさけて消化負担を軽減するなどのセルフケアを行いましょう。

ゆらぐ時期こそ、ムリしない。腸に寄り添う漢方習慣

漢方茶のイメージ画像

生理前はムリせず、できるだけ負担を減らして過ごすことが大事です。ツラいときこそがんばりすぎず、休むこともセルフケアのひとつ。

そこで力になってくれるのが、心と体全体のバランスを内側から整える漢方薬です。漢方薬は、植物や鉱物などの自然由来の生薬でできており、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれています。

前述のタイプ別に適した漢方薬をご紹介します。
・巡りが滞るタイプには「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」
滞った血液の巡りをよくするとともに、よぶんな水分を体外に排出します。
婦人薬としても有名な漢方薬です。

・冷えやすいタイプには「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」
栄養を補いつつ、血液の巡りをよくして、体を内側から温めます。
不要な水分を排出し、胃腸の働きも高めます。

・ストレス影響タイプには「加味逍遙散(かみしょうようさん)」
エネルギーの巡りをよくして、自律神経の乱れを整えます。
心身の緊張を解きほぐすことでストレスを緩和します。

漢方薬は体質との相性が重要です。医師や薬剤師に相談のうえ、自分に合った漢方薬を選んでもらいましょう。

もう少し気軽に漢方薬を使用したい場合は、オンライン漢方薬サービスの「あんしん漢方」がおすすめ。「あんしん漢方」は、体質診断から漢方薬の提案、アフターフォローまでていねいに対応してくれます。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21133zd8fytt0050&utm_source=fytte&utm_medium=referral&utm_campaign=260121

腸ケアは日々の生活習慣の見直しから

生理前は便秘や下痢など、お腹が不安定になりやすい時期です。
今回の記事を参考に、タイプ別のセルフケアをとり入れて、日々の生活習慣から見直していきましょう! 

<この記事の監修者>

中田 早苗

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21133zd8fytt0050&utm_source=fytte&utm_medium=referral&utm_campaign=260121

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