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好きになれば、ツラいこともたのしくなる!
人間の脳は、自律神経の働きを調整する「脳幹」の上に「大脳辺縁系」があり、さらにその外側に、考えたり細かい作業をするときに働く「大脳新皮質」があります。
「無意識の脳」とも呼ばれる「大脳辺縁系」は、巨大ハードディスクのような存在。無制限に情報が入るようになっています。ただし、細かい情報の選別は行えず、大まかに好きとか嫌いといった選別をして情報を管理しているのです。
ものごとを判断するとき、「大脳新皮質」は「大脳辺縁系」の情報をもとに判断します。つまり、みなさんが無意識に好きだと感じるものに関しては、「大脳辺縁系」で好きという情報がインプットされているということ。
「ツラい筋トレもたのしいと思えるようになれば、もっと積極的にやりたくなるはず。いかにして『大脳辺縁系』に入る情報に、好きというタグをつけられるかどうかがポイントです」(桑原先生)
なんでもたのしいと思えるようになれば、なにをやっもうまくいくということですね。
イメージする力を養おう!
例えばバク転を成功させるためには、どんな能力が必要だと思いますか? ジャンプ力?柔軟性? それとも筋力? 実はイメージ力が大切なのです。なぜバク転が難しいのかを考えると、日常生活を送る上で後ろに反り返るという動作をすることがなく、イメージが湧かないため。つまり、できることの大半はイメージできることなのです!
「空いている時間があれば、ぜひイメージトレーニングをしてください。イメージする力を磨くためには、成功したときのことを考えるのが効果的。ただし、イメージ力が上がるとマイナスのイメージも持ちやすくなるので、それだけは注意しましょう」(桑原先生)
なかなか目標が達成できないという人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょう?
文/FYTTE編集部