健康や美容に関心が高い人は、さまざまな方法やタイミングで乳酸菌を摂取しているのではないでしょうか。乳酸菌にはさまざまな種類があり、働きにもそれぞれ特徴がありますが、キリンの独自素材である「プラズマ乳酸菌」には、医師との共同研究の結果、スポーズ医学の領域で新たな展開がみられたといいます。キリンは、この「プラズマ乳酸菌」について、共同研究を行う順天堂大学医学部循環器内科学講座先任准教授・島田和典先生によるセミナーを開催しました。
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樹木の形状をした樹状細胞が免疫のしくみを制御
セミナーの冒頭、キリン株式会社 事業創造部の藤原大介さんが、ヒトにおける免疫のしくみについて解説。私たちの体は、細菌やウイルスなどの脅威から生体を守る、免疫のしくみを持っていますが、ウイルスに対する免疫のしくみ全体を制御しているのは、プラズマサイトイド樹状細胞という樹木のような形状をした樹状細胞なのだそう。プラズマサイトイド樹状細胞による指示・命令によって、キラーT細胞などの免疫細胞が活性化。ウイルスを攻撃・排除するというしくみです。
キリンは、世界で初めてプラズマサイトイド樹状細胞を直接活性化する乳酸菌を発見。それが「プラズマ乳酸菌」です。キリンでは、プラズマ乳酸菌摂取による「風邪・インフルエンザに対する効果検証」を実施。その結果、ヒトにおいてインフルエンザ・風邪のリスクが低下するという検証結果が得られたといいます。また、皮膚の健康における研究では、肌に生息する微生物群「肌フローラ」のバランスが良好に保たれ、肌のバリア機能が向上するという結果が。これらの研究により、プラズマ乳酸菌には、内外の脅威から体を守る機能があることがわかったのです。
プラズマ乳酸菌摂取により、免疫力が維持され、疲労も改善
次に登壇したのは、順天堂大学の島田和典先生。島田先生は、プラズマ乳酸菌の働きをスポーツ領域に展開し、キリンとともに、運動によって免疫力が低下したり、風邪をひきやすくなったりするメカニズムと体調管理法の研究を行ってきました。まず、「1回の激しい運動」「継続した激しい運動」によって、いずれの場合も、免疫細胞に指示・命令を行う樹状細胞の活性が低下したという試験結果について説明。続いて、運動時にプラズマ乳酸菌を摂取するという試験では、免疫力の維持、風邪症状の発症日数の低下、体調と疲労の改善がみられたという説明がありました。
これらのことから、「プラズマ乳酸菌を摂取することによる健康維持のさらなる可能性、スポーツ分野での活用が期待できる」と島田先生。この日、ゲストとして登場した元プロ野球選手でスポーツキャスターの宮本和知さん、タレントの宮本奈緒子さん夫婦も、「プラズマ乳酸菌で体を守り、今後も元気に活動していきたい」(和知さん)、「家族の健康管理に取り入れたい」(奈緒子さん)と話していました。
2020年の東京オリンピックを控え、健康やスポーツの領域では、新たな可能性を秘めたさまざまな成分に注目が集まっています。なかでも、早くから研究や実験を重ねたプラズマ乳酸菌は、ますます私たちの身近な存在となり、健康で快適な毎日やスポーツシーンを支え、盛り上げてくれそうです。
おやつタイムに手軽にとれる!プラズマ乳酸菌アイテム3選
キリンiMUSEレモンと乳酸菌
プラズマ乳酸菌を配合し、爽やかなレモンの果汁感にほんのり甘さを加えた、日常の水分補給におすすめの甘さ控えめな乳酸菌ニアウォーター。プラズマ乳酸菌1000億個配合。100mlあたり17kcalと低カロリー。
小岩井IMUSE生乳ヨーグルト
プラズマ乳酸菌で長時間ていねいに発酵させた、香料・安定剤不使用のヨーグルト。生乳60%使用でなめらかな味わい。100gあたり102kcal。
カルビー ぽいっと!ポテト白いチーズ味
クリームチーズ、マスカルポーネ、モッツァレラ、カマンベールを合わせた香りとコクが楽しめる。プラズマ乳酸菌1,000億個配合のポテトチップス。期間限定商品。
取材・文/馬渕綾子