どんなにがんばっても、小顔にならない原因

そもそもどうして小顔にならないのか。
骨格や肥満など、目に見えてわかる原因以外にも、じつはむくみやたるみが原因で顔が大きく見える人は多いのです。

小顔になりたくて、いろいろ努力を重ねている人に限って、お肌が荒れている率が高いのは、ヘアスタイルやメイクだけでなんとかしようと思っているから。
がんばっても成果が出ないということは、まずは根本原因を解決することが大切なのです（chihoさん）

小顔の敵！むくみはこうやって生まれている

むくみとは、体の中の水分量が多くなったり、血行不良で水分が集中してしまうとふくらんで見える現象のこと。

就寝時は下へいっていた水分が上へいき、夕方から足がむくむのは重力で水分が下へ移動するため。朝に起こりやすい顔のむくみは、重力が関係していると言われています。
つまり、根本からむくみを解消しないと、ただ水分が移動するだけのエンドレス状態に。

まずは、自分の体内に水分が停滞しないようどうすればいいのか、考えてみて（chihoさん）

今すぐ撃退！ むくみの原因

その気になれば、いつでも自分で止められるむくみ。その主な原因は、塩分や糖分のとり過ぎ、アルコールの飲み過ぎと血行不良。
塩分や糖分は水分をためこむ作用があります。過度のアルコールも同様。いずれにしろ、その場の勢いにまかせて食べ過ぎ、飲み過ぎに走るのは、いかなる場合も注意が必要です。

また、キツめのパンプスやガードルでの体の締めつけは血行不良になりやすいので、スタイルをよく見せるためのこれらの行為も止めるのが得策。

血行不良といえば、デスクワークの女性にありがちな“長時間同じ姿勢”でいることも原因。
仕事中は難しくても、終業後にジムに通ったり、ランニング、ストレッチを行うなど、運動を習慣化することが、むくみの根本解決につながります。

ターンオーバーは生活で整える

お肌が生まれ変わるサイクル”ターンオーバー”はついつい化粧品で整えられると思いがちですが、それは間違い。

十分な睡眠やバランスのよい食事、ストレスをためすぎない生活、紫外線防止対策といった毎日の小さな意識を心掛けることが、小顔になりやすい体づくりへの近道になり、そのぶん、化粧品の効果も上げてくれます。

小顔の強敵！たるみはこう解決する

たるみとは、加齢からの肌弾力の低下や顔の筋肉の衰えからくる現象。
時間は止められないため、アンチエイジング対策がそのまま小顔対策に直結します。
顔の筋肉の衰えには、フェイスマッサージや顔を動かすエクササイズをとり入れることが最もおすすめな策。
今までやっていたメイクも顔の筋力アップを行うだけで、小顔効果がまったく違ってきます（chihoさん）

美は一日にしてならず、小顔は一日にしてならず。
根本原因を撃退するからこそ、毎日の努力が報われます。ぜひ手つかずだった原因、放置していた原因を解決して、成果の出る小顔対策を行ってくださいね。

文/高田空人衣