8月、夏。「最近疲れているな」「疲れているけれど、食欲もあまりわいてこない」…暑い日が続く今の季節、こう感じる方も多いのではないでしょうか? 体調が悪いとまではいかなくても、慢性的な疲労から集中力が持たなくなり、いつもより家事や仕事がはかどらない。そんなことはありませんか? 今日は、夏バテの起こり方と、元気に夏を乗り切る栄養満点のレシピをご紹介させていただきます!
Contents 目次
夏バテとは?
夏バテにははっきりとした定義がありませんが、高温多湿の夏に体が対応できなくなり、なんとなく体のだるさが続いたり、食欲不振なになるなど、さまざまな症状を総称して「夏バテ」と呼んでいます。
その中でも、主な3つの原因についてお話させていただきます。
【1】 水分とミネラルの不足
私たちの体にとって心地よい体温は、36~37度と言われています。
夏になると、気温の上昇にともない体温が上がりますが、体は血管を広げたり、汗をかいたりして余分な熱を放出し、体温を一定に保とうとします。
この発汗の際に、汗とともに体内の水分やミネラルが多く失われ、この状態が悪化すると脱水症状を引き起こす一因になります。
猛暑が続くこの季節は特に水分をしっかりとり、汗によって失われた塩分などのミネラルも適度に補給していきましょう!
【2】 室内外の急激な温度差
冷房の効いた室内から、暑い屋外に移動すると、めまいや立ちくらみを感じることはありませんか?
私たちには、汗をかいたり、血管を広げたりすることで体温を一定に保つ自律神経というからだの調節機構が備わっています。しかし、急激な気温の変化が続くと、自律神経がその変化に対応しきれず、うまく働けなくなります。
自律神経の働きを整え体温調節をじょうずに行うためには、室内と屋外の気温差を5℃以内にするといいそうです。
【消化機能の低下から、食欲低下・栄養不足】
パプリカやねぎなどの野菜” width=”510″ height=”510″>
自律神経の変調によって、胃の消化機能が低下し、食欲不振に陥ります。
そのため、からだに必要なエネルギーやビタミンをとりきれず、だるさや疲労感、無気力感といった、夏バテ特有の症状が出やすくなります。食欲が減退しがちな夏は、量より質に重点をおいた食事にシフトさせ、パワフルに夏を乗り越えていきましょう!
★オススメは、
栄養豊富な夏が旬の野菜。(モロヘイヤ、パプリカ)
疲労回復に効果的なビタミンB1。(モロヘイヤ、玄米)
疲労の原因となる乳酸を排出するクエン酸。(黒酢、梅干し)
発汗時には適度なナトリウム。
そのほかのミネラル分としてカルシウムが、植物性の中では納豆に豊富。ごまにも含まれます。
●モロヘイヤと納豆のパワー玄米チャーハン
材料
・炊いた玄米・・・300g
・納豆・・・2パック
・モロヘイヤ(葉をざく切り)・・・20g
・パプリカ赤・黄(5㎜角切り) ・・・各1/2個
・長ねぎ(粗みじん切り)・・・1/2個
・にんにく(すりおろし)・・・1かけ
・白すりごま・・・大さじ2
・塩麹・・・小さじ2~
・しょうゆ・・・小さじ1~
・黒酢・・・小さじ1~
・水・・・大さじ2~
・かつおぶし・・・適量
・梅・・・適量
・塩・こしょう・・・適量
つくり方
(1)納豆にしょうゆ、黒酢を加え、粘りが出ないように混ぜる。
(2)鍋に、長ねぎ、パプリカ(赤・黄)、にんにく、塩麹を加え、鍋肌から大さじ2の水を加え蓋をし、全体がしんなりするまで弱火で蒸し煮する。
(3)鍋にほぐした玄米を加え、火をつけずに全体をさっと和える。
(4)(3)を炒め、全体がぱらっとなったら、モロヘイヤ(トッピング用をよける)、すりごまを加え炒め合わせる。
(5)(1)で合わせた納豆を加え、さっと弱火で炒め、塩・こしょうで味を整える。
(6)器に盛りつけ、トッピング用のモロヘイヤ、梅干しをのせ、お好みでかつおぶしをかけて完成。