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女医が実践する3大夏冷え対策
自律神経対策を強化した、私が行っている夏の冷え対策をご紹介します。
エアコンは、自分のいる部屋はつけません。廊下の向こう側の部屋など、少し離れた部屋のエアコンをつけて入り口に外に向くように扇風機を置き、エアコンの冷気をできるだけ拡散させることで室内の温度を穏やかに低下させています。体の表面を極端に冷やすことが無く、家にいるときと外出時の気温差も少ないので、自律神経も不調になりにくいです。
また、体感温度は湿度と風速に影響を受けます。湿度が低いほど、風が強いほど、体感温度は低く感じます。除湿器や扇風機を併用することで、室内の温度を下げなくても涼しく感じます。
また食事面では、薬味や発酵食品をこまめにたくさんとり入れています。代謝がよくなり、体を温めたり、自律神経を整える効果があります。
それだけでなく、1日に数回、腹式呼吸を行います。腹式呼吸はマインドフルネスでも用いられ、自律神経を整える効果が高いと言われています。マインドフルネスとは「心のエクササイズ」とも言われ、精神科の治療や緩和医療でも用いられています。休憩時や夜寝る前などのリラックス時に、他の雑念を捨ててリラックスして行うのがポイントです。
さらに、私はホットヨガに行っています。ヨガもマインドフルネスに似たものであると考えられており、自律神経の調節をよくすると言われています。温かい室内で行うことで、体を温めて汗をかき、冷えも改善します。
一見同じように感じる冷えですが、自律神経が乱れやすい夏はさらに体がダメージを受けているんですね。
自律神経の機能は急によくなったりするものではありません。よい生活リズムや習慣を維持することで徐々に改善されていきます。また、ストレスは逆効果で自律神経を乱します。
焦らずのんびり対策することが重要です。自律神経が整った状態を長く維持できれば、夏に限らずさまざまな時期の体の不調が治りやすくなりますよ。