冷えは多くの女性が悩む症状ですが、「女性なら当たり前」「体質だからしょうがない」と、改善することをあきらめている人も多いのではないでしょうか。ストレッチによって体のなかから温まる体づくりをしてみませんか?
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狙いは多くの熱を生む大きな筋肉
靴下やひざかけなどを使い、外から体を温めることも冷え対策の1つですが、私たちの体のなかには熱をつくり出す組織があります。それが筋肉。
筋肉がつくり出す熱は、体全体がつくる熱の30〜40%を占め、その量は大きな筋肉ほど多くなります。今回は、太ももやお尻などの大きな筋肉を刺激して、手っ取り早く体を温めるストレッチを紹介。締めくくりに呼吸法で心身の緊張をほぐして血流を促します。
大きな筋肉を動かすことは、基礎代謝の上昇にもつながるので、これらのストレッチは、「いま」と「将来」の冷えを改善するメニューともいえます。
下半身の大きな筋肉の発熱を促す
【1】
足を横に大きく開き、つま先を少し外側に向けます。上体を前に倒し、両手をそれぞれひざの上につきます。ひじ、ひざは伸ばしておきましょう。
【2】
上体を少し起こしながら、ひざを曲げて腰を落とします。ひざをつま先と同じ方向に向けたまま、落とせるところまで腰を落としたらここでラクに呼吸をしながら10秒キープ。
1に戻り、これを3回くり返します。
腹筋や背筋など一度に多くの筋肉を刺激
【1】
足を腰幅より広く開いて立ちます。ひじを曲げて、両手を頭の後ろで組みます。ひじは外側に向けましょう。
【2】
上体を右側に倒し、右ひじを床に向けます。お尻の左側は外側に突き出すようなイメージで。
ここでラクに呼吸をしながら10秒キープ。1に戻り、反対側も同様に。これを3回くり返します。