PCやスマホ操作で、現代人は目を酷使しています。眼精疲労は肩こりや頭痛といった不快な症状を引き起こすことも。血流をよくしてコリを改善し、視界クリアを目指しましょう。簡単なケア方法をトレーナーの坂詰真二先生に教えていただきました。
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現代人の目の酷使はもはや避けられない
平成20年の厚生労働省の調べによると、コンピュータ器機を使用している事業所は97.0%。こうした機器の使用に伴い「目の疲れを訴える者が増えた」という事業所の割合は22.7%に及ぶといわれています。仕事ばかりでなく、日常におけるスマホ使いやTVの視聴で、オフの時間も目に負担をかけています。
女性の魅力的なパーツのひとつに「目」がありますが、疲れ目をそのままにしていると視力の低下はもちろん、ドライアイの原因にも。ものを見るとき、無意識に目を細めてしまったり、目の疲れからクマが目立ったりすると、見た目印象や美容にも悪影響です。
イキイキした瞳に近づけるためにも、指先1つでできる目周りストレッチを取り入れてみましょう。
上まぶたは目頭~目尻に向かってプッシュ
指は中指を使います。摩擦が起こると肌をいためるので、こするのではなく指の腹を使って強すぎない力で押しましょう。親指はあごの下に添え、顔をホールドしてください。
まずは上まぶた。眉のすぐ下、アイホールの上を、目頭側からこめかみに向かって、位置をずらしながら、「ゆっくり押してゆっくりゆるめる」を各箇所3回程度繰り返します。
押圧するのは骨の際です。くれぐれも眼球を押さないようにしてくださいね。
眼精疲労がたまっている人は、こりを感じられるはずです。押すことでこり固まった目の周りの筋肉の緊張がほぐれますよ。
下まぶたも目頭~目尻に向かってプッシュ
次に下まぶた。上まぶたと同様に目尻の涙袋の下から目尻に向かって、数か所、「ゆっくり押してゆっくりゆるめる」をくり返します。
目周りは皮脂分泌が少なく、乾燥から小じわができやすいゾーン。こうしたケアで血行が促進されると血色もアップし、アイメイク映えもします。毎日の美磨きにも取り入れて下さいね。
撮影/山上忠 モデル/蒼木まや ヘア&メイク/斎藤節子 取材・文/平川恵