ダイエットしてもなかなかやせなかったり、やせてもすぐにリバウンドしたり・・・。そんな人は体が冷えてる可能性大!
じつは“冷え”と“太る”には深~い関係が。冷えと言うと冬場を想像しますが、これから夏にかけて、クーラーを使う時期はやはり冷えに気をつけたいもの。まずはあなたの冷えタイプをチェックしましょう!
Contents 目次
チェックリストA
- 手先や足先がとくに冷える
- 秋~春までがとくに冷えを感じる
- 爪割れ、ささくれができやすい
- 関節や体が硬い
- 足の指を動かすのがヘタ
このリストに多くチェックがついたあなたは・・・
<末端冷え症タイプ>
関節の硬さにより血管の柔軟性が損なわれたり、キツイ靴などで血流が阻害されることで、血流が悪化。熱が末端まで行き渡らず、手足を中心に冷えます。血流の悪い末梢の血管は、寒冷刺激が加わると過剰に収縮するため、寒くなると症状も悪化。
・こんな太り方になりやすい!
下半身に脂肪がつく
末端の血流が悪く老廃物がたまっていくため、下半身がむくみやすくなります。老廃物が脂肪細胞に付着してかたまるとセルライトに。
<チェックリストB>
- とくに腰から下が冷える
- 生野菜、コーヒー、冷たい飲みものなどが好き
- 生理不順や生理痛などがある
- 腹筋が弱い
- おへその上と下とでは、下の方が冷たい
このリストに多くチェックがついたあなたは・・・
<深部体温低下タイプ>
冷たいものの飲食やローライズなどお腹まわりを冷やす服装、腹筋の弱さなどが原因で、下腹部がうっ血し、内臓温度が下がってしまったタイプ。下腹部中心に血液が回りにくくなるため、主に腰から下に冷えを感じます。
・こんな太り方になりやすい!
お腹まわりに脂肪がつく
内臓温度が下がると、内臓を守ろうとしてお腹まわりに脂肪がつきます。やせているのにお腹だけぽっこりという人も。
チェックリストC
- うなじ、背中、腰など全身が冷える
- 1年中、冷えを強く感じる
- 冷房や少しの風でもとても寒く感じる
- 冷えのほか、ほてりを感じることもある
- 寝つきが悪い
このリストに多くチェックがついたあなたは・・・
<血管拡張冷えタイプ>
運動不足ほかで自律神経が乱れ、末梢血管が拡張。体温が外気に奪われてしまうため、首、背中、腰など、本来なら体表温度が高い部分の冷えを強く訴えます。逆に、熱を放出する手先や足先の温度は上がるため、手足のほてりを感じることも。
・こんな太り方になりやすい!
体幹部全体に脂肪がつく
首、背中、腰、腹部など、体幹部全体に冷えを感じるため、冷えている部分を脂肪でおおうべく全体的に脂肪がつきやすい。
チェックリストD
- 冷え感はないが、手足がよくほてる
- 胃痛や膀胱炎をよく起こす
- おへその上と下とでは、下のほうが冷たい
- お酒や冷たい飲みものをよく飲む
- 原因不明のかゆみがある
このリストに多くチェックがついたあなたは・・・
<かくれ冷えタイプ>
体表温度は高く、冷えている自覚はないのに、深部体温は下がっている状態。冷えたジュースやビール、コーヒーなどを日常的によく飲む人は、内臓温度の低下を招いて、かくれ冷えとなる可能性大。進行すると、本格的な冷え症に。
・こんな太り方になりやすい!
お腹まわりに脂肪がつく
深部体温低下タイプと同じように、内臓温度が下がっているため、そこを守ろうとしてお腹まわりに脂肪がつきます。内臓の働きが低下し、むくみやくすみも出やすく。
体が冷えると体内の酵素の働きが鈍り、体脂肪が分解されにくくなって脂肪を燃やしにくい体になります。さらに、冷えにより血流がさらに悪化すると、代謝に必要な栄養分などが、細胞に十分行き渡らなくなり、代謝の低下を招いてしまうことに。
自分の冷えタイプがわかったところで、効率よく冷えを撃退しましょう!
監修/山口勝利、取材・文/宝田明子